【まゆげ流】合格答案の書き方(!?)その4
おはようございます。まゆげです。
9月も中旬になりました。勉強に熱が入ると思いますが、勉強していることを応援してくれているご家族や周りの方々への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
さて、本日は、まゆげもなかなかできなかった「わかりやすい文章を書く」ことについて2週にわたり記載します。
皆様は、2次試験はどのように採点されていると思いますか?採点する人は、3,000枚以上の答案を採点します。まゆげの経験則で話しますと、採点に、コメントも書くことを含めると、1枚の答案で60分弱の時間がかかります。コメントを書かないとしても、ABCDの評価をする必要があるので、採点基準が明確になっていても10分以上はかかると思います。仮に10分として、1名で採点をしているとすると、500時間以上かかります。試験日から合格発表までは2ヶ月しかありません。複数の人数で手分けして採点するとしても、かなりの枚数をこなさないといけません。しかも、複数の人で採点した場合、国家試験なので、誤差を調整する措置を取ると思います(この表現の場合、加点対象にするか否かなど)。合格発表までは2ヶ月ほどしかありません。どのような採点をしているかはわかりませんが、必然的に、ざざーっと読んで採点することもあるのかなと思います。そのため、まゆげはざざーっと読んで意味がわからない文章が書いてあると、なかなか合格は難しいのではないかと考えます。
まゆげが考えるに、わかりやすい文章を書くには以下の点が重要かと思います。
- 主語や目的語を明確にする
- 短い文章で書く
- 論理的に書く
- 丁寧な字で書く
まず、主語と目的語を明確にしましょう。 採点をしていると、何を言っているかわからない解答に出くわすことがあります。
例を示します。
事例Ⅲで外注管理ができていない企業があったとして、短納期に対する方策を100字程度で問われていたとします。それに対する解答例です。
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①~、②~、③定期的に確認する。
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上記の例は、①と②はある程度適切な文章が書けていたとします。しかし、③は言葉足らずのため、「誰に対して、何を」定期的に確認するのかがわからない文章になっております。以前もご紹介しましたが、 答案用紙が採点者との唯一のコミュニケーション手段です。誰がどう読んでも(仮に、意地悪に読んだとしても)、絶対にこちらの意図が伝わるような文章を書けるように心がけましょう。上記の外注管理の例でいうと、「外注先に対して進捗を定期的に確認する」、「カムアップシステムを導入して外注先の工程管理を強化する」などと書きましょう。
具体的にどうすればいいかというと、先に申しあげたとおり、「主語や目的語を明記する」ということかと思います。 事例問題に慣れてくると、関連キーワードを答案に盛り込みたいという気持ちが出てくると思います。その際、変に欲張りすぎて、キーワードだけを入れてしまうと、このようなことに陥ります。(まゆげも陥りました)
意識すればすぐ直る方もいると思うのですが、先週紹介した 「設問に対して素直に解答すること」と合わせると、まゆげはなかなか直りませんでした。
そんなまゆげがどのように問題を解決したかというと、第三者(友達や嫁様)に自分の答案を見てもらい、指摘をしてもらうことで克服しました。
自分では書けているつもり、というのが一番危険です(私がそうでしたので)。特に多年度受験生で、行き詰まりを感じている方は、第三者に設問文と自分の答案を見てもらうといいかと思います。与件文は概要を伝えるだけで、第三者の方に読んでもらう必要はないです。観点は、「設問に素直に答えているか」、「わかりやすい文章になっているか」です。ボロボロに言われても、採点者も同じように解釈する可能性があると思い、素直に聞き入れましょう。
うちの嫁様は、中小企業診断士の勉強をしていませんでしたが、相当ダメ出しをしてくれました。(勉強してなくても一定の国語力があればコメントできるのです)
次週は残りの3つについて、ご紹介します。
少しでも受験生の皆様のお役に立つことができたら、まゆげは小躍りして喜びます。
では良い週末をお過ごしください。
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
・9/22(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H22事例3
・9/26(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H23事例1
*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。
【タキプロ絶対合格勉強会in大阪】
タキプロでは、今後経士会と共同で、大阪で2次試験対策の勉強会を開催することになりました。タキプロと経士会の診断士メンバーが、皆さんの合格を全力でサポートします!
◆日 時:
・9/18(水)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅰ
・9/21(土)17:00~19:30 題材:H23事例Ⅱ
・9/25(水)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅲ
・9/27(金)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅳ
◆場 所:
グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)
※ナレッジキャピタルへは、北館北3のエレベーターで7階までお越しください。また、7階の受付では森藤啓治郎(もりどうけいじろう)の名前を言っていただき、来館受付書に記入し、ゲストのバッチを受け取ってください。
◆定 員:各回10名 ◆参加費:500円
◆持ち物:
事例(問題文とご自身の解答)、筆記用具、電卓(事例Ⅳの場合)
◆内 容:
グループディスカッション(事前に事例を解いてきていただけると進行がスムーズです)
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まゆげさん、
こんばsんは。2次2回目の総裁と申します。
いつもブログを拝見しております。まゆげさんのブログはすごく自分の状況に近い気がして実践しやすく感じます。
今回のテーマについても、本日のM○Cの模試できちんと書いたつもりが・・・といった状況でした。お世話になっている合格者に添削をお願いしてみようと思いました。
試験までの1ヶ月間、ブログ楽しみにしております。よろしくお願い致します。
総裁さん
まゆげです。
書き込みありがとうございます。
模試の結果はあまり気にされなくてもイイかと思います。
# 私も最後に受けたM○Cの模試は振るわなかったです。。。
多年度受験の方も、これからの過ごし方で合否がわかれます。
是非とも充実した日々をお過ごし下さい。
また、合格者の方に添削をお願いするとのこと、
大変素晴らしいと思います。
もし、場所や時間のご都合よろしければ、
タキプロの勉強会もご利用ください。
試験まで残り時間もわずかです。
大変だと思いますが、頑張ってください!
タキプロ一同、応援しております!!