直前期の追い込みはここを抑える! ~中小企業経営・政策~

こんばんは メイ@タキプロ6期です。

直前期に効果をあげやすい科目として「中小企業経営・政策」があります。今年が受験初年度の方は専門学校の学習開始時期も遅く、学習時間も十分ではない方も多いのではないでしょうか。

今回からは、直前期の努力が成果に反映されやすい「中小企業経営・政策」の科目に特化して、直前期の学習方法、整理すべき論点などについてお伝えしていきたいと思います。

初回の今回は、全般的な対応として、全体的な論点整理の方法についてお伝えします。
試験範囲全般について、学習範囲のモレがないか確認して不足部分を補いながら、既に学習した範囲の記憶の定着化を図ります。
そのためにしたことはサブ基本書の活用と模試の復習です。

今回お伝えする、サブ基本書の活用ですが、
1次試験の基本書は、各科目1冊だけに絞ることが多いと思いますが、この科目は、試験範囲が広いためテキストを出版している各社によって記載内容やまとめの切り口は他の科目よりばらつきがあるようです。そのため、私はこの科目だけは2冊の基本書を使用しました。

具体的には、メインの基本書としてスピードテキスト(TAC)、サブの基本書としてニュー・クイックマスター(同友館)を使用していました。

各書籍の特徴は次のとおりです。

  1. スピードテキスト(TAC)
    各章の冒頭に体系図があり、全体像が把握しやすくなっています。
    政策部分は、中小企業基本法の政策目的別(「経営基盤の強化」や「経済的社会的環境の変化への適応の円滑化」など)を主な基準として順序立てて編集されています。
    基本書として利用者が多いと思われますので、他の書籍を使っている場合も目を通しておいた方が良いと思います。(他の人が知っている論点を落とすと差がつきますので)
  2. ニュー・クイックマスター(同友館) 
    全体的に、より出題頻度が高い範囲に絞り込んでいる印象です。個別論点ごとに編集されており、政策部分は法律毎になっています。
    中小ものづくり高度化法等の法律は、基本方針等の策定から支援措置活用までの段階毎のステップとその各ステップの作業の主体が図表でまとめられており、理解しやすい記載となっています。この部分は、類似の法律が多く混同しやすいため、スピードテキストと異なる視点で見直すことで知識の整理に役に立ちました。
    また、各論点の、冒頭に「ポイント」、最後に「追加ポイント」・「過去問実績」が記載されており、「ポイント」で論点の概要、「追加ポイント」で試験傾向・間違えやすい内容などが解説されており、より試験の実践的な対策に近い視点で整理されています。

このような特徴を意識しながら、スピードテキストをベースに使いながら、ニュー・クイックマスターで試験での実践的な対応やスピードテキストに未記載部分の補強、別の切り口による論点整理をしていました。

ニュー・クイックマスターの使用を始めたのは6月頃でしたので、冒頭からすべてを精読するのではなく、全体を流し読みし、重複する分野は知識の確認と定着化を図りながら、スピードテキスト未記載の箇所や苦手分野は精読し、スピードテキストに追記していました。

次回も「中小企業経営・政策」について、模試の活用法などをお伝えします。

 

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