「中小企業経営・中小企業政策」勉強のやる気~まだはもうなり~by次郎

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こんにちは!
タキプロ12期の「次郎」と申します。
これから1年、皆様の勉強の役に立つ、モチベーションが上がるような記事を書ければと思っています。
どうかよろしくお願いします!!

■はじめに

私の自己紹介です。
ハンドルネーム:次郎
年代/性別  :20代後半/男性
職種     :外資系コンサルタント
受験歴    :1次1回(R1)、2次2回(R1、R2)

受験生時代の全般的な勉強方法や過ごし方は、合格体験記にまとめていますので、読んでいただけると嬉しいです!

今回のブログのテーマは、1次試験科目「中小企業経営・中小企業政策」です。

受験生の皆様にとって、最も馴染みが無い科目ではないでしょうか。
経済学・経済政策や経営法務は大学専攻等の前提知識を活かせる方もいますが、「中小企業経営・政策」は仕事で関わらない限り、初めて触れる方が多いかと思います。
そのためか、ネットでは「最小限の勉強で効率良く」「直前期に勉強」といった情報が散見されます。勿体無いです

このブログでは、「なぜ勉強する必要があるのか?」「どの様に勉強すればよいのか?」そんな皆様の疑問に、私の実体験を交えながら答えられればと思います。

「中小企業経営・中小企業政策」を勉強する意味

それは、「中小企業診断士」として他の士業や資格と差別化する最大のポイントになるからと考えています。

中小企業診断士とよく比べられる資格にMBAがあります。確かに両者に求められる知識は重なりますが、中小企業の専門家として想起されるのは中小企業診断士です。
また、1次試験科目に関しては、会計士(財務・会計に関連)や弁護士(経営法務に関連)などのスペシャリストが存在する科目も多く、中小企業診断士としてこれらの方と知識で対峙することは困難です。その中で、「中小企業経営・政策」は中小企業診断士が専門性を最も活かせる分野だと考えています。

実際、中小企業診断士受験生・合格者として私が知人から受ける相談は、この分野の知識を前提とすることが多いです。

それでは、どう勉強を進めるべきか?内容は専門教材に譲るとして、ここでは私の考える勉強のポイントを伝えます。

  1. 中小企業白書は買い
  2. ストーリーで理解する
  3. とは言え丸暗記も大事

「中小企業経営・中小企業政策」勉強のポイント

1. 中小企業白書は買い

「中小企業経営・政策」受験生のバイブルとされる『中小企業白書』(中小企業庁編)ですが、買わずに済ませようと考えている方は意外と多いのではないでしょうか。

約3,000円と安くはないこと、500P程度と情報量が多いことから、私も解説書やテキストで効率よく済ませようと思っていました。
しかし、模試や過去問を解き進める中で、テキストではカバーできていない内容があることに気付き、何よりここでケチって後悔したくないと考え、1次試験2か月前に購入しました。

『スピードテキスト7 中小企業経営・中小企業政策』(TAC)と『スピード問題集7 中小企業経営・中小企業政策』(TAC)を一通りこなしてから中小企業白書を読んで、テキストと問題集を読み・解き直すという形で勉強を進めました。
中小企業白書の「事例」のコーナーは、1次試験問題には直結しませんが、スキマ時間に読んでいました。結果的に、中小企業経営者の背景や思いをいかに理解できるかが重要となる2次試験の準備ができたと感じます。

なお、小規模企業白書は、中小企業白書と比べて出題割合が少ない※と知り、購入はせずにテキストの勉強のみで済ませました。
※中小企業白書からの出題で7~9割を占めると言われています。(TAC『スピードテキスト7 中小企業経営・中小企業政策』より)

2. ストーリーで理解する

「中小企業経営・政策」の勉強を進める上で苦労したのが、「似た表やグラフが多くて覚えるのに混乱する」ということでした。
例えば、「企業規模別企業数の推移」では中規模企業と小規模企業それぞれの傾向を覚えられず、「企業規模別に見た、買収により子会社・関連会社が増加した企業数の推移」と「買収主体の企業規模別に見た、買収された子会社・関連会社数の推移」のグラフは見分けが付きませんでした。

そこで、何となく全部を覚えようとするのではなく、ポイントを絞って覚えることを心掛けました。グラフや表は「最大・最小」と「全体的な傾向」(一貫して減少/増加など)を押さえました。また、「なぜそうなるのか」に注意して覚えました。
「従業者規模別非農林雇用者数の推移」で言えば、「従業者規模が1~29人の企業の雇用者数は減少」の一方「500人以上の企業は増加」という傾向に対する「規模の大きな企業に人が流れている」という説明です。

「なぜそうなるのか」は、解説書だと割愛されている場合も多く、その点でも中小企業白書を読むことをオススメします。それでも説明が無い場合、自分で仮説を立ててテキストや中小企業白書に書きこんでいました。

3. とは言え丸暗記も大事

他の科目の勉強もあるため、そこまで時間をかける訳にはいきません。学生時代は「水兵リーベ僕の船」と元素記号の周期表を覚えたように、丸暗記も有効です。

私の場合、どうしても覚えられない情報は適当な語呂合わせを作っていました。例えば、「小規模事業者」の定義のうち、「常時使用する従業員の数が5人以下の事業者=商業(卸売業、小売業、飲食店)・サービス業」ということを覚えるために、卸売業、小売業、飲食店、サービス業の頭文字を取って「おお、来い!さあ」と語呂を作ってふせんに書き、テキストに貼っていました。

大学受験時代に、予備校講師から「英単語の語源を一つずつ確認すれば理解は深まるが、合格するためには理屈抜きで丸暗記してしまうことも早くて大事」と言われたことを思い出し、勉強のノウハウは普遍的だと感じました。

■おわりに

以上、私(次郎)の考える中小企業経営・政策を勉強する意味と、勉強のポイントでした。
このブログを読んで、この科目が少しでも「将来に役立ちそう」「面白そう」と感じていただけたら何よりです。

本ブログをご覧の皆様であれば、今から勉強を始めればきっと差を付けられます

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆様の勉強を応援しています!

次回はたなさんさんの登場です。
お楽しみに!
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