弘法じゃないなら筆を選べ-電卓編- by はらぼー
こんにちは。はらぼー@タキプロ10期です。
1次試験を受験された方は、試験が終わり、ようやく2次試験の勉強に集中し始めていることと思います。しかしゆっくりしてはいられません。2次試験までの時間は限られています。1次試験からの違いにいち早く順応し、切り替えていきましょう。
2次試験に向けて切り替えること
マークシートから記述への頭の切り替えはもちろんですが、もう一つ切り替えることが道具へのこだわりです。1次試験では道具にこだわったとしても、せいぜいマークシート用のシャープペンシルを導入するとか、細かい部分が消しやすい消しゴムを準備するとかくらいでしょう。
しかし2次試験では、設問から問題要求を理解し、与件文から課題や条件を解読し、解答案を作成するために色ペンや定規、電卓など様々な道具を活用することになります。
道具を選べる機会を活かす
超一流のプロならば、どんな道具でも高得点をとれる解答を時間内に作成することができるのかもしれません。しかし、受験生の身である以上、一秒でも早く与件文を読み解き、一点でも多く稼げる解答を作成するため、道具選びにはやり過ぎなくらいにこだわっても良いと思います。試験会場に持ち込める道具を選べるということは、受験生が自ら武力を補強できる数少ない機会なのです。
私 はらぼーは、2次試験を合計3回受験しましたが、その間、さまざまな道具を試し、切り替え、活用方法を工夫してきました。まさに道具選びの3年間と言っても過言ではありません。
その中でももっとも手間(時間とお金)をかけたのは電卓選びです。
ご承知のとおり、2次試験では1次試験と違い、電卓持ち込み「可」です。特に事例Ⅳでは財務分析から各設問まで電卓をフル活用することになります。電卓は正答に導いてくれる頼れる相棒ですので、計算さえできれば何でも良いというものではありません。電気量販店の電卓コーナーに行くとずらりと様々な電卓が並んでいます。メーカーや型番によって、キーの配置、桁数、サイズなど様々に異なっています。その中から、自分が最も使いやすく、ミスが起こりにくい電卓を選択するのです。もともと財務会計が不得意な私 はらぼーにとって、電卓選びはなおさら重要でした。
電卓選びに歴史あり
診断士受験を志す前から使っていた電卓がSHARP製だったため、まずは打ち慣れていたSHARP ELSI MATE シリーズで複数の機種を試しました。表示面の見やすさからEL-N431が良いと判断し、持ち歩き用と会社用に2台を購入しました。しばらくコレで落ち着いていましたが、キータッチの速度を上げていくと四則演算キーでミスをする場面があり、なかなか解消できませんでした。そこで、数字キーを中央に配置しているCASIOのジャストタイプ シリーズに乗り換えることにしました。最終的にはCASIOのJF-120GTで落ち着き、持ち歩き用・会社用・自宅予備用に3台を購入しました。さらに、同機種でも比べてみるとキータッチの軽快さが微妙に異なることに気づき、この3台の中でもお気に入り順位を付けていました。
この写真は私が試してきた歴代の電卓たちです。
実に8台。えぇ、これはさすがにやり過ぎです。同機種でもお気に入り順をつけているとか、自分で振り返ってもちょっと気持ち悪いです。しかし2次試験の当日は、「この電卓が自分に一番合う相棒だ」と確信をもって受験することができましたので、これくらいの手間をかける価値はあったと思っています。
今皆さんが使っている電卓がご自分にフィットするのであれば、さらに練習してそれを使いこなすのが一番の近道です。しかし、もし少しでも違和感を感じるのであれば、より良い相棒を見つけるため、まだ慣れる期間が十分にある今のうちに他のメーカーや他の機種を試してみてはいかがでしょうか?
(なお、2次試験で使用できる電卓には規定があります。詳しくは、「2次試験案内・申込書」に記載された注意事項をよくお読みください。)
毎週金曜夜~土曜、日曜夜は関西メンバーが担当します。
次回は、のぶ さんです。お楽しみに~。
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タキプロ関西夏セミナー開催しますよー
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2019年8月10日(土)14時より、大阪市エルおおさかにて2次試験対策の夏セミナーを開催します。
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今回もありがとうございました。
2次試験用の電卓は横100mmとなっていたので
楽天でつい購入したのですが、職場で使っている
ものよりも小さくてビックリしてしまいました。
職場のは横130mmでブログの写真の右側のやつ
と同じと思われます。
右側のものを試験会場で使用しても、問題なかった
のでしょうか?
もし可能ならご教示ください。
よろしくお願いします。
めがね男さま
コメントありがとうございます。
本記事は過去のもので、現在執筆者がいないため、代理で返信します。
2次試験の案内を確認しましたが、おっしゃる通り、
「使用できる電卓はいわゆる携帯用電卓で、右の図に例示する機能のような四則計算(加減乗除)、√、%、数値メモリなどの単純な計算機能を持つものです(サイズはおおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度)。机上に1台だけ置くことができます。」
「監督員が判定し、適合しないものは使用が禁止されます」
とあります。
そのため、規定の電卓をお使いいただいた方が無難だと思います。
(投稿当初の試験の時は、どうだったのかは今は確認できません)
2次試験、がんばってくださいね!
無事に合格できるように、タキプロ一同祈っております。