経営情報システムを60~80点で乗り越える方法 by みうらちん

タキプロ15期の   みうらちん と申します。 

令和7年度に向けた1次試験対策として、「暗記(科目)3兄弟」のひとつ、 経営情報システムの勉強は進んでいますか?
この科目が苦手な人、普段から関わりが薄い人は是非、以下の記事に一度目を通してみてください。

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■はじめに

 中小企業診断士1次試験の「経営情報システム」は、技術的な知識と理解が必要なため、接点の少ない受験者によっては苦手という方も多いと思います。しかし、所詮は暗記系科目。効率的な暗記術と学習戦略で、着実に得点力を高められます。今回は、有効な暗記術や理解を深めるためのコツを網羅的に紹介します!

■STEP1 自分なりの暗記術を確立しよう

 暗記が不得意でも、覚えやすいやり方があります。というか、「暗記は苦手」という方の多くは、不得意だと思いこんでいるだけで、自分にフィットした暗記術を確立していないだけだと思います(私もそうでした)。
 ここでは、自分なりの暗記術を確立するための具体的な方法を紹介します。
攻略のキーワードは、自分が知っている領域に引き込むことです。

①略語は分解して、意味もセットで覚える

 経営情報システムではIT用語やアルファベット、カタカナの略語が多く登場します。それらを丸暗記するのではなく、「意味」や「用途」を理解することで記憶に残りやすくなります。略語の分解、翻訳は必須です。
 分解することで、自分が想像しやすく、関連付けしやすい言葉やシーンと紐づけることができます。

ほらっちさんの動画では分解と翻訳のプロセスが見ることができます。

②正確な意味<断片的&勝手な解釈でよい

 試験で必要なのは、正確な意味ではなく、間違いの選択肢を見つけられる目です。
よく考えてみてください。暗記系科目試験では、70%超が間違いの記述(※)なんです。

※令和6年度の経営情報システムでは、間違いの記述や選択肢が全体の71.5%(73/102)

ですから、間違いを見抜くための断片的な知識と、それを記憶するための勝手な解釈(=覚えやすさ優先)があれば良いわけです。
少し気分が楽になりませんか?

その点、まとめシートは「ここさえ覚えておけば良い」のいいとこ取りなので、オススメです(経営情報システムの最新版は11月下旬頃発売)

③原理、ストーリーで理解する

②とは逆になりますが、「機械的な暗記マシーンにはなれない!原理や背景を知って腹落ちしないと覚えられない!」という方にオススメなのが、きたみりゅうじ氏の本です。

【改訂5版】図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説
https://www.amazon.co.jp/dp/4297111713/

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年 (情報処理技術者試験)
https://www.amazon.co.jp/dp/4297138077/

イラスト主体でわかりやすく原理や用語を教えてくれます。効率・コスパか、ストーリー・楽しさか、どちらを重視するかで決めてもよいでしょう。

 これとは別に、人に質問するのも非常に有効です。IT業界や部署で働く人やIT系に詳しい人に、例えば「SQLでHAVINGとWHEREはどう使い分けてるの?」などと聞くと、参考書とは異なる実務視点からの説明が聞けて、より理解が深まるかもしれません。(私は、財務会計科目は経理担当者に根掘り葉掘り聞いてましたw)

 さらに「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典は、曖昧な理解を具体化するのに最適です。しかも「なんとなく」で具体性と、IT業界人でなくても分かる絶妙な例えが素晴らしいです。

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info

④日常的に触れる

その他、耳や目から日常的に摂取できそうなサイトをご紹介します。

■STEP2 最新のトレンドを把握しよう

 経営情報システムは、技術のトレンドが試験問題に反映されやすい科目です。すべてを深く理解する必要はありませんが、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)などの最新の動向をざっくり押さえておくと良いでしょう。ITニュースサイトやSNSも情報収集の有効な手段です。
SNSフォローが面倒な方は、これを一冊読んでしまうほうが早いかもしれません。

【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[改訂第5版]
https://www.amazon.co.jp/dp/429714204X/

■STEP3 問題を解きまくろう

最新のテキスト1冊のA(頻出)問題を解きまくる
 試験では頻出問題のパターン把握が最も重要です。この科目は、知らない用語が出てきて”運ゲー”になる問題が数問出てきます。だからこそ、A問題(頻出問題)は必ず取れるように記憶して何度も何度も繰り返しましょう!
ポイントは、最新のテキストを1冊選び、その中でもAランクの問題を何度も解くことです。(通信やアプリでも構いません)

■おわりに

「経営情報システム」は、IT知識と経営センスの両方が求められる難易度の高い科目です。しかし、効率的な暗記術と最新トレンドの押さえ方を身につければ、着実に合格に近づけます。苦手な人は、感情をオフにして淡々とルーチン化し、合格を目指して頑張りましょう!

次回は、なー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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