【事例Ⅰ】50代多年度受験生が最後にたどり着いた解答プロセス byたきたん

事例Ⅰ

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■はじめに

 私は50代以上のメンバーで構成するtkpエイジレスのメンバーです。令和4年に2次試験4回目で合格できた多年度受験生でもあります。また事例Ⅰは苦手科目で令和3年は“足切り”をくらってしまった経歴を持つ「50代+多年度受験生+事例Ⅰが苦手」という受験生でした。
 ですので、今回のブログが私と同じような“境遇”の受験生の方に少しでも参考になればと思います。

■不合格の連続

 まずは私の事例Ⅰの戦績です・・・ 令和元年47点→令和2年58点→令和3年38点→令和4年57点
 2次試験に合格できた令和4年でも事例Ⅰは60点に届きませんでした。事例Ⅰは元々苦手な科目でした。しかし令和2年にあと一歩で合格点というところまで行きながら、令和3年に足切りになってしまったときは「事例Ⅰは一体どのように勉強すればよいのだろうか」と途方に暮れてしまいました。
 私は色々な参考書やブログ記事から、最も模範的と思われる解答プロセスを目標にして過去問演習等を繰り返していました。具体的には「設問解釈→解答骨子を組み与件に探しに行くキーワードを想定する→与件を2回読む→解答骨子を作成する→解答を書く→残り5分で見直し」という感じです。また試験問題からメモ用紙作りを想定してB5の白紙を解答骨子作成のメモ用紙にしたり、マーカーをSWOTで使い分けたり、等々です。
 しかし試験制限時間の80分以内にその解答プロセスを収めることは非常に困難でした。それでも「この解答プロセスを80分で行うようになれば合格できる」と信じて過去問答練等を重ねていました。
 そして3度目の挑戦。しかし・・・初見の与件が全く頭に入ってきません。A社の事業変遷、代表者の交代変遷、需要の変化変遷などが、トピックスと年代が前後上下に入れ替わりながら進むストーリー展開について行けず、あっという間に40分が経過、「ああもう解答を書き始める時間になってしまった」と思い、解答を書き始めたのでした。しかし与件を理解していないのですから、まともな解答が書けるはずありません。一次知識を絞り出し設問から想定される解答であろうキーワードを使い、とにかく解答マスを埋めていく展開になってしまいました。試験終了時点でダメだと思いましたし、後日入手した得点もその予想通りでした。

■ゼロからの再スタート

 3度の不合格を経験し「このやり方では絶対に合格できない」と確信しました(もっと早く気付くべきですよね・・・)。なぜ今までの解答プロセスではいけないのだろうか? たどり着いた根本原因は“自分のスペックに合っていない解答プロセス”だったからでした。私が目指した解答プロセスは、50代に入り短期記憶能力が低下し、脳のCPU速度も低下している私にはもともと無理だった ということです。
 そこで自分の身の丈に合った解答プロセスを模索しました。そしてたどり着いた解答プロセスは「与件を読む→解答を書く」の2工程でした。設問解釈・骨子の作成・解答の見直しは捨てました。筆記用具はシャープペン1本にしました。メモ用紙は問題冊子の一番外側を外してB4サイズのメモ用紙を作りました。とにかく初見の与件を理解できる時間を最大限生み出し「与件を理解してから解答を書く」ということに徹しました

■新たな解答プロセスで4度目の挑戦

 B4サイズのメモ用紙に、縦軸は事業・代表者・商品・顧客・ニーズ・競合・環境の項目、横軸は時系列の線を引き、与件を読み進みながら、B4サイズのメモ用紙にA社の各項目を書き留めていきました。メモをしながら読み進めるので与件は1回しか読めません。しかしメモが出来上がるなかでA社の全体像が見えました。そして令和3年のようなパニックに陥らず、「与件を理解して解答を書く」ことが出来ました。
 結果的に令和4年の得点は合格点には届きませんでしたが前年から19点アップすることができました。
 参考書等で紹介されている所謂メジャーな解答プロセスが実行できるのであればそれに越したことはありません。きっと高得点を狙えると思います。しかし私は、もともと実現できるスペックは持っていないのに、その解答プロセス実現を追い求めてしまい、結果的に「与件に沿って解答する」という最も大事な部分を見失っていたのだと思います。

■まとめ

 多年度受験生の方は、一次知識や書く力は、他のフレッシュな受験生に比べアドバンテージは絶対にあると思います。ですから「与件に沿って解答する」という原点に立ち返れることが出来れば必ず合格をたぐり寄せることが出来ると思います。私の場合は“原点回帰”を、解答プロセスを極限まで絞り込み、自分の身の丈に合った解答プロセスを作ることで実現しました。
 数多ある情報を参考にしてぜひ出来るだけ早く自分の解答プロセスを見つけ出し、その解答プロセスに磨きをかけて下さい。今回お伝えした解答プロセスを数多ある情報の中の一つとして参考にしていただければ幸いです。

■おわりに

 最後にお伝えしたいことは「諦めずに挑戦を続ければ必ず合格できる でも諦めたらおしまい」ということです。諦めれば挫折でジ・エンドかもしれませんが、諦めず挑戦し続けて合格できれば今までの全ての苦労は経験という糧になり、中小企業診断士の活動に絶対に活きてきます。これは私が今まさに実感していることです。諦めずに頑張って下さい。

次回は、フミッキーさんの登場です。 お楽しみに! 

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