経営情報システムを60~80点で乗り越える方法 by みうらちん
タキプロ15期の みうらちん と申します。
令和7年度に向けた1次試験対策として、「暗記(科目)3兄弟」のひとつ、 経営情報システムの勉強は進んでいますか?
この科目が苦手な人、普段から関わりが薄い人は是非、以下の記事に一度目を通してみてください。
口述試験対策セミナー
★1月15日より募集開始★
タキプロ15期メンバー募集
★参加応募受付中★
下記バナーから参加申し込みいただけます!
■はじめに
中小企業診断士1次試験の「経営情報システム」は、技術的な知識と理解が必要なため、接点の少ない受験者によっては苦手という方も多いと思います。しかし、所詮は暗記系科目。効率的な暗記術と学習戦略で、着実に得点力を高められます。今回は、有効な暗記術や理解を深めるためのコツを網羅的に紹介します!
■STEP1 自分なりの暗記術を確立しよう
暗記が不得意でも、覚えやすいやり方があります。というか、「暗記は苦手」という方の多くは、不得意だと思いこんでいるだけで、自分にフィットした暗記術を確立していないだけだと思います(私もそうでした)。
ここでは、自分なりの暗記術を確立するための具体的な方法を紹介します。
攻略のキーワードは、自分が知っている領域に引き込むことです。
①略語は分解して、意味もセットで覚える
経営情報システムではIT用語やアルファベット、カタカナの略語が多く登場します。それらを丸暗記するのではなく、「意味」や「用途」を理解することで記憶に残りやすくなります。略語の分解、翻訳は必須です。
分解することで、自分が想像しやすく、関連付けしやすい言葉やシーンと紐づけることができます。
②正確な意味<断片的&勝手な解釈でよい
試験で必要なのは、正確な意味ではなく、間違いの選択肢を見つけられる目です。
よく考えてみてください。暗記系科目試験では、70%超が間違いの記述(※)なんです。
※令和6年度の経営情報システムでは、間違いの記述や選択肢が全体の71.5%(73/102)
ですから、間違いを見抜くための断片的な知識と、それを記憶するための勝手な解釈(=覚えやすさ優先)があれば良いわけです。
少し気分が楽になりませんか?
その点、まとめシートは「ここさえ覚えておけば良い」のいいとこ取りなので、オススメです(経営情報システムの最新版は11月下旬頃発売)
③原理、ストーリーで理解する
②とは逆になりますが、「機械的な暗記マシーンにはなれない!原理や背景を知って腹落ちしないと覚えられない!」という方にオススメなのが、きたみりゅうじ氏の本です。
【改訂5版】図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説
https://www.amazon.co.jp/dp/4297111713/
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年 (情報処理技術者試験)
https://www.amazon.co.jp/dp/4297138077/
イラスト主体でわかりやすく原理や用語を教えてくれます。効率・コスパか、ストーリー・楽しさか、どちらを重視するかで決めてもよいでしょう。
これとは別に、人に質問するのも非常に有効です。IT業界や部署で働く人やIT系に詳しい人に、例えば「SQLでHAVINGとWHEREはどう使い分けてるの?」などと聞くと、参考書とは異なる実務視点からの説明が聞けて、より理解が深まるかもしれません。(私は、財務会計科目は経理担当者に根掘り葉掘り聞いてましたw)
さらに「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典は、曖昧な理解を具体化するのに最適です。しかも「なんとなく」で具体性と、IT業界人でなくても分かる絶妙な例えが素晴らしいです。
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info
④日常的に触れる
その他、耳や目から日常的に摂取できそうなサイトをご紹介します。
■STEP2 最新のトレンドを把握しよう
経営情報システムは、技術のトレンドが試験問題に反映されやすい科目です。すべてを深く理解する必要はありませんが、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)などの最新の動向をざっくり押さえておくと良いでしょう。ITニュースサイトやSNSも情報収集の有効な手段です。
SNSフォローが面倒な方は、これを一冊読んでしまうほうが早いかもしれません。
【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[改訂第5版]
https://www.amazon.co.jp/dp/429714204X/
■STEP3 問題を解きまくろう
最新のテキスト1冊のA(頻出)問題を解きまくる
試験では頻出問題のパターン把握が最も重要です。この科目は、知らない用語が出てきて”運ゲー”になる問題が数問出てきます。だからこそ、A問題(頻出問題)は必ず取れるように記憶して何度も何度も繰り返しましょう!
ポイントは、最新のテキストを1冊選び、その中でもAランクの問題を何度も解くことです。(通信やアプリでも構いません)
■おわりに
「経営情報システム」は、IT知識と経営センスの両方が求められる難易度の高い科目です。しかし、効率的な暗記術と最新トレンドの押さえ方を身につければ、着実に合格に近づけます。苦手な人は、感情をオフにして淡々とルーチン化し、合格を目指して頑張りましょう!
次回は、なー さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])