【2次対策・特に初学者向け】ボトルネックはどこにあるのか

おはようございます。メージ@タキプロです。

今回は、2次試験の解答プロセスについてです。

先日、受験生時代の恩師が、2次試験を工場の生産プロセスに例えて表現していて面白いなぁと思ったので、今回はその話を膨らませて紹介してみたいと思います。
80分のプロセスをどのように行っていくのかをざっくり紹介しますので、初学者の方は、こんな風にやればいいんだなという感覚を掴んで頂ければと思います(あくまで一例です)。
経験者の方もこの時期にプロセスを見直すきっかけにしてみてください。

まず、受注生産の工場を想像してみましょう。
受注生産の場合、おおよそ以下の流れで生産を行っています。

受注

設計

調達

計画

作業

検品

納品

では2次試験に当てはめてみましょう!
2次試験は大体以下の流れで解答していきます。

設問分析

与件把握

全体戦略(対応づけ、全体の方向性設定)

詳細分析、解答編集

見直し

以上のプロセスが受注生産の工程と似たように進行していきます。

まず、受注から設計です。
オーダー(設問)は、おおよそ5つでこれが顧客(出題者)からの注文になります。
ここでは、そのオーダーの内容(設問要求、制約条件)をしっかり読み取る必要があります。
そして製品の設計(解答フレームおよび解答要素の想定)を行います。
設計から難易度の見積もりも行いましょう。
ここまでが受注から設計(設問分析)になります。
設問分析については、シリーズ「メージのラジカル設問分析」でも解説していますので、ご参照ください。

設計まで終わったら次は調達(与件把握)です。
与件本文から原材料(解答の要素)を探しに行きましょう!
基本的には、ここにある在庫を組み合わせて解答を組み立てることになります。

その次は、計画(全体戦略)ですね。
どの原材料(解答の要素)をどのオーダー(設問)に割り当てるのかを決めます(対応づけ)。また、オーダー間につながりがあるのかも確認します。
さらに、どのオーダーにどれくらい時間をかけるのか、どのオーダーからとりかかるのかを決めます。

ここまで来たらあとは作業から納品です。
組立は在庫にある原材料(与件の解答要素)を使いますが、たまに加工を加えたり、ネジ(1.5次知識)を持ってきたりします。
作業では、なるべく計画通りに進めたいところですね。
でも、お金(得点)にならないオーダーの見極めも重要になってきます。実際に作り出して、やっぱり無理そうなら、あきらめも肝心です。捨てましょう。ここは実際の生産とは違うところですかね

そして作業が終わったら検品(見直し)をして納品(試験終了)となります。

 

この例え、なかなか面白いと思いませんか?
しかし、ただ面白いだけでは、合格確率が1%も上がらないので、ここで質問です。

みなさんは、各工程の時間を把握していますか?
与件を「読む」時間は何分くらいでしょうか?
「書く」時間は何分くらいでしょうか?
そしてもっとも大事な質問ですが、ボトルネック工程はどこでしょうか?

正直なところ、正味の「読む」時間や「書く」時間を、残りの10か月で短くするのは結構大変です
速読の訓練とか速筆の訓練というのは、ある程度は早くなるかもしれませんが、あまりコストパフォーマンスの良いものとは言えないです。
でも正味の時間を知っておくことは大事になります。80分からこれらの時間を引いた時間が、「考える」時間になるからです。
そして訓練すべきは、この「考える」時間を如何に有効に使えるようになるかになります。

そこで、ボトルネック工程がどこかを見極め、改善することが重要になってきます。
改善のためには、ある程度ノウハウ(思考方法)が必要になりますし、知識(思考の下地)も必要になります。ここを鍛えていきましょう!

一方で、ボトルネックを答えるのはなかなか難しいと思います。
さらに、ボトルネック工程というのは、改善されると他の工程に移っていき、また他の工程に移っていきと、常にどこかしらがボトルネックになります。つまり常に改善を重ねていかねばならないということになります

これからの10か月。長いようであっという間です
過去問や演習に取り組む際には、プロセスをきちっと記録し、ボトルネックはどこなのかを把握して改善し、常にPDCAを回す心もちで取り組んでみては如何でしょうか?

それでは、また次回お会いしましょう!
次回は、ついに最終回?!

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