運営管理での得点確度を上げる!! byMOV

あっという間に6月ですね
1次試験まで残り2ヶ月となりました
まだまだ時間はたっぷりあります ここ一番で仕上げていっていただけたらと思います



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■はじめに

3回目の投稿となります モブきゃらのMOVです
今回は運営管理についての投稿をさせていただきます

自分、現業で、食品製造メーカー・小売店舗・飲食店舗を行っているので
運営管理については多少の知識はありました、ので学習にかける時間も少な目でした
結果、試験の点数はさほど良くはありませんでしたが及第点には乗っていたと思います
経験則から1点でも多くもぎとれる・確度を上げられる学習の参考になれば幸いです

過去投稿での1次試験得点開示が間違っていたので再掲

■残りの2ヶ月で何をすべきか?

6月のこの段階になるとテキストや過去問を何周かし終わっているところだと思います
全体像や雰囲気を掴んだあとで何をするべきか?
1点でも多くとれるような考え方として参考になれば幸いです

1.用語の定義の確認 用語→説明 説明→用語

資格試験ではありがちですが用語の定義を問う問題が多いです
各種テキストではとりまとめてわかりやすく解説していただいていると思いますが、
用語は、JIS規格が中心になっています(Z8141生産管理用語等)
テキストを見た上でJIS規格に目を通す
『 あ、なんかこれ聞いたことあるやつだ 』
となるのでオススメです
https://www.jisc.go.jp/index.html

で、
実際の試験では設問のパターンとして
① こういうこと(説明)は●●(用語)という
 か
② ●●(用語)は、こういうこと(説明)
のような感じで出題されます
どちらのパターンでも想起できるように、逆引き学習もおすすめです

パターン①
令和5年 第10問 

a 仕事量の全体を表す尺度で、仕事を1人の作業者で遂行するのに要する時間
→工数 ※JISZ8141:2022 1227

令和5年 第12問
ある職場において不適合品の多発という問題が起きている。問題とその要因の関係を明らかにするために□を作成した
→連関図

パターン②(正誤問題)
令和5年 第16問

JIS で定義される作業者工程分析に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ
a 作業者および作業者が取り扱う物を、工程図記号を使って分析する
 →誤 ※作業者工程分析なので作業が中心です
b 「作業」、「検査」、「移動」、「手待ち」、「余裕」の 5 つの工程図記号が使われる
 →誤 ※工程図記号は4種類。別論点の標準時間には余裕がでてきます
c 複合記号では、主となる工程を内側に、従となる工程を外側に書き表す
 →誤 ※説明内容の入違い。このパターンも多いです
d 作業者が部品を組み立てる工程は、流れ線を合流させて書き表す
 →誤 ※実は奇問。
     部品を組み立てる工程は作業なので○と書き表します
     が、製品工程分析の組立生産方式で部品や製品の合流では流れ線を合流させます

     のひっかけです。(たぶん)
e 運搬作業者が物の運搬を行う工程は、「作業」の工程図記号を使って書き表す
 →正 ※これも奇問。
     作業者工程分析では、作業者が検査以外のなにかしていたら「作業」〇になります
     が、工程図記号の基本図記号には運搬:。(加工〇の1/2-1/3位の大きさ)とあります
     また、製品工程分析では→で表します。

     のひっかけです(おそらく)

パターン②(適切選択)
令和5年 第11問

経済的発注量に関する記述として最も適切なものはどれか
ア 1個1期当たりの在庫保管費用が増え、1回当たりの発注費が減少した場合、経済的発注量は増える
 →× ※在庫保管費用が増えたら、在庫したくないので、発注する量は減ります
イ 1個1期当たりの在庫保管費用が変化せず、1回当たりの発注費が増えた場合、経済的発注量は減る
 →× ※1回の発注費が増えたら、発注回数へらしたいので、発注間隔が長くなり、1回の発注量は増えます
     コンビニでお金おろすとき手数料(1回の発注量)かかるから多めにおろしておこうみたいな感覚
ウ 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用と発注費用が等しくなる
 →〇
エ 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用より発注費用が高くなる
 →×
→正答:ウ

※内容正誤の問題は、
 増減大小を逆にするパターン
 文章を入れ替えるパターン
 別の論点を差し込むパターン
 が多いです どこが違うか?を見極められるか?一刀両断できるように押さえましょう

2.用語の目的と効果

用語の定義は記憶であり知識ですが
その目的や効果・活用・対応
もあわせて押さえると、1次試験の対応力が増します
(おそらく、2次試験や資格取得後は使える知識にするためにも必要不可欠です)

前項の令和5年第16問 作業者工程分析の場合
「工程分析」
用語の説明

 作業者、製品、運搬の過程を図記号を用いて調査・分析する事
 作業者工程分析は、作業者の工程を分析する手法です
、、、っとここまでは暗記だと思いますが
目的や活用
 ムリムダムラを把握し作業改善に役立てる
 作業標準の作成に活用し、流れを標準化させる
 作業改善の効果を確認する
 作業者の教育訓練を行う
、、、まで、押さえておければ対応できる守備範囲が広がります

令和5年 第18問
ウ 生産ラインでのボトルネック作業を特定するために、「ECRSの原則」を適用した
→誤

「ECRSの原則」
用語の説明

 E:排除、C:結合、R:交換、S:単純化です。
目的や活用
 作業工程のムリムダムラの解消し
 →工程・作業改善し
 →工数向上させる(ならば、労務費の改善)

「生産ラインでのボトルネック作業」
用語の説明

 能力所要量が利用可能能力を上回っている工程、設備等の事。
 生産ライン上で最も時間のかかる工程、設備等の事
目的や活用
 生産統制や工程分析により、工程上のどこに負荷がかかっているのか調べ、ボトルネック作業を特定します
 ボトルネックを改善する事で、全体最適が期待できます
 ボトルネック作業を改善するために、ECRSの原則による工程改善やラインバランシングを実施します

※なので、『特定するため』ではなく『改善するため』であれば正答になりえると思います

3.難易度の高い問題(捨て問?)

年度によって難易度の変化が大きい分類に入るようです
令和5年は難易度が高い傾向にあったようです

難易度の高い(かったであろう)論点は、一般論ではなく時世を反映したものや、法改正のあったものな感じがします

令和5年 第20問 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」
 <省エネ法、エネ合。。。令和3年改正したので設問されたのでしょうか?
  令和5年も改正がありましたが作問以降だったのでもしかしたら今年???
  EEGSめんどくさい 7月末だからあとまわし
令和5年 第22問 「SC(ショッピングセンター)白書2023」
令和5年 第23問 「令和3年度商店街実態調査」
 <中小に似た論点 ショッピングセンターや商店街はここ数年出題が多い気がします
どういう小売飲食業態が多いか少ないか?生活の中でも感じるところはあるかもしれません

令和5年 第24問 「食品リサイクル法」
 <食リ。。。R3年に引き続き出題 食品廃棄物多量排出事業者とか過去問やっていれば見たことあるかもしれません
  が実務をやっていないとわかりにくい細かい論点な気がします
  ああ、今月末までに提出だ。。。まとめないと

令和5年 第26問 「消防法(防火管理)」
 <アーケード50mとか、普通知らないです R4も近しい設問ありましたが
令和5年 第30問 「食品表示法」
 <改正食品表示法が令和4年施行だったので設問されたでしょうか?
  同種複数産地の基準はスーパーで買い物良くしている人ならわかったかも

基本捨て問でいいと思います
が、余裕があれば直近の法改正があれば目を通しておいても損ではないです

もし、、、でるとしたら
食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(無添加とか表示できなくなる、店頭表示はOK)
容器包装リサイクル法(設問されていない気がします、、、レジ袋有料化のやつ)
景品表示法(ステルスマーケティングできなくなるやつ。アフリエイト広告も)
省エネ法(令和5年で大きく改正しているので再登場あるか?)
あたりでしょうか?でなかったらスミマセン

4.現場百篇

よく、運営管理については『工場とか知らないし』『イメージがわかない』という話があります
なぜか、、、おそらく、他カテゴリと違い
  逆にリアルに目に見える現業
だからだと思います(情シスなんかも近いかもしれません)
財務会計や法務、経営理論は概念や法規制、紙ベースでの論点が多いとおもいますが
運営管理は現場の話で見て理解することが必要な分、余計に想像ができないという悩みが出るのだと思います
(話は違いますが、本社の経理部門の方が、
  『店舗レジのドロアにどのように紙幣硬貨をいれたらいいかわからない』
と言われ、現場みることって大事だなと思いました)

しかし、他記事でも紹介されていますが、普段の生活の中に論点が見えるところは多いです
コンビニエンスの納品の時にロールボックスパレット使ってるとか
台所はSLPっぽい感覚で配置していたりとか
量販店のモノの配置はスペースアロケーションや客導線、店員導線どうなってるとか
(ちなみにスーパーで2か所入口のある店舗は、1ヶ所の入り口が野菜(正面にトマトや果物)、もう片方が惣菜・パンであることが多いです)
道の駅の野菜のバーコードみてみるとか
そんな感じだと思います
気になる用語はGoogle画像検索などもしてみるといいのではないでしょうか
また、他でも多く紹介されていると思いますが、TOC理論のザ・ゴールは分かりやすいそうです

他、参考になりそうなサイトとしては
https://www.monodukuri.com/(ものつくりドットコム様)
https://www.keyence.co.jp/solutions/theme/(キーエンス様)
あたり、時間があれば見ておくと知識の補充にはなると思います

■おわりに

運営管理は学習の幅が広いです
設問数も多いです
それだけ、中小企業の中で製造業や小売飲食の企業や従業員が多く重要で
診断士としての知識が必要なんだと思います
他のカテゴリの学習を進める中で突き詰めすぎてもいけませんが
単なる記憶ではなく、使える知識になると得点を稼ぐ確度があがります
運営管理が得点源になるように頑張ってください!!

次回は、ミラクル さんの登場です。 

お楽しみに! 

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