初学者の2次対策(8):難易度判定げっちの場合。

こんばんは、木曜深夜に臨時投稿のげっち@タキプロです。
いつもは水曜朝ですが、2次対策に関する記事ボリュームがやや大きいため、臨時投稿しています。
前回の記事はこちら。事例を解く際には難易度判定が重要というお話でした。
→「初学者の2次対策(7):難易度判定が重要な理由。
今回は「初学者の2次対策」第8話。では、実際に私の難易度判定方法がどうだったかをご紹介します。
では、具体的に難易度判定はどうするのか。
【 メモ 難易度判定方法 メモ 】
例えば、「今まで経営が順調だった理由は何か」「顧客に支持された理由は何か」というように、過去のできごとを聞かれた場合、基本的に与件文に解答根拠が書かれており、素直に抜いてくれば、得点できます。過去の話で、他の受験生も同じ該当部分を解答し、手堅く得点してくる可能性が高いです。(よって、答えを外すと、この1問だけでも致命的
逆に、「~はどうなると考えられるか」「~についてアドバイスせよ」という出題は、答えが与件文に書いてない可能性が高く、与件根拠を材料にして自分で分析、検討を進めて解答を類推しながら組み立てていく必要があるので、非常に難しくなります。未来を予測する答えは、受験生によって解答が割れるので、全体の得点もそんなに伸びません。(答えを外してもそれほど致命的でない
あるいは「強みを2つあげよ」と聞かれた場合で、与件文に解答根拠と思われる個所が4つも5つも見つかってしまった場合、あるいは1つしか見つからなかった場合は難易度が上がります。
このほか、一般論として1次知識で答えるべきなのか、与件文の事例企業に沿った形で具体的に答えるべきなのか、判断がつかない問題も難しくなります。そもそも設問要求が何なのか、設問文の趣旨が何か、意図がつかみかねる問題も事例Ⅰなどでは見受けられますが、これも難易度は高くなります。
こうした難易度判定作業を、自分は以下の3回、行っていました。(→解答プロセス参照)
  1【設問分析】②の時
  2【設問再読】④の時(大枠把握後)
  3【詳細戦略】⑥の時(各設問解答後ごとに)
まず、最初に1【設問分析】②の時は、上記の通り過去のできごとを与件文から抽出してくる抜き出し系か、あるいは「考えられる」「アドバイスせよ」等の類推系、助言系の出題かどうかを設問文から判断し、設問番号の右側に◎○△で難易度判定マークをつけます。(例:第1問(配点20点)
続いて、2【設問再読】④の時。与件文を大枠把握で一通り押さえて再度設問を読む際に、与件文に根拠が記載されていたか、あるいは自分で類推する必要があるかを振り返り、◎○△判断を修正します。(例:第1問(配点20点)△→〇
最後に、3【詳細戦略】⑥で各設問の解答を書き終えるごとに、獲得点数を予測して難易度◎○△を書き込ます。(例:第1問(配点20点)△→〇→◎
このように事例の各設問を解く際に、勝負に出る問題か、無難にこなすべき問題かを考えながら対応し、最終的には自分が各問題でどのくらい得点できたか試験中に確認できるようにしていました。
配点×難易度得点期待値
  →字数も考慮して配分時間を決める
配点10点の難しい問題より、配点20点の簡単な問題エネルギーを掛けた方がいいですよね。特に、例年、事例Ⅰ第1問スーパー難題が多いように思われます。事例Ⅰや事例Ⅲの第1問には、はまらないように注意しましょうね。事例Ⅰが難しくなると、初学者は舞い上がってしまって不利になると思うので、最初にとんでもないのが来ると構えておくのもいいかもしれません。
こうした難易度判定は事例ごとにも行っていました。毎年、4本の事例のどこかで非常に難しい問題が出題されています。昨年の場合は、事例Ⅰ、事例Ⅱと比較的取り組みやすい問題が続きましたので、昼休みには「次の事例Ⅲでスーパー難題が来るんだろうなあ…」得意げと心しながら3時間目を迎えました。
今年はどの事例が難しくなるのか全く分かりませんが、少なくとも、とんでもない難題がどこかで出されるものだという心構えは、あらかじめ持っておくといいかもしれませんね。想定外が起きるのが2次試験想定外を想定しておきましょう!
次回以降は以下のような内容を考えています。
チェックマークげっちの解答プロセス(前編)
チェックマークげっちの解答プロセス(後編)
チェックマーク事例を解いた後は振り返りがポイント
チェックマーク解答振り返りの具体的方法
チェックマーク難易度想定が重要な理由
読解力の鍛え方
●分析力の鍛え方
●編集力の鍛え方
●細切れ時間活用法
●因果関係で得点アップ
●経営分析対応法
●ファイナルペーパー活用策
続きは再び水曜朝に…。またお会いしましょう!
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