”中小企業経営・中小企業政策”との向き合い方 by かやの
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のかやのと申します。
今回、初登場です。自身の経験から受験生の方々の気づきになる何かを発信できれば、と思っていますので、1年間よろしくお願いいたします。
■はじめに
まずは自己紹介から。
名前:かやの
年代/性別:30代/男性
職種:製造業の研究開発職
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強方法:1次 独学、2次 独学
得意科目:1次 運営管理、2次 事例Ⅲ
今回のブログのテーマは1次試験科目の”中小企業経営・中小企業政策”です。
おそらく”財務・会計”や”経営法務”など本業で実践されている受験生も多いであろう他の科目と異なり、”中小企業経営・中小企業政策”はほとんどの受験生にとって馴染みがなく、他の受験生とほぼ横並びの状態からスタートになる科目ではないかと思います。(”中小企業経営・中小企業政策”は他資格保有による科目免除規定もありません。)
このブログでは、私の”中小企業経営・中小企業政策”への向き合い方について、書きたいと思います。
■”中小企業経営・中小企業政策”とは何ぞや?
“中小企業経営・中小企業政策”は、中小企業経営の特徴や国や地方自治体が講じている各種の政策等についての知識を問う科目です。
中小企業診断士の資格試験だからこその試験科目といえます。
■”中小企業経営・中小企業政策”とどう向き合うか?
試験までの限られた時間の中で、7つの科目試験に関する知識を身につけ合格点をとらなければならない中小企業診断士の1次試験において、「どの科目にどれだけの時間をかけるか?」というのは、自身のバックグラウンドや試験まで残された時間を考慮して早期に見極める必要があるかと思います。
私は、”中小企業経営・中小企業政策”を「1次試験で必要な点数をとるために勉強する」と割り切って向き合うこととしました。
というのも、”経済学・経済政策”や”財務・会計”といった自身の予備知識が少なく理論や手順の理解が必要となる科目に、足切りを避けるためにも勉強時間を割く必要があったからです。
私も(おそらく多くの受験生と同様に)“中小企業経営・中小企業政策“についての予備知識はほとんどない状態からのスタートでしたが、暗記科目であることから、短期集中で乗り切れるのではないかと考えました。
他の科目の足を引っ張らない50点~70点を目標に設定し、頻出問題と重要事項のみを押さえて、細かい部分を問う問題は捨てる方針としました。
■学習方法
1次試験の約1か月前から勉強を開始しました。勉強に取り掛かる時期としてはかなり遅かったと思うのですが、勉強するべきことはある程度事前に決めていました。具体的には下記の4つです。
- 野網美帆子先生の「一発合格まとめシート」を読み、頻出論点を暗記する。表になっているものは自分でも表を書いてみる
- 良質な過去問に絞って取り組むために、TAC出版の「中小企業診断士の問題集」の問題を3周解く
- 時間配分や出題の流れに慣れるために1次試験の過去問を3年分解く
- 最新動向を押さえるために、中小企業白書の概要に目を通して出題されそうなポイントを整理、暗記する
(中小企業白書の全文はかなりのボリュームになりますが、概要は比較的端的にまとめられているので、試験関係なく一度目を通してみることをお勧めします。)
そうして迎えた1次試験。“中小企業経営・中小企業政策“は最終科目のためフラフラになりながら臨みましたが、試験結果は68点でほぼ狙い通りとなりました。
■おわりに
”中小企業診断士・中小企業政策”の知識は、中小企業診断士を中小企業診断士たらしめる必須の知識だと思います。そのような試験科目に「1次試験で必要な点数をとるために勉強する」というスタンスで取り組んでもいいものかと悩んだこともありますが、「まずは試験突破を目指し、合格のためにやれることをやる、不足部分は合格後に習得していく」という考え方も全然アリだと思います。
1次試験まで5か月弱。特に”中小企業経営・中小企業政策“は馴染みがないからこそ、向き合い方を明確にすると先の見通しが良くなり、計画的に合格に近づけることと思います。悔いの残らないように頑張ってください。
次回はくおさんの登場です。
お楽しみに!
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