Yumaのラッキーパンチ☆ 運営管理 正答選択肢の傾向(難問に出くわして、頭真っ白になったらコレを選べ!!)
読者のみなさん、こんにちは!
タキプロ13期のYumaです。
この2回目以降のブログについても、ラッキーパンチの確率を高める事をテーマに、記事を書いていこうと思います!
よろしくお願いします!!
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目次
■はじめに:中小企業診断士一次試験における運営管理とは
まずは、こちらをご覧ください。
これは、中小企業診断士一次試験 運営管理の合格率の推移を示したグラフです。
「なにこれ、合格率変化しすぎじゃない?難易度が変わってるって事?」
そうなんですよ、難易度めっちゃ変化するんです。
ちなみに、わたくしYumaは過去4年間(H30~R3)中小企業診断士一次試験を受けているのですが、得点推移は71→63→53→61と、モロに難易度変化の影響を受けています。
…ただ、実はこの難易度変化、何も運営管理に限った事では無いんです。
以下のデータをご覧ください。
これは、各科目の年度別合格率と、そのバラツキである標準偏差を表したものです。
運営管理に限らず、どの科目も一様に難易度が変化しているんですよね。
これはちょっと、絶望感が増します。。。
■暴れる合格率の背景
なぜ、合格率がこうも暴れるのでしょうか。
ハッキリとした事は分からないのですが、直近4年一次試験を受けてきた私としては、高難易度問題数の増減が原因なのではないか、と考えています。
但し「高難易度問題が解けないから、合格率が下がった」のでは無く「高難易度問題に時間をかけてしまったから、本来正解できる問題に十分な時間をかける事ができなくなってしまって、実力を発揮できなかった」のだと思います。
高難易度問題が出てきた時、普通は相手にせず、スキップするなり勘で答えておくなりし、全問解き終わった後に、余った時間でじっくり考える…といった対応を考えられている方が多いと思います。
ただ、そういう高難易度問題が大量に出てきた場合、こんな思いが募ってきます。
「あれ…なんか解けない問題多いぞ……この問題もしかして、解けなきゃいけない問題なんじゃないか?」
1次試験 一問あたり使用できる時間は約2分。
設問と選択肢を、何度も読み返す余裕はありません。
そんな事分かってるのに、それなのに、ヒントを求めて何度も読み返してしまう。
当然です。
その瞬間に、それまでの努力がかかっている訳ですから。
簡単に得点チャンスを失う訳にはいかないんです!
頭がクラクラしてきて、変な汗が出てきて、心臓のバクバクが身体の隅々まで伝わってきて…焦りが募りに募って、とうとう目に映る文章すら理解する事ができなくなる。
高難易度問題数の増加は、上記の様な事態を引き起こすリスクの増加に繋がります。
これこそが、暴れる合格率の背景だと思います。
■焦る自分を認識し、時間の浪費を防ぐ
「高難易度問題に出くわした際の、対処方法を決めておきましょう」というアドバイスを、よく受験生時代に見た覚えがあります。
それは勿論そうなのですが、もっと重要な事があります。
自分が焦っている事を、自覚できる様になる事です。
「どうやって?」
過去問や模試を一問解く時に、時間を測る様にしてください。
また、問題を解いている間は、時間を見ない様にしてください。
マーク後に解答時間を見て、4~5分かかっている様な状態であれば、焦って時間を浪費してしまっていなかったか、顧みてください。
もし時間を浪費していた様であれば、その時の心理がどういった状態であったのか、メモしてください。
最後に、そのメモを普段の生活時から見て、自分が焦った際に、それにいち早く気づく事ができる様、訓練してください。
ここまで出来て漸く、高難易度問題に対し、予め定めた対処方法に沿った行動を、冷静に取れる様になるのです。
高難易度問題判定も、選択肢の選択も、先ずは直感を信じる様にしましょう!!
一生懸命勉強を積み重ねてきた皆様の直感こそ、皆様が持つ最高の道標です。
ただ、直感すら働かない場合もあります。その時は、潔く鉛筆を転がしましょう!!
以上☆
…え?
「ここまで読ませておいて、結局『勘で答えろ』 『鉛筆転がせ』で終わりかよ!」
だって、焦る自分を自覚して、時間を浪費しない施策を打てば…それで他の問題への影響は最小化され……
「そりゃそうだけど、もうちょっと何かこう、いい情報無いの?」
それって…箸にも棒にもかからない問題の正答確率を1%でも上げたい…という事ですか?
「それもあるけど……どちらかというと、とりあえず選んだ選択肢でも、憂いを残したくないんだよね」
なるほど…
「というか、そもそもこのブログ、運営管理でしょ?いつ運営管理に触れるんだよ!」
あぁ!!!忘れてた!
■高難易度問題への対処法
一次試験を受験する時、こんな事を考えていました。
「試験の正答選択肢って、完全ランダムに配置されてるのかな?」
「もし人間が配置しているなら、実は癖があるんじゃないかな?」
「もしそうなら…全く分からない問題は、その癖に基づいてマークしちゃえば良いんじゃないかな?」
ですが、それに時間使う位なら他のことやろう…という結論に毎回至り、やらずじまい。
その割には、試験当日になって解けない問題を目にすると「適当にマークするしかないかぁ…あの時、試験委員の癖あるのか、調べておけばよかったかな」と悔やんでいました。
私、今回それやろうと思います。
全く理解できない問題にぶつかった時、憂いなく次の問題に進める様、これからお見せするデータを参考に、適当に選ぶ場合の選択肢を予め決めておきましょう!
■一次試験運営管理 正答選択肢の傾向
では、早速見ていきましょう。
(中小企業診断協会HP 各年度1次試験統計資料より筆者作成(https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html))
上記データは、1次試験運営管理の過去5年間における、選択肢別の正答数を集計したものです。
過去5年の傾向を見ると、運営管理は「ウ」の選択肢が正答である確率が高いです。
真ん中を選びやすい心理でもあるのだろうかと思い調べたところ、極端回避性(複数の選択肢を示された時、極端なものを避ける心理的傾向)なるものが出てきました。トランプに例えると、カードを広げた際にJokerを両端に置き辛い…というものです。
全く歯が立たない難問については、とりあえずウを選んで、とっとと次に進みましょう。
■正答選択肢の連続性
ただし、適当にウを選んだ結果…
選択した選択肢が「ウウウウウ」みたいな感じで並ぶと、不安になりませんか?
こういった、同じ正答選択肢が並ぶ事は、どの位の頻度・程度で発生しているのでしょうか?
(中小企業診断協会HP 各年度1次試験統計資料より筆者作成(https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html))
上の表は、年度別・選択肢別・設問順番別の正答選択肢を示したものです。
前の設問と同じ選択肢が並ぶのは、3回連続だと毎年1回程度、それ以上だと5年に1回程度という結果です。
試しに、ランダムで50年分発生させてみたところ、以下の様な結果になりました。
正答選択肢が…
3回連続するのは、毎年1~2回はありそう。
4回連続するのは、3年に1回はありそう。
5回連続するのは、10年に1~2回程度。
6回連続するのは、50年に1回程度。
本試験データとランダム試行の結果に大した差が無い様に見えます。
正答選択肢の連続性については、あまり運営管理の試験委員は気にしていないのではないかと思います。
したがって、選んだ選択肢が5回ぐらい連続していても、気にする事はないと思います。
■おわりに
まとめ
①まずは、焦る自分を自覚できる様になりましょう。
②焦ったら、直感を信じてとりあえずマークして、次に進みましょう。
③直感すら全く働かない場合は、とりあえず「ウ」を選んで、早く次の問題に進みましょう。
④同じ答えが5回位続いても、特に気にする必要はありません!
ちなみに、他の科目データもまとめました。
気になる方は、タキプロYouTube chで公開しておりますので、チェックしてみてください!
次回はのじえもんさんの登場です。
お楽しみに!
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