【まゆげ流】合格答案の書き方(!?)その3
おはようございます。まゆげです。
9月になりましたね。まだ少し暑いですが、体調管理は大丈夫でしょうか?さて、本日のテーマは、設問文と与件文についてです。
●設問文について
まゆげは、受験校の演習や模試の採点をする機会があります。
受験生の皆さんが必死になって、「受かりたい!」という気持ちで書いている答案です。まゆげも真剣に採点をさせていただいております。しかし、ときどきですが、残念な答案があります。設問文に対して解答をしていない答案です。
以下、例示します。
- 設問にある制約条件を無視している
- 原因を問われているのに、結果を書いている
- 課題を問われているのに、問題を書いている
- ○○戦略について問われているのに、△△戦略について書いている(例えば、プロモーション戦略について問われているのに、価格戦略について書いている)
残念ですが、点数が入りません。
設問を読む段階で、「設問で問われているものは、何か?」を○や□でグリグリと囲ってください。そして、題意に対して素直に解答をしてください。以前もご紹介しましたが、会話のキャッチボールと同じです。
特に、自分の考えに凝り固まってしまった長めの多年度受験生と、まだ事例問題に慣れていない初学者の方に、この傾向が多いように思います。そういっている私自身もその傾向がありました。だから私は合格に5年もかかったのです。皆さんは私のようにならないでください。
●与件文について
与件重視という言葉をよく耳にしますが、与件重視とはどういうことでしょう。まゆげの勝手な解釈ですが、以下だと考えます。
- 与件文に書いている内容で構成された答案(事例Ⅱと事例Ⅲに多いと思います)
- 与件文から無理なく類推できる内容で構成された答案(事例Ⅰと事例Ⅲに多いと思います)
こちらも、以前もご紹介しました が、設問文を見れば与件文がなくても、一般論だけで解答を構成できるような知識が豊富な方はご注意ください。
与件文をそのまま抜き出す必要はないですが、自分の言葉に置き換えた場合、採点者にも与件文のどこの情報を使っているかが分かる程度のアレンジにするといいと思います。(ときどき、この人は与件文のどこを解釈して、このような記述をしているのだろう?と思う時があります)
なお、一点注意していただきたいのは、与件文に出てくる固有名詞は、自分の言葉に置き換えてはいけません。そのまま使いましょう。
ではでは、来週も引き続き答案の書き方についてご案内します。
少しでも受験生の皆様のお役に立つことができたら、まゆげは小躍りして喜びます。
では良い週末をお過ごしください。
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