「自分流の解答プロセス」を確立させる by ジェイ

初めまして、タキプロ16期の ジェイ と申します。
これから中小企業診断士試験を受験する方の参考になるような情報を発信できればと思います。
初投稿の今回は、2回の2次試験受験で大切だと実感した「自分流の解答プロセス」の確立について紹介します。
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■はじめに
初めてなので、簡単に自己紹介します。
名前:ジェイ
年代:40代
職種:事務職
受験歴:1次 1回(R6年度に保険受験したため、実質2回)、2次 2回(R5:A A B B、R6:A A B A)
勉強時間:1回目(1次 600時間、2次 250時間)、2回目(1次 100~120時間、2次 350時間)
勉強方法:1次 スタディング、2次 色々なものの組合せ
得意科目:特になし
受験のきっかけは、職場で購読している月刊誌に中小企業診断士の方のコラムに興味を持ったことです。当時、将来は自分のペースで働いてみたいなーと漠然と考えていたものの具体的アイデアはありませんでした。職場で読んだ月刊誌をきっかけに中小企業診断士について調べてみたところ、面白そうだな―と思い受験を決意しました。
■解答プロセスが重要だと思う理由
中小企業診断士試験で特に受験生を悩ませるのが、2次試験の壁をどう乗り越えるかだと思います。
私は令和6年の2回目の2次試験で合格することができましたが、令和5年は想定外の1次試験合格で喜びと疲労を抱えたまま2次試験を受験し、結果は不合格でした。
令和5年の得点は240点まであと数点でしたが、何が良く何がダメだったのかも理解できない状態で、掴みどころも手応えもない不思議な感覚だったと記憶しています。
自分なりにその理由を分析した結果、解答プロセスが定まっていなかったことが大きな原因だと思いました。
2次試験合格の確度を高めるためには、再現性のある解答を導き出すプロセスが欠かせません。
私は情報収集から入るタイプで、ネットや書籍で紹介されている様々な解答プロセスを参考にして取り組みましたが、それを自分流にカスタマイズできていなかったのです。
そこで2回目の受験対策として、まずは「自分流の解答プロセス」を固めることを優先課題として取り組みました。
解答プロセスは一朝一夕では身につくものではないので、過去問を解いた後の振返りを重視して何度も試行錯誤を重ねました。
解答プロセスは「①設問解釈・②与件文読解・③解答骨子作成・④解答記述」からなりますが、設問解釈時に解答骨子を作成したり、設問分類・レイヤー分けをする等、様々な手法が紹介されています。
1回目の受験時は、「自分が良いと思う解答プロセス」と「自分の能力で処理できる解答プロセス」は違うという認識が足りませんでした。
その結果、自分の中で腹落ちする解答プロセスを確立することができず、時間が足りなくなったり、制約条件を見逃したり、因果関係が不十分になっていました。
普段の読書でも言えることなのですが、私は文章を読むスピードが遅いです。
与件文を読むスピードが遅いのは痛手ですが、根本から改善するのは難しいため、処理の簡略化を図ることにしました。
例えば、1回目の受験時は与件文中の各設問に対応する箇所に色別マーカーを引いていましたが、2回目の受験では4色セットのフリクション1本での色付けに変更しました。
小さいことですが、頻繁に各色マーカーを持ち換え直すことを止めることで、与件文を読む時間短縮や集中力の持続につながったと思います。
この他にも色々と試行錯誤しましたが、自分に合った手法を取り入れながら80分間で処理できる「自分流の解答プロセス」を固めていくと安定した解答品質につながると感じました。
■「自分流の解答プロセス」を確立するメリット
①バラつきの小さい、安定的な解答品質につながる
前段最後にも書きましたが、自分で腹落ちした解答プロセスで解くことによって解答品質が安定すると思います。私の場合、R5(1回目)とR6(2回目)の事例Ⅰ~Ⅲの得点差は数点しかありませんでしたが、解答プロセスをある程度固めることができた2回目受験時には「高得点は狙えなくても大きな失敗をするリスクは低いんじゃないか」という気持ちになれました。
②精神的に安定し、実力を発揮しやすくなる
自分の中で決めた「解答プロセス」に集中することができるため、場当たり的な対応が少なくなり、精神的に安定して実力を発揮しやすくなると思います。
■どうすれば「自分流の解答プロセス」を確立できるのか
私のように文章を読むのが遅い等、特に「自分流の解答プロセス」が必要な方は、自分で納得できるまで多くの問題を解くことをお勧めします。
万人に共通する解答プロセスはないと思います。書籍やネットで多くの手法が公開されているので、是非、色々と試してみてください。
※事例Ⅳは他の科目とは別物なので、毎日、少しでも良いので時間を作って問題を解くようにし、解法を忘れないようにする対策を取りました。
■保険受験の勧め
あまり想像はしたくありませんが、2次試験は2回で合格することができなければ、次年度は1次試験からやり直さなければなりません。
これがプレッシャーを高める要因の一つだと思いますが、私が2回目の2次試験対策に向けて勉強を再開した昨年の今頃、1次試験に「保険受験」があることを知りました。
R5の2次試験が不合格になり、あと1回しかチャンスがないというプレッシャーを緩和させるためにR6も1次試験を受験することにしましたが、2次試験にも繋がる知識の再確認の機会にもなり、受験して良かったと思っています。
私の場合は2次試験対策が優先で、6月下旬から約1.5か月の対策になりましたが、R6でも事例Ⅱで「価値」に関する1次知識を問う設問が出題されています。2次試験を体感した後に1次試験の学習をすることで知識の定着と理解を深めることができ、これが2次試験に良い効果をもたらした思います。
特に企業経営理論・運営管理・財務会計は2次試験と直結する科目であるので、家庭や仕事の都合が付くようであれば保険受験を検討しても良いのではないでしょうか。
■おわりに
次回は、ジョー さんの登場です。
お楽しみに!
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