初学者の2次対策(4):げっちの解答プロセス。(後編)
おはようございます水曜朝のげっち@タキプロです。
いつもは週1回ペースで投稿していますが、この時期は2次対策に関する記事ボリュームがやや大きいため、日曜晩にも臨時投稿しています。
さて、今週のテーマは「2次試験合格のコツ、心構え、準備」。
合格のコツは、自分の解答プロセスにどんどん磨きを掛けていくこと。
合格の心構えは、どんなにしんどい、厳しいと思っても、自分は絶対合格するんだという強い意志を持ち続けることです。
自信がない
大丈夫皆さんにはタキプロが付いています
タキプロメンバーは、皆さんの絶対合格を目指し、合格確率を1%でも高めるために一緒に走り抜けます
それでは本題。まず前回の記事はこちら。私の解答プロセスをざっと紹介いたしました。
→「初学者の2次対策(3):げっちの解答プロセス。(前編)」
さて、今日は「初学者の2次対策」第4話。それぞれの工程でどういう作業を行っていたのか、なぜこのようなプロセスになったかの詳細をお送りいたします。前回の記事を眺めながら、ご確認ください。
<げっちの解答プロセス(詳細)>
まず、①【解答用紙氏名記入】で、準備・確認作業を行います。解答用紙を一瞥して、配点や解答文字数を確認。続いて、与件文1パラ目3行程度を読み、事業内容や規模等を確認します。そして、各段落の左端切れ目に5cmぐらいの横線を入れながら、段落の数や与件のボリュームをチェックします。
続いて、②【設問分析】では、まず配点を確認。設問文の文節ごとに「/」を引き、設問要求、制約条件などポイントにマークを付けます。ここで、解答フレームが想定されるものは「強みは①~②~であり、この結果~できた。」「~は~であるため、~となった。」というように、想定される解答構成パターンを参考に書き出します。これは、設問要求に沿った答えになるよう注意するためです。
また、大事な点として、設問文から予想される切り口、キーワードをできるだけたくさん書き出します。ここでは、先入観に捉われず、想定される内容を柔らか頭で仮決めする程度。さらに、戦略レベル(経営戦略→事業戦略→機能別戦略)のどの段階を問う問題なのか、類推していました。
③【大枠把握】で、初めて与件本文を読みに行きます。私の場合は、文章を読むスピードが遅いため、この大枠把握の時間が若干長めになっています。ここでは、接続詞に赤ボールペンで数種類のマーク、社長の信条・モットー、経営課題を水色ボールペンでマーク。特に課題は右端余白に★印。強みはシャーペンで囲って、右端に★印。なくても意味が通じるのにあえて追記してある「〇〇〇…」や(〇〇〇…)などのカッコ書きに着目。さらに、文章を頭からスラスラ読んでいく中で、違和感を感じるポイント(日本語が妙にぎくしゃくするひずみ)をチェックします。
④【設問再読】で、設問を再確認します。他の合格者の話を聞いてみると、私の場合は、この設問再確認のプロセスが特徴的かもしれないです。私のパターンとして、設問全体の構成(設問全体の流れ、設問ストーリー or テーマ)と与件文全体ストーリーの両方をあえて俯瞰してみるプロセスをここに置いていました。細かい木ばっかり追い掛けていたので、あえて大きく身を引いて全体を見渡してみる工程です。
⑤【全体戦略】にて、初めて設問と与件根拠の紐付けを行います。私の場合は、与件を1段落目から追いながら、それぞれのセンテンスを各設問に振り分ける作業(プッシュ)としていました。設問1なら①、設問2なら②というのを右端余白に書いていきます。③【大枠把握】でピックアップした課題、強みの★印も、この段階で各設問に振り分けられます。
自分の1つの長所として、振り分けで事故を起こすことがまずないというのがあります。この工程で、各設問で答えるべき根拠をほぼ正確に拾えているので、得点が安定していました。(なぜ安定しているのか、自分でも今一つ理由は分からないのですが…。どうしてなんでしょうか??)
⑥【詳細戦略】にて、各設問の解答方向性、根拠を決定し、実際に解答を書き始めます。考える時間をしっかり取った方が良いかと思い、9月中旬辺りから⑥詳細戦略の開始を35分経過後からとしていました。が、予備校の担任の先生から「文字が汚い」(採点をためらうぐらいだ)と指摘され、再び当初の通り30分経過後から書き始めるように戻しました。
ここには記載していませんが、各プロセスでは「難易度評価」作業も行っています。具体的には、②【設問分析】、④【設問再読】、⑥【詳細戦略】の3回、各設問の難易度評価を行い、さらに解答記述後に獲得点数として、もう一度、難易度評価を行っていました。(難易度評価作業は非常に重要ですが、初学者できちんとやっている人はあまり多くないと思うので、また後日、詳しく説明したいと思います)
このほかにも、さまざまな作業は行っていますが、だいたい体に染み込んでいたので、紙にまとめた解答プロセス自体は比較的シンプルでした。
ちなみに、下の図は1年前の直前期に解いた事例の解答プロセス状況です。赤色が⑤【全体戦略】で、根拠振り分け作業を行い、次の工程で各設問の解答記述作業に入っていくところです。事例Ⅱの与件文が長い演習で、あえて全体戦略を長めに取ってみる試みを行っていたりします。もちろん事故も起こしていますが…。
各プロセスの時間を細かく計測しつつ、どこで事故が起きたか、漏れてる作業は何か、毎回の演習問題を解くごとに4~5時間かけて、解答プロセスのブラッシュアップ作業を続けてきました。
長くなりましたが、私の解答プロセスのお話はここまで。
次回以降は以下のような内容を考えています。
私の解答プロセスご紹介
●事例振り返り方法
●読解力の鍛え方
●分析力の鍛え方
●編集力の鍛え方
●細切れ時間活用法
●因果関係で得点アップ
●経営分析対応法
●ファイナルペーパー活用策
2次試験突破は、気づきが得られるタキプロ勉強会で!
※次回以降の勉強会日程
8/27(土)17:30 新橋・生涯学習センター
参加申し込みはこちら→http://bit.ly/takiben07-08
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