あおきの統計学入門その3 #12
こんにちは!タキプロ6期生のあおき@大分です。
さて、一次試験まで残すところ一週間を切りました。
気温も暑く夏バテ気味になりがちですが、
体調管理だけは特に気を付けて下さいね。
私も何か一週間前と言うことで何か1次試験に関することを
書こうかと考えたのですが、やはり隔週木曜昼の私の記事は
お仕事と試験勉強でお疲れの皆様に試験勉強から少し離れた、
でも遠くはない何かためになる記事をモットー(#1記事を参照)
にやっておりますので敢えて前回の続きを書いて行こうと思います!
さて、前回は身近に使われる3つの統計指標値を紹介しました。
今回はこの3つの統計指標値の欠陥(?)をお伝えしたいと思います。
この欠陥に関しては色々な書籍やインターネットでも同様なことが
述べられていますが、ここではなるべく簡単に、そして直感的に
説明していきますね!(厳密には説明が足りない部分も
ありますが、是非気軽に読んで下さい^^^)
今回も前回同様、3-1組の生徒の身長を例に説明していきますよ。
○平均による現実的では無い判断
3-1組の生徒の身長がそれぞれ、
A君150cm、B君155cm、C君185cm、D君190cmだったとします。
この時の身長の平均は170cmと求められます。これは紛れもない事実。
ただ「3-1組の平均身長は170cmです」とだけ伝えられた場合、
皆さんはどのように思いますか?
170cm近辺の生徒が多いんだなと何となく思いませんでしょうか。
○中央値による現実的では無い判断
3-1組の生徒の身長がそれぞれ、
A君150cm、B君155cm、C君185cm、D君190cm、E君192cm
だったとします。この時の中央値は185cmです。
ただ、これにより「3-1組の半分以上は身長185cm以上ある」
とだけ伝えられた場合、皆さんはどのように思いますか?
身長が高いクラスだなぁと思いませんでしょうか。
○最大/最少による現実的では無い判断
3-1組の生徒の身長がそれぞれ、
A君150cm、B君155cm、C君155cm、D君190cmだったとすると、
最大値は190cmになります。
ただこれにより「一番身長高い人は190cm」とだけ伝えられたとき、
比較的身長が高いクラスだなぁと思いませんでしょうか。
これらの3つの指標で上記の身長の例を挙げた際、
指標の数値だけを見た場合と実際のデータ分布を見た場合で
現実的では無い判断をしてしまう理由は、
これらの指標では”ある概念”を見ることが出来ないことにあります。
それではそのある概念とは何か次回ご説明しますね^^
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