「運営管理」を斬る byみっひー
タキプロ15期のみっひーと申します。 先日は一次試験の受験大変おつかれさまでした。自己採点を済ませ合格点に到達した方は二次試験対策を開始し、惜しくも合格点に到達しなかった方は来年に備えた準備を開始している頃かと思います。
早いもので投稿も5回目となりましたが、今回は一次試験科目の運営管理について記載をいたします。皆様の合格に少しでも貢献できるようノウハウをお伝えできればと思います。
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■はじめに
毎度のことですが、簡単に自己紹介をさせていただきます。
・年齢・・・・・30代後半 男性
・職業・・・・・金融系
・受験回数・・・1次3回 2次6回
・得意科目・・・1次企業経営理論 2次事例Ⅱ
・苦手科目・・・1次経済学 2次事例Ⅰ
■科目の特徴
運営管理は試験1日目の最後の科目で、90分間の長丁場の試験となります。受験された方はお分かりかと思いますが、脳みそが疲れきっている中で時間に追われながら瞬時に問題を解いていく必要があり、なかなかハードです。イメージ的には時代劇の侍の様に敵(問題)を瞬時に斬りすすめてゆく感じでしょうか。もちろん勝てる敵を見極めつつですが。計算問題もよく出題されるため時間を取られすぎないようタイムマネジメントをしてゆくことが必要です。
運営管理は大きく「生産管理」と「店舗・販売管理」の2つの領域に分けることができます。「生産管理」は製造業の工場のオペレーション等のイメージで「店舗・販売管理」は小売業のオペレーション等のイメージです。多くの方は「店舗・販売管理」の方が親しみがあると思いますが、対策が行いやすく得点源としやすいのは「生産管理」です。また「生産管理」は二次試験の事例Ⅲとも密接に関係しますので、「生産管理」を得意分野にしましょう。
■勉強方法
出題範囲は膨大です。おそらく一次試験科目内でもっとも広いのではないかと思います。ゆえに愚直にイチから参考書を読んでいくような勉強法ですといくら時間があっても足りません。(皆様は分かりませんが少なくともワタシは・・・)。そのため勉強方法としては問題集を解く→不明点を解説や参考書で確認→過去問の様なループで勉強を行い、可能であればまとめノートを作成することをおススメします。この科目についても他と同様に頻出項目がありますので、いかにそこを落とさないかがポイントとなります。頻出項目については次に記載させていただきますのでご参考にして下さい。加えて運営管理は本年7月14日nyokoさん投稿の通りひっかけ問題が非常に多いです。
頻出項目については表面的な暗記でなくしっかり覚える様心がけると共に、ひっかけの頻出点はまとめノート等にしっかり残しておきましょう。
少し本筋からは外れますが、国家資格の登竜門である宅建の勉強も効果的であると思います。理由は受験生が苦手としがちな、まちづくり3法関連の知識を得意にできることや、苦手科目になりがちな経営法務の民法対策ができるためです。もちろん余力が無ければ手を出す必要はありません。
■頻出項目について
頻出項目について記載しました。このあたりの知識は万全に臨みましょう!
・PQCDSME
・5S
・ECRSの原則
・機能別・セル型・製品別レイアウトの違い
・SLP
・ピッチダイヤグラム(サイクルタイム・編成効率)
・製番管理方式・追番方式の違い
・VEの各機能の違い
・フローショップスケジュールの計算
・PERTの計算
・部品構成表(BOM)の計算
・定量発注方式と定期発注方式の計算式
・経済的発注量(EOQ)
・ABC分析
・IEの基本図記号(製品工程視点・作業者工程視点)
・ワークサンプリング法
・余裕率(内掛法・外掛法)
・設備総合効率計算
・GMROIと交差比率
・値入高予算計算
・DC型とTC型物流の違い
・JANとITF
■おわりに
様々なことを学ばなくてはならない運営管理ですが、それゆえ実際のコンサルの現場で活きやすい知識でもあると思います。先日私は一度目の実務補習に参加しました。業種は飲食店でしたが、講師の指示でまず始めに行ったことがPOSレジのデータを活用したメニューのABC分析でした。それによりメニューの売筋や死筋を把握した上で社長にヒアリングを行い、メニュー戦略を立て、診断報告を行いました。このように当該科目の知識は実務においても非常に重要です。暑い日が続きますが皆様においても診断士試験合格できるよう心よりお祈りしております。
次回は、こう さんの登場です。
お楽しみに!
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