確実に得点源にできる科目は…!? byぱんだ
こんにちは。タキプロ11期のぱんだです!
新型コロナの事態は少しずつ収束の方向へ向かっていってますね。
ぱんだはこの春に故郷へUターン転職後、本来であれば診断士1年目として地元の診断士協会に所属し、目標としていた地域活性化に関わっていきたいと考えてますが、このような事態で出鼻を挫かれている感はあります。しかし今は気持ちを切り替え、以前に診断士予習の一環として取得したFP技能士2級で学んだ知識は生活するうえでめちゃめちゃ役立つこと、そして経営者の悩みや相談により応えられる診断士を目指して(ついでにせっかく培った勉強癖の継続も兼ねて)、1級の勉強をぼちぼち始めております。残念ながら今年度FP試験の5月開催は中止となってしまいましたが、次回9月試験は予定通り行われることを願いつつ、マイペースに独学を進めております。今年度版の参考書が発刊されるまで、FP2級の問題集を3年ぶりに解いているのですが、案外忘れていないものだなぁと、我ながら前回ブログ保険受験のススメを実感しております。
既にお申込み済みの受験生の方々におかれましては、7月予定の診断士1次試験は予定通り実施されるよう、一刻も早い事態収束を心から祈るばかりです。
さて一次試験まであと50日を切り、いよいよラストスパートに入る頃ですね。
「どう考えても苦手科目が60点に達しそうにない」
「爆弾科目で撃沈したらどうしよう…」
そんな不安をお持ちの受験生が、残り限られた日数で確実に得点源にすることが可能なお薦めの科目についてお話します。
■中小企業経営・政策は得点源!!
例えば中小企業経営の設問において、▲▲の分野において、建設業、製造業、小売業は何位且つ何%…等々……数十種類にも及ぶ『業種別〇〇』を全て暗記しようと思っても、ぱんだのような平均的な頭脳、しかも興味の有り無しで記憶や理解に極端に差が出てしまうような受験生にとって、他科目の学習と並行し丸暗記するのには無理がありました。しかし勉強方法を変えて取り組んだところ、確実に得点源とすることができました!
・中小企業経営・政策が苦手
・爆弾科目対策に、別の科目の得点を伸ばしたい
という受験生向けに、お薦めのテキストや勉強方法をこれからお伝えします。
最高にお薦めのテキスト兼問題集(2冊セット)
独学での勉強を始めた当時の勤務地は、全国でも有数の「学生から社会人まで勉強に費やす時間が長い」という県でした。また喫茶店文化が盛んで勉強に寛容なお店が多く、休日は朝一で喫茶店に入り、コーヒー1杯の値段でモーニングセットが付いて、何時間いても良い雰囲気(中学生~お年寄りまで、周囲は勉強している人たちが多数)、お財布にも優しい環境でした。
最もありがたかったのは、郊外にある大型ショッピングセンター内の大きな本屋に併設してある喫茶店で、大手チェーン系列でモーニングサービスは付かないものの、やはりコーヒー1杯でいつまでも滞在可能、そして参考書を読み放題…秋頃は赤本を読み込む大学受験生が多くいました。その書店には診断士の参考書も豊富に揃い、立ち読みどころか座り読みして熟読し、数多の参考書から自分に合うモノをしっかり選んで購入できる利点がありました。
そんな独学者に恵まれた環境で、あらゆる市販の参考書を科目別に考察した結果、中小企業経営・政策でお薦めしたいのがTBC特訓問題集『中小企業白書』と『中小企業施策』の2冊です!!
高得点につながった勉強方法
大学時代に専攻した経済学に次いで、中小企業経営・政策の勉強に費やした時間は7科目中2番目に短かかったですが(2年合わせて50時間程度)、本試験では2017年度と2018年度で80点を超えたこと(2回目は超絶苦手であった経営情報システムをカバーするために選択受験)、また参考書2冊合計で税別5,000円と、費用対効果は最も高かったと思えます。
白書と施策の2冊、どちらも学習の進め方は同じです。文章や図表の穴埋めが多いですが、
①1周目は『読んで、書いて、声に出す』
1冊につき所要時間は約2時間程度ですが、1周目はなるべく中断せず一気にやりきります。小学生の娘からは「お父さん、ブツブツお経みたいなのを唱えながら 蛇やミミズの落書きをしてて怖い」と言われました。
…テキストを最初から最後まで、声に出して読み書きします。ここでポイントとしたのは、最初は考えないでどんどん進めていくことです。裏紙等の捨て紙を数枚用意し、なるべく静かで且つ周囲に迷惑がかからない環境(殆どの方の場合は自宅?)で、目で読んで口で呟きながらひたすら手で書き進めます。
②TBC無料講義動画を視聴
画面の向こうの黒板を丁寧にノートに書き映し、ついでに動画音声をスマホに録音、自動車通勤中や営業車での仕事移動中に再生して聴き流してました。
③過去問は確認程度に止める
本屋で1次試験過去問題集を立ち読みし、設問の傾向だけ把握しておきます。
…1年目の学習時、過去問題集の解説欄『注意書き』だらけに衝撃を受け、この科目だけは過去問中心の勉強を早々に止めました。
④2~3周目は丁寧に
熟読し、考えながらしっかり解いていきます。他科目全てで愛用した同友館過去問マスターと同様に、解いた月日および正誤と理解度に応じて〇・△・×印を空白スペースにメモしていきます。また重要個所には鉛筆で線をひいたり※印を書いたりしましたが、特に重要だと感じる部分は厳選してフリクション蛍光ペンで下線を引きました。
⑤本試験前1週間くらいにざっくり流し読み
重要部分には再度アンダーラインを引いたり、ページに折り目を付けておきます(付箋だとカバンの中でズレたり剥がれたりする為)。
⑥直前&当日
折り目をつけた項や蛍光ペン下線、またタキプロブログをはじめネット検索した各種支援機関や施策の一覧表を印刷したものを、ファイナルペーパーとして活用しました。
家では集中しづらいぱんだにとっては①、②が最も大変ではありましたが、①~④までの勉強方法≒作業で2冊合わせて25時間程度です。
暗記して覚えるのではなく、印象で捉えて正解を選択
一例を挙げます。
●開廃業率の現状●
開業率の水準については、製造業が1.9%と最も低く、事業所数も多いため、全体の開業率を大きく押し下げている。他方で、最も開業率が高い業種は、宿泊業・飲食サービス業の9.7%で、次いで建設業、生活関連サービス業・娯楽業となっている。宿泊業・飲食サービス業は開業率が高いだけでなく事業所数が一定程度あること、また、建設業についても開業率の水準は2番目に高く、事業所数は最も多いため、この2業種が全体の開業率を押し上げているといえる。
※業種の穴埋め問題
新聞やニュースで見聞きした情報と照らし合わせて
・製造業は初期投資が大きそうだし、やっぱり参入障壁が高い業種なんだろうなぁ
・インバウンド需要拡大で宿泊施設は増えてるし、飲食サービスは相変わらず開業多いんだよなぁ。やっぱり1番ね。
・宿泊施設増加をはじめオリンピック特需っつーくらいだから、建設業も開業率高いのかぁ。
・高齢化社会や共働き世帯の増加もあって、生活関連サービス業もいろいろ増えてきてるなぁ。
…といったように、そんなに気を張らずに刷り込まれていく感じでした。
■さいごに
ぱんだは漫画を読むのが大好きで、ドラえもんは幼少期から通算20回以上マタ読みする作品の1つです。てんとう虫コミックスは新刊プラスも合わせて全巻わが家にあり、たまにそれを読む長女からひみつ道具に関するクイズが飛んでくるのですが、不思議なほどよく覚えているもので、あれだけ数多く登場するひみつ道具のひとつひとつを即答できる自分に驚きます。(20回以上読んでれば当然だろ!というツッコミも承知の上です)
ワンピース大好きな知人が、100人超(?)の登場人物の名まえや能力を細かく覚えていることにもビックリします。(ぱんだは70巻くらいまで1度読んだ程度ですが)
ひみつ道具や登場人物は、箇条書きや相関図で覚えるのではなく、物語を読んで自然と記憶に残っていくものですよね。
中小企業経営・政策は、他の1次試験科目を通じて中小企業に興味を抱きつつ取り組むことで、物語仕立てで印象に刷り込まれ、本試験では確実に高得点を狙え、他に苦手科目があれば十分にカバーできる科目だと言えます!
昨年度試験の科目別合格率は8年ぶりに10%を下回り5.6%と難化したので、今年度は平年並みの難易度に戻るのではないでしょうか。受験生の皆様の高得点を、心から祈っております!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「ぶいの」さんです。どうぞお楽しみに!
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【現時点の令和2年度中小企業診断士試験の実施予定について、中小企業診断協会から告知がありました。詳しくはこちらのページから】
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