次の2次試験に向けてスタートダッシュを決める受験生へ byたく
読者の皆様こんにちは!
タキプロ14期の たく と申します。
早いもので合格発表からもう月が代わってしまいましたね。
合格された方は実務補習に向けて、今回惜しくも涙を飲んだ方は次回の試験に向けて、それぞれがご自身のやるべきことに対して計画を立てて進めていきましょう。
今回取り扱うテーマですが、2次試験における「事例共通」で受験者が持っておいた方が良い心構え的なことも含め、少しお話を展開していこうと思います。
それでは宜しくお願いします!
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■はじめに
この時期に「次回初めて2次試験を受験します」、という方がこの記事を見ることはないかと思うので、事例毎の与件に出てくる企業の特徴なんかは割愛します。
「そんなことは当然取り組んでいる」、というのがあれば読み飛ばしてもらえれば結構ですし、「あぁ、その点は意識したことがなかった」、という部分が一つでもあれば幸いです。
■与件文の時系列は大切に
与件文の事例に出てくる企業をイメージして読む際に、時系列を意識しながら頭の中で「縦の軸」を作りましょう。
創業から現在に至るまで、わざわざ「1960年代には~」とか「1980年代後半には~」とか企業の歴史が書かれていますよね。
この時に頭の中では年代ごとの情報を入れておく「箱」を作って、そこに情報を入れ込むような形で脳内の情報を整理しておくことが大事です。
よく最初の設問に「A社の統合前の~」とか「B社の協業を始めた後の~」とか制約条件に時間軸が入っていきますよね。
これを外すと合格から遠のいてしまうので確実に押さえておきたいです。
■与件文を読み切るだけの体力をつけよう
事例毎に出てくる与件文って比較的長いですよね。
普段読書をしない人はなかなか苦戦すると思います。(自分もそうでしたが…)
ましてや事例企業を「診断」するように読み込まなければいけないので集中力が途切れたらそこで終わりです。
与件文から情報をインプットし即興で解釈をして、設問にアウトプットする…、最初の事例Ⅰなんかは一発目なので体力もあるでしょうが事例Ⅲ、事例Ⅳあたりになってくると明らかに体力が不足していると感じる人は少なからずいるはずです。
そこでまず文章を、与件文を読み切る体力をつける練習をしましょう。
もし次回2次試験を再受験するために、今から始動する人は、一旦2次試験用の勉強から離れて「少し理解しにくいビジネス書」なんかを読んで、長文を読み解き、頭の中で理解する作業を行ってみてもいいと思います。
大事なのは文章からイメージをすることです。
2次試験用の勉強や事例毎の分析やキーワードの収集はもう少し後でも構いません。(たぶん今しても忘れます。)
■自分の読解の型、回答の型を作ろう
色々な参考書や色々な動画、色々な情報サイトがあり、「設問解釈からしよう」、「使用するペンは~」、「与件文は○○分で読んで設問に○○分充てよう」なんて情報が必ず入ってくるはずです。
多様な効率的なテクニックがあり、「なるほどこうしたらいいのか!」みたいなのもあるかと思いますが、個人的な意見として自分が本当にしっくりくるやり方を研究しましょう。
「あの人がこう言ってたから~」、「あの高得点の人はこうしてたから~」
そんなのはあくまでその人に合ってただけで、あなたに合うとは限りません。
かく言う私は、「与件文に15分、最初に設問解釈はせずに、シャーペン一本で設問に65分を充てる」という、なかなかレアな解き方をしていましたが、それが自分には一番しっくり来ていました。
なので、周りの解き方に惑わされずに一番しっくりくる解き方を模索しましょう。
■絶対に食らいつく気持ちを養おう
周りの試験を受けている受験生はまさしく「ライバル」です。
今までの勉強量で考えても相当に時間を費やしてきた、やれる努力はやってきた、でも合格する人もいれば、涙を飲む人もいます。
これの差はなんでしょうか?
もちろん各事例の得手不得手はあるでしょうが、仮に努力の総量が同じでも差が出るのは、やはり「食らいつく気持ち」、つまりメンタルが要因と思います。
「なんだよ、根性論じゃねーか」と思うことなかれ、「何か一つでも盛り込めないか、何かないか」と最後の最後まで粘る、これ大事です。
「そんなのやってるよ!」と思ってる人で今回不合格になってしまった人には厳しい話ですが、それはライバルの方が気持ちが上回っていたからです。
私自身の経験で言わせてもらえば、特に事例Ⅳなんかは手が止まり、試験を放棄しかけていましたが、「何か一つでも糸口を見つけて書かなければ!」という思いでとにかく書いた結果、合格を掴み取ることができました。
あれがなければ間違いなく落ちていたでしょう。
合格するための努力は全員しています、ましてや1次試験をクリアしてきた強敵であり、生半可な心持ちでは振るい落とされてしまいます。
「中小企業診断士に絶対になりたい!」という気持ちを常に持ち続けてください。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
中小企業診断士の2次試験というのは、正解があるようでないような、明確に「これ!」といった正解がなく、なかなか迷走してしまいがちです。
予備校の採点でもマチマチであったりするのが現状です。
今からでも着実に地盤を固めつつ、「次こそは必ず受かってやる!」という気持ちを持ち続けてぜひとも頑張ってください。
次回は、F田 さんの登場です。
お楽しみに!
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