はじめての模擬試験(2次チェック模試)

おはようございます。たまご@タキプロ5期生です。

ゴールデンウィークに入りました。
初学者の方は、この時期で1次試験7科目の学習(インプット)を終え、いよいよ過去問や演習問題などで定着度を確認(アウトプット)する時期に入ってきます。
私は昨年予備校に通って、1次・2次をストレート合格したので、連休中がインプットの最後の追い込みだったのを覚えています。中小企業経営・政策の講義は4コマで、連続の2日間、午前と午後で一気に終わらせてしまいました。このときは講師の方も大変だったと思います。

その予備校で、「2次チェック模試」が毎年この時期に開催されています。今年は4月26・27日の実施でしたので、受験してホッと一息つかれた方も多いかもしれません。
自分も昨年受験したのですが、これが2次試験形式の問題の初見でした。この時点で知っていた情報はといいますと、

  • 試験時間は80分で、4コマある。
  • 4コマ目は財務で計算問題。
  • それ以外は記述問題。情報処理技術者試験の高度区分・午後1と似た形式のはず(たまごの本職はIT関連の開発者です)。

以上。
今から考えると信じられないのですが、事例問題だ、ということも十分に認識していない状態でした。もちろん、どういう解き方をすればよいか知らなかったですし、そもそも解答プロセスの存在を知らなかった、といったほうがよいかもしれません。

それでもどうにか玉砕を避けられた(模擬試験なので、玉砕しても構わないのですが)のは、情報処理技術者試験の経験があったからかもしれません。問題形式だけ、比較してみます。

中小企業診断士試験
(2次試験・事例Ⅰ~Ⅲ)
情報処理技術者試験
(高度区分・午後1)
試験時間 80分 90分
大問数
(事例数)
1問 3問
(うち2問を選択)
与件本文 2~3ページ強 3~5ページ
(図や表を含む)
設問数 5~7問 5~7問
解答欄 40~100文字が多い
(全体では600文字前後)
20~40文字が多い
(全体では200文字前後)
合格点 全体で60%以上
(各事例40%以上)
60%以上

情報処理技術者試験では、午後1の90分間で大問3つ(3事例)が出題され、うち2事例を解答します。この経験をしていたので、初見だった事例問題の第一印象は「思ったより問題の量が少ない」でした。

診断士試験は解答用紙への記述量こそ多いのですが、80分の試験時間をフルに1つの事例に取り組めるので、集中して対応できる形式です。逆に情報処理は、事例が3つあり、各事例の与件本文も長いので、スピード感と頭の切り替えが求められます。

このときの結果は、合格点(240点)の半分に満たない、110点台だったと記憶しています。ところが評点は「ボーダーライン」。 240点を超えた受験者は1名だけだったので、問題や採点基準がかなり厳しかったのだろうと思われます。
言い換えれば、本試験では正解や採点基準は公開されていないのですが、予備校の模擬試験よりはかなり点数が取りやすいようになっているでしょう。模擬試験の得点の数字には一喜一憂せず、今自分は何ができていて何ができていないか、合格に近づくためにはどこを改善すればよいのか、自分の解答と予備校の解説を比較し、そして与件本文と設問、さらにそこに書き込んだマークやラインが適切だったのかを見直してみてください。

2次試験(筆記)は半年後、年が明ければすぐに合格発表です。そのときに皆さんの喜ぶ顔が見られますよう、タキプロは応援し続けます。

 

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