再現答案を馬鹿正直に鵜呑みにするな!

おはようございます、ドリフト診断士こと山口です。

2次試験経験者の多くは試験終了後に
再現答案を作成します。

試験終了直後、わき目もふらずにカフェへ
直行し、再現答案を作成した人

飲み会に参加し、お互いの努力をたたえあい、
翌日心地よい頭痛とともに再現答案を作成した人

試験終了後放心状態に陥り、何もやる気が起きずに
数日間を過ごした後、気を取り直して再現答案を
作成した人

まさかの合格発表を受け、あわてて再現答案を
作成した人

皆さんそれぞれだと思います。

しかし再現答案を作成するプロセスはほぼ同じです。
試験問題には解答の方向性を決めるアンダーラインや
メモ書きが残っています。
その記録を参考にしながら、自分の解答プロセスを
思いだし、解答用紙に解答を再現していきます。

私の知る限り、再現答案を作成するためにまっさらな
問題用紙を用意し、本番と同じ試験時間を確保して
一から答案を作成した人はいません。
↑これだと「再現」答案になりませんしね^^;

問題用紙に思考プロセスの記録が残っている限り、
設問に対する解答の方向性や、採用した与件情報
などはほぼ正確に再現できるでしょう。

ですから、再現答案を利用して、合格者の多くが
採用した論点、不合格者が採用した論点などの
傾向を知ることは有効な活用方法だと思います。

しかし、多くの受験生が各設問に対してイメージする
解答の方向性はほとんど同じなのです。
(ココがこの試験が易しくて難しいと言われる所以だと思っています)

エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか。
無意味な音節を記憶し、
その再生率を調べて導かれた忘却率の曲線です。
20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後には、79%を忘却し、21%を覚えていた。
憶える対象が無意味なものの場合であり、意味がある場合
パーセンテージは変わります。

人は忘れる生き物です。
特に細かいことは簡単に忘れます。

2次試験で言う細かいこととは何でしょう。
ズバリ「書く」作業です。

自分が何を書いたか、主語は入れたのか、
体言止めは使わなかったのか?
結論を先に書いたのか、根拠を先に書いたのか?

ここをキチンと覚えている人は少ないのではないでしょうか。

過去問を何回も解いた経験がある方、
「同じ設問に対して、まったく同じ文章の解答を記述したことがありますか?」
ありませんよね。
伝えたいことは全く同じなのに、
解答欄に記述された文章が全く同じ事はまずありえません。

私は合否の分かれ目は、
「解答欄に記述された文章の精度」
だと思っています。

もちろん
「多くの受験生が想起する解答の方向性をイメージする能力がある」
ことが前提ですが。

再現答案を読んで、
「こんな文章でも合格できるんだ」
「こんな文章俺には書けないよ」
などと一喜一憂するのはナンセンスです。

ご自身が解答された
「模擬試験の解答や過去問の解答した文章」
を振り返り、
同じ内容でさらにわかり易く相手に負荷を与えない
文章はないだろうか?
じっくり吟味してみて下さい。

ますます、あなたの文章に磨きがかかります。

 

 

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

・9/22(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H22事例3
・9/26(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H23事例1

*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

お申込みはこちらから


【タキプロ絶対合格勉強会in大阪】

タキプロでは、今後経士会と共同で、大阪で2次試験対策の勉強会を開催することになりました。タキプロと経士会の診断士メンバーが、皆さんの合格を全力でサポートします!

◆日 時:
・9/18(水)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅰ
・9/21(土)17:00~19:30 題材:H23事例Ⅱ
・9/25(水)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅲ
・9/27(金)19:00~21:00 題材:H23事例Ⅳ

◆場 所:

グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)

※ナレッジキャピタルへは、北館北3のエレベーターで7階までお越しください。また、7階の受付では森藤啓治郎(もりどうけいじろう)の名前を言っていただき、来館受付書に記入し、ゲストのバッチを受け取ってください。

◆定 員:各回10名  ◆参加費:500円

◆持ち物:

事例(問題文とご自身の解答)、筆記用具、電卓(事例Ⅳの場合)

◆内 容:

グループディスカッション(事前に事例を解いてきていただけると進行がスムーズです)

お申込みはこちらから

====================
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

====================

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です