2次試験は”疑似コンサル”です。 by まっく

4事例共通
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タキプロ16期の   まっく と申します。

今回が初めての投稿となります。  
58歳で勉強を始め、60歳で合格しました。
何歳でもやればできる!と思っている方々や、実務経験を役に立てたいと考えている方々にお役に立てると嬉しいです。

タキプロ16期メンバー募集
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下記バナーから参加申し込みいただけます!

■はじめに

自己紹介をさせてください。

名前:まっく
年代:60代
職種:現役経営者(中小製造業)
受験歴:1次1回、2次1回

勉強時間:1次600時間、2次150時間
勉強方法:1次スタディング、2次 独学(ふぞろい、Youtube, ブログなどを参考に)
得意科目:1次/企業経営論、運営管理、経営情報システム、2次/事例I、III

今から30年前頃に、職場の先輩が(当時は現制度とは違う試験制度の)中小企業診断士資格をとりました。
先輩がすごく輝いて見えたのと、当時勤めていた会社で「経営層に加わりたいな」と夢見ていたこともあり、通信教育で勉強を始めましたが、仕事が忙しくなり挫折。
50代になり中小企業診断士の方々と出会うことが増え、自分も誰かのお役に立ちたいなと思い立ち、再度チャレンジすることを決意しました。
経営者経験が試験に大変役立ちました。

今回は2次試験全体についてお話させてください。

■2次試験を”知る”ことが重要です

2次試験対策の一丁目一番地は、2次試験はどういうものなのか?」を知ることだと思います。

1次試験は、「どんな科目があるのか?」くらいの理解があれば、だれもが試験勉強を始めることができます。
私も「1次試験とは?」ということを調べることもなく、選択方式だという理解程度で勉強を開始しました。
1次試験の通信講座の中で「2次試験勉強は1次が終わってからの開始で十分間に合う」と聞いていたので、まったく2次試験の知識がない状態で、2次試験の勉強を開始しました。

過去問を見たときに、「なにこれ? 1次と全然違う」と軽く絶望。
勉強を進めたものの、2次試験で求められていることが理解できず、どう勉強していいのか分からないまま、Youtubeやブログなどをたくさん見て試験迷子になりました。
このような感想はタキプロブログや他ブログ、Youtubeなどでも多く確認できますので、きっと、皆さんが感じる事なのだと思います。


私が、2次試験で求められていることが、なんとなく分かってきたのは9月中旬~9月末で、「そうか、2次試験は、こういうものかっ!」と理解できたのは、10月に入った頃で、残り1か月しかありませんでした。

正直、「しまった。今から間に合うかな?」と絶望感しかありませんでした。

この経験から、
早い段階で2次試験がどういうものなのか?を少しでも理解しておくことをお勧めします。


2次試験を知ることで、1次試験の勉強方法も変わるかもしれません。

■2次試験とは疑似コンサル業務

ご自分が中小企業診断士になったときのことを想像してみてください。

ある企業(A社)の社長は、組織や人事面に悩みがあり貴方(中小企業診断士)に助言を求めることにしました。
今日は、貴方のA社訪問初日です。
忙しい社長と約束した面談時間は80分。
貴方は初対面の社長からヒアリングします。


ヒアリング内容は、A社の
・簡単な概要
・社歴や過去の取り組みとその結果
・現状の取り組みと困り事
・未来にやりたい事や夢

ここで、社長が貴方にアドバイスを求めてきました。
貴方は、時間が限られる中、A社の現状整理、分析や課題などを社長に簡潔に説明し助言しなければなりません。

このような疑似コンサル業務を書面で行う。それが、2次試験です。

疑似コンサル業務なので、

1.ヒアリングした内容に基づき分析や助言する
・ヒアリング => 与件文
・社長が求めるアドバイス => 設問


2.面談時間は限られているので社長に理解しやすいように簡潔に説明し助言する

・理解しやすい => 社長が理解できる => 聞き出した範囲内から外れない => 与件文に寄り添い、一貫性のある回答ストーリで、キーワードが重複しない

3.話のはじまりは全体的なことを話し、途中で各論について話して最後は話をまとめる
・はじまりは全体的なこと => レイヤーが高めで俯瞰的な視点で(第1問)
・途中で各論について => レイヤー低め、細かな論点
・最後は話をまとめる => レイヤー高めで俯瞰的な視点で(最終問)

ということを2次試験で求められている。

すなわち、「2次試験はコンサル業務能力を評価されている」ことが理解できると思います。

ここで、試験問題のタイトルを改めてみると、なんと「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」と、書いてあるじゃないですか!
最初から書いてあったのに、どうして気が付かなかったんだろう。。。。

と、落胆。

灯台下暗しとは、このことか。

でも、分かっていないのは私だけではない筈!
もしも、2次試験の要領がなんとなく掴めていない人は、”疑似コンサル”だと思いながら、問題を解き模範解答を読んでみてください。
「あっ、そうか!」ってなると思いますよ(笑)

■気分転換で2次試験の過去問を解いてみよう

私の失敗を生かし、2次試験について早めに理解して、効果的な勉強をしていただきたいです。
まだ1次試験前ですが、気分転換で2次試験のことを調べたり、過去問を解くことをお勧めいたします。

そして、1次試験合格後に、このブログを読んだ方も、諦めては駄目ですよ。
私は、模試を9月初めに受験しましたが、C判定が一つ、残りは全てD判定でした。
2次試験のことを全く理解していなかったから当然です。

その後、本当に勉強できたのは、実質1か月でしたが、合格できました。


■おわりに

私はもともと試験に関しては諦めが悪く、最後の最後まで粘るタイプです。
途中退室せず、ずっと見直しをしています。

諦めたら、そこで終わりです。

諦めずに、頑張ってください。

また、勉強方法や勉強道具についても、機会があれば書いてみたいと思います。

次回は、かふー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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