試験本番 ファイナルペーパーで頭を切り替える! byぱんだ
こんにちは!タキプロ11期ぱんだです。
二次試験本番までいよいよ残り1カ月を切り、いかがお過ごしでしょうか?
過去問や演習を繰り返しながら、これまで積み上げてきた知識や解法手順の総まとめに入る受験生は多いと思います。
本日はぱんだが使ったファイナルペーパーの概要と、「作っておいて良かった点」と思うことをお伝えします。
どんな内容?
ぱんだが作ったのは大まかに2種類です。頭の整理にも大変役立ちました。
またガクさんの記事でも、その作り方について分かりやすく解説されています。
事例別に問答まとめ
「設問でこんな問われ方をしたら、こう答える」というルールを作っておいて、頭に叩き込みました。
特に昨年度は度々出席したタキプロ東京のリアル勉強会やセミナーにて、10期の先輩方から頂いたレイヤーや実際に使われていたファイナルペーパー等を大いに参考にして、自分にとって分かりやすいようにまとめました。
その抜粋部分を紹介します。
実際はExcel箇条書きでまとめ、赤色のラミネートフィルムで下記の赤色字を隠しながらのチェックを何度も繰り返しました。
事例Ⅰ
■各組織のメリットとデメリット…機能別、事業部制、マトリクス 各組織別に
■成果主義のメリット(若手を中心に士気が上がり、組織が活性化)とデメリット(高齢社員の士気低下、短期業績志向に陥る、ノウハウ承継が困難に)
事例Ⅱ
■施策を問われたら
・ターゲット設定 … 属性や機会
・何を … 商品 または プロモーション
・どのように …具体策 イベント開催、第三者連携、品揃え強化、現施策の強化、DM送付
・強み … こだわり、高品質
・効果 … 関係性強化、新規顧客獲得、客単価向上、地域ブランドの確立
事例Ⅲ
■納期短縮が課題なら
・生産計画の見直し
・加工順のルール化
・外段取り化
・生産ロットサイズ適正化
・作業標準化
以上により、納品リードタイムの短縮と仕掛品を削減する。
事例Ⅳ
■経営分析の鉄板12指標
収益性 … 売上高 総/営業/経常 利益率
効率性 … 売上債権/棚卸資産/有形固定資産 回転率
安全性 … 流動/当座/固定/固定長期適合/自己資本/負債 比率
■NPV式、FCF式、CVP構造
■企業価値算定式
問題を解くときのぱんだの手順は多くの受験生と同様に、まず与件文の最初と最後の段落を読み、次に設問文の解釈をしますが、各設問文の『問』に対しファイナルペーパー問答を思い出しながら、その『答』になる単語を問題用紙空白部にメモを書き綴って、おおよそのアタリを付けた状態で与件文の読み込み、対応付けを行いました。
二次試験初年度不合格から再受験までの約1年間、独学で『ふぞろい』を中心に『合格者の頭の中にあった全知識』、『TBC二次試験テキスト(無料動画付き)』を使って知識を積み上げ、「要素をいくつか挙げる」分散型解答でいこうと決めましたが、解答用紙の字数制限に収まらないという問題が生じました。
そこで活用したのが・・・
文字数短縮術
試験勉強中はスマホにのめり込みすぎぬよう注意しつつ、タキプロブログだけは毎日読んでおりました。その中でも特に参考になり、実際に活用したタキプロ10期である先輩方の記事を紹介します。
これらの漢字表現について、賛否両論あるかと考えます。前回記事では「採点者にとって読みやすい」をポイントに挙げておりましたが、「日常生活において活字に触れる機会が多いであろう採点者の人たちにとって、やたらと漢字が多いからといって読みにくいワケがない」と自分に言い聞かせ、この方法を貫きました。
次の事例への頭の切り替えに
試験本番の休憩時間中にタブレット端末を操作し、おそらく再現答案を作成している受験生を一定数見かけますが、頭の切替がものすごく上手なんだと思います。タキプロをはじめ実際に同期合格したメンバーの中でも、休憩時間中の再現答案作成者は多くいます。
対してぱんだの場合、ファイナルペーパーを使わなかった二次試験の初年度、休憩時間中はふぞろい10年データブックの分厚い冊子を手に取り、マーカー線を引いた箇所を確認しつつも頭によぎるのは「さっきの事例ではあれもこれも書き漏らした。全然ダメだったなぁ」という後悔ばかり。。
そのまま次の事例に突入…自滅とも言える状態でした。
合格を果たした2回目ではその反省を活かし、「一事例につきA4用紙3枚程度のファイナルペーパーを、休憩時間中はひたすら無心に読み込む」ことを事前にルール化しておいたことが、次の事例に臨むにあたり上手く頭を切り替えることができた要因だったかと考えます。
お昼休みは最も大切な休憩時間
「適度な昼寝は、脳のパフォーマンスを向上させる」という話はあまりにも有名ですよね。
九州のとある高校では、昼食後に全校一斉に(生徒も先生も全員)10分間の昼寝タイムを設けて以降、進学実績が上がったという逸話もあります。
事例Ⅱの終了後、約10分程度で昼食を済ませた後、ドラッグストアで購入したスポンジ耳栓とホットアイマスクを付けて「机にうつ伏せして15分間は目を閉じる」と決めていました。
はじめは興奮と緊張で眠れる気がしないのですが、気がつくと試験会場の階段をただ昇り降りする夢を見ていて、階段を踏み外すと同時に肩をビクッ!!とさせて目が覚める、、という何とも縁起の悪いものでした。
しかし昼寝できた効果か、頭はスッキリした状態で午後の試験に臨むことができ、初年度ではD判定と苦手意識の強かった事例Ⅲですが、ぱんだにとっては快挙となる65点という結果に結びつきました。
不測の事態が起こっても最後まで書ききる
試験本番、事例Ⅰでの終了10分前に事件が起こりました。極度の緊張状態にあったためか、肩から手首にかけて右腕全体に痙攣が走ったのです。こんなことは進学受験や他資格の試験をとおしても、一度も経験したことがありません。
ぱんだは右利き、字が書けなくなってしまいそれはそれはとてつもないパニック状態に陥りました。後回しにしていた第1問は空白のままで、「機能別組織のメリットをもう少し詳しく書き足そう」と修正を考えた第5問を前に「まだ時間はたっぷりある」とどれだけ自分に言い聞かせても、その震えは治まりません。
仕方がないので書き進めますが、ただでさえ日ごろからキレイなんて言われたことがない字、もう何が書いてあるのか自分でも読めません。遠い昔に歴史の教科書で目にした象形文字のような見た目です。にも関わらず事例Ⅰは66点という結果から推察するに、採点者もひとりの人間、こちらの執念を感じてくれたのかひょっとすると同情点も加算されたのでは(!?)と、真剣に思うほどです。
例え何が起ころうとも決して投げ出さず、諦めずに最後の最後まで取り組んでください。
本日はここまでです。
皆様のご健闘を、心の底から祈っております。
明日はぶぃのさんです。お楽しみに!