あおきの統計学初級編その6 #21
こんにちは!タキプロ6期生のあおき@大分です。
皆さんは統計検定といった検定をご存知ですか?
英語検定や漢字検定などは世間的にも大変有名ですが、
統計にも検定が存在します。
私自身は受けたことがないので何とも言えないのですが、
このような検定のテキストで勉強してみるのも、
学問としての統計学を学ぶ上では有益かもしれませんね。
さて、今回は前回算出した単回帰分析の分析結果を見て、
どのように意味付けをしていくのか説明していきたいと思います。
先ず、前回Excelで算出した単回帰分析を下記に再掲します。
今回Excelが算出してくれた y = -0.8333x+475は、
前回挙げましたデータから算出された関数(傾向)になります。
そしてこの関数内の、xが車の価格、yが販売台数のパラメータに
なるわけです。
さて、この分析結果より以下二点の考察を得ることが出来ます。
①車の価格から販売数を予測出来る
仮に100万円の格安な車を売り出す計画を立てるとしましょう。
その際、今回の分析から販売台数は何台になるか計算すると、
-0.8333×100+475 = 391.67 ≒ 392台と算出できます。
このひと月に392台といった結果に基づき、
将来の売り上げ予想を立てられます。
またその他にも、販売要員や修理部品などの計画を立て、
発売に向けた準備を進められますよね。
②販売数から車の価格を決定する
工場の遊休設備や販売会社の販売要員の関係から、
ひと月に250台ほど販売する車の価格を決めたいとしましょう。
その際、①とは逆の計算をすると、
(475-250)÷0.8333 = 174.988 ≒ 175万円と算出できます。
この175万円という結果に基づき、
安全を確保した上で、どの程度の機能を持つ車を販売するべきか、
商品企画を進めることが出来ます。
以上は大変単純な例になりますが、
実務でもこの単回帰分析により様々な分析されています。
情報化社会の昨今、日常に溢れているデータを取捨選択し、
統計により意味を持たせることは、非常に重要になると考えます。
次回は、この得たデータをどのように見える化し相手に伝えるか。
そこに着眼して記事書かせて頂こうと思っています。
どうぞお楽しみに!
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