戦略ストーリーを予測しようbyはなねこ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のはなねこと申します。
前回の記事はこちら★です。
このブログには、2次試験が終わり結果を待ちの方、来年の試験に向けて試験勉強を開始している方、様々な読者がいらっしゃると思います。今日は、私が2次試験の勉強で効果的だと感じていた設問解釈をテーマにお話ししたいと思います。
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■はじめに
まずは、「はなねこ」の自己紹介です。
性別:女性
職種 :電気機器メーカーの商品企画
受験歴 :1次1回、2次2回
勉強時間 :1次1000時間、2次400時間(1年目) 400時間(2年目)
勉強方法 :1次 スタディング、2次 独学(タキプロ)(1年目)MMC(2年目)
■設問解釈でストーリーを予測
2次試験は、どの科目も、最初に与件があり、そのあとに設問が4-5問程度用意されている形式になっています。色々な読み方があると思いますが、私が注力していた手法は、設問解釈重視の方法です。
80分の試験時間の中で、最初の13分で設問解釈を行うことで、ターゲットの会社の戦略の大まかな方向性をあらかじめ予測することができるようになり、
その後、与件の中で解答に使う部分を抽出する精度もあげられるメリットがあります。
また、最初の段階で、解答の方向性を定めることができるので、心にゆとりをもって、試験に取り組める効果があります。
私は、上記のトレーニングをする前も、読み方の手順は同じだったのですが、ターゲットの会社の戦略を俯瞰的な視点で予測しようとする意志が強くなかったので、与件を読んで初めて、その会社の戦略の方向性を読み取る状況でした。その方法でも、時間が十分にあれば、解答できるのですが、80分という短い時間の中で、最短ルートで解答の方向性を見つけるためには、戦略予測力が重要だと思います。
設問解釈のトレーニングを続けると、各事例で、問われているパターンに気づくようになります。設問解釈を1か月程続けていく中で、私は解答の方向性の予測力が高まる実感を得ることができました。
個人的には、2次試験1回目の不合格、2回目の合格の差は、この予測力の有無にあったと分析しています。
各事例の設問ページを沢山コピーして
設問解釈のトレーニングをしたよ。
■事例の読み方の手順
では、設問解釈重視の手順を以下にご紹介させていただきます。
事例IからIIIについての手順は共通です。
令和3年度事例IIを参考例として、記載します。令和3年度事例IIの設問文を一通り見てから、以下をご参照いただけると効果的かと思います。
① 与件の冒頭にある、B社の会社概要をざっくり読み取る(大体与件1段落目に書いてある)(所要時間1分)。
例: B社は、従業員15名の豆腐製造会社。地方都市在住。こだわり豆腐製造。
② 設問ページに移り、各設問を読む。大事なワードに下線、設問中のキーワードを□で囲む。設問の切り口、解答の型、解答に関係する予測ワードを余白に記載する(所要時間10分)。
設問の切り口:分析、戦略、施策 etc
回答の型の例:
B社は、ターゲット顧客に対して、〇〇の強みをもつ、○〇と提携して、〇〇製品を販売する戦略をとる。
B社は、ターゲット顧客に対して、①品揃え面で、〇〇、②販促面で、〇〇の戦略をとる。
回答予測ワード: 販促についての場合、広告・ちらし・DM・SNS・口コミ etc
上記を、設問のまわりに書き込みます。
第1問・第2問の例: 実際の試験で、設問ページにメモした画像が以下です(字が汚くてすみません)。
青枠:設問切り口、 オレンジ色:解答の型、 紫色:解答を予測ワード(与件を読む前に予測したもの)
③ 設問全体の方向性を推理する(所要時間2分)。
設問文全体を見て、全体戦略の方向性を読み取る。
例: B社は、社会全体のオンライン化が進む中で、地元産大豆の魅力を伝えるために、〇〇と協業して、高齢者や主婦層をターゲット顧客として、〇〇な製品戦略・○〇なコミュニケーション戦略の策定をしている。
B社は、上記のような戦略を考えていると予測して、〇〇に入る部分を中心に探しながら与件を読むことで、効率的に解答に使う部分を抽出できるようになります。
④ 与件文に目を通す。解答になりそうなところを中心にマークする。(所要時間10分)
⑤ 設問に戻り、与件でマークした部分で使える重要ワードと紐づけして、設問の周りに追記する(所要時間7分)
⑥ 解答作成する(所要時間50分)。5問ある場合は、1問あたり10分。
5分で解答骨子を考え、5分で、解答欄に記載する。
日々のトレーニングでは、最後まで解くのではなく、 ①②③の設問解釈までを13分間で行えるように、何度も繰り返して練習しました。短い時間でできるので、平日仕事で時間がないときでも、かならず1事例はこなすようにしていました。
■型のまとめの例
設問解釈では、問題形式にあう、解答の型を瞬時に思いつくことが重要です。色々な型が有ると思いますので、ご自身が書きやすい型を集めておくと、解答が書きやすくなると思います。以下は、ファイナルペーパーとして、事例IIの型をまとめた例です。
問題形式にあわせて、書き方のパターンを
決めておこう!
■おわりに
2次試験の解き方は、他にもたくさんあると思います。いくつかの例を試してみて、ご自身に最適な解法を見つけていくことが合格への近道だと思います。余談ですが、私は2次試験に取り組んだことで、会社のNMAT試験の国語の点数が飛躍的に向上しました。
このブログでも国語力をつける勉強法を紹介されている方もいらっしゃるように、一定の国語力は必要なのだと思います。
診断士に合格することが目標ではありますが、勉強を通して、様々なスキルが身についていくこともこの試験の魅力です。ご自身の成長を信じて、勉強に取り組んでいただければ幸いです。
次回はリリィさんの登場です。
お楽しみに!
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