中小企業白書 どこまで覚える【しょぱん】
こんにちは 火曜日隔週担当のしょぱんです。
早速ですが、7番目の試験科目「中小」、一通り学習は終了しましたでしょうか?私はこの科目は直前期の6月頃から勉強を開始していました。出題範囲が狭い?ので、直前から勉強開始しても間に合うだろうと思っていたからです。
一方で、「この狭い出題範囲で、何をどこまで覚えれば6割とれるのだろう?」という不安を感じていました。独学者の中には私と同じように思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は中小企業白書に焦点をあてて、何をどのレベルまで覚えれば試験で正答を選べるようになるかを考えてみます。(鵜呑みにしない程度に参考にしてください。)
【この科目の特徴 おさらい】
ご存じの通り「中小」は、中小企業経営から50点、中小企業政策から50点出題されます。そして中小企業経営は、前年の中小企業白書(以下白書)から出題される傾向にあります。(2015年の試験では2014年の白書から出題されています。)
【まずは白書の構成】
白書は以下のような構成になっています。2014年は第四部までありましたが、2013年までは二部や三部というケースが多かったです。なお、白書はこちらからDLできます。
・第一部:中小企業の動向
・第二部:その年のテーマ(その1)
・第三部:その年のテーマ(その2)
・第四部:その年のテーマ(その3)
・その年に講じた中小企業政策
・付注
・付属統計資料
・翌年に講じようとする中小企業政策
【白書のどこから出題されたか】
2015年の問題を例に分析しますと、出題傾向として以下2つを挙げることができます。
傾向1:2014年白書のテーマ(第二部~四部)から多く出題された。
傾向2:ほぼ全設問、図から出題された。
※文章や写真で構成される企業「事例」からは出題されなかった!
【では、図のどこを覚えれば正答を選べるか】
6割を目指すのであれば、本文で考察されている部分を覚えれば十分です。
下図1を用いて具体例を挙げて説明します。
白書本文に、下記Aのような考察が書かれていたら、2つの業種名と8割という数値を覚えます。Bのように書かれていたら、3業種の順番を覚えます。
A:図1にあるように、製造業とサービス業で8割を占めている
B:図1にあるように、製造業、サービス業、建設業の順になっている
本文考察部分を覚えておけば、図の問題の5割で正答を選ぶことができます。(下表の緑色セルの割合より)
残りの5割は、本文考察以上のことを覚えていないと正答を選べない問題です。
先の例(図1)で言うと、「4番目が流通業」であることを問われるケースです。それでも本文考察部を覚えていれば2択まで絞れることが多いので、結果的には図の問題の6~7割は得点できます。
以上で中小企業経営(50点分)の分析は終わりです。もう一つの出題分野である、中小企業政策の出題傾向について、興味をお持ちになった方はご自身で分析してみてくださいね。
最後に、2015年から小規模企業白書が中小企業庁のHPに掲載されています。試験に出るか?何点分くらい出るか?どこを覚えるか? これらについてはご自身で推測して対応するしかないですね。
それでは、試験勉強を楽しみながら、引き続き頑張ってください!
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