運営管理の勉強管理方法/じゅん

タキプロ10期東京のじゅんです。

診断士1次試験の中でも、2次試験に直結する科目として重要な3兄弟がいます。それが企業経営理論・財務会計・そして今回のテーマである運営管理です。これら3兄弟については、2次試験を見据えて、内容を理解しながら1次試験の勉強を進めた方が、効率が良いです。ただ、運営管理は暗記的な要素も強い科目となっています。そのため、どれだけ暗記しているかが得点に直結しやすい科目でもあり、90分という限られた試験時間の中で、分かる問題から解いていけば、年毎の難易度にもよりますが、比較的得点が取りやすい科目ともいえます。そのために、自分は運営管理に関して、意識的に以下の戦略を取っていました。

分からない問題は捨てましょう

平成30年度は、従来経営情報システムで出題されていた統計関連の問題が、運営管理に移籍してきました。ただ、相変わらずの高難易度で、知っている人がほぼいないような問題でした。そのような問題が、運営管理では結構出題されます。過去には、店舗に絡んだ消防法の問題や、たまに出る工業機械の問題、環境法令の問題などがあります。そのような問題は、分からない場合は(もちろん分かれば良いですが)、適当にイかウでもマークしておきましょう。

また、最近は、図表の読み取りや、計算に時間を要する問題の出題割合も多くなっています。しかしそのような問題でも、正答した際の獲得点数は、他の問題と変わらず2~3点です。90分と時間も限られている中、そのような問題に時間を取られるのは得策ではありません。取組み始めてみて、これは時間がかかりそうだな、面倒そうだな、と思ったら、あまり時間をかけずに、適当にイかウでもマークしておきましょう。

このように捨てる問題を戦略的に判断する、というのは、他の科目でも共通した戦略ですが、暗記色の強い科目であり、かつ時間制限もそれなりに厳しいは特に有効だと思います。

情報系の問題をモノにしましょう

EDIやRFID、XMLなど、英語略称に拒否反応を起こす人もいるかもしれませんが、実はこの領域は、全体における比重もそれなりに高く、ここが苦手だと高得点取得は望めません。あまり2次試験と関連性のある領域ではないですが、学習は進めておくことが得策です。ここで学んだ単語が、経営情報でちらっと出ることもあり得ます。

答練や過去問の、間違いの選択肢を修正してあげましょう

運営管理の問題では、選択肢の正誤を入れ替えている場合が多いです。例えば、5Sの問題で、整理と整頓の説明を入れ替えたり、見込生産と受注生産の特徴を入れ替えたりといった問題です。このような問題を解く際は、正解の選択肢のみでなく、不正解の選択肢についても、間違いの個所を正してあげる作業をすることで、効率的に同じテーマ内での理解を促進させることが可能です。

私の場合は、選択肢毎に、間違っている箇所にアンダーラインを引き、正しい答えに修正する、という作業を直接過去問に行い、答練や過去問を汚していました。書き込み以降は、問題を見ると既に答えが分かっている状態ですが、それで問題ありません。むしろ視覚を通して、正しい答えと間違い選択肢(どのように過去問では騙してくるのかも)の両方を同時に理解することができるので一石二鳥です。なお、きれいな過去問については、診断協会や予備校のホームページから入手出来るので、必要な場合はそれを使いました。

最近では難易度のブレがありますが、それでも運営管理は比較的難易度の安定した科目です。取れる問題を確実に取り、出来るだけ60点以上の点数確保を目指しましょう!

明日は、10期東京の「ワッキー」さんの登場です。
お楽しみに!

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