2次試験で不合格とならないために①:解答手順の確立
こんばんは。黒@タキプロです。
いよいよ2次試験まで残り1カ月ですね。
そろそろラストスパートをかけ始めた頃でしょうか
泣いても笑ってもあと1カ月、悔いだけは残さないようにしてください。
残り1カ月、木曜の夜は、2次試験で不合格とならないためにをテーマにいきます。
2次試験で不合格と合格を一度ずつ体験している私の経験から、
合否を隔てるポイントについてお話をしていきたいと思います。
全4回で、現在考えている内容は、以下のとおりです。
第1回: 解答手順の確立
第2回: 解答手順の肝
第3回: 超直前期の学習
第4回: 試験当日の立ち回り
では早速、第1回です。解答手順の確立。
■解答手順をつくる目的は?
もう今更かもしれませんが、もう一度だけ目的のおさらいです。
診断士試験は年に1回。そして難易度が高い。
単に難易度が高いだけでなく、正解が公表されない。
何を問われているのかも捉えにくい。
そんな試験に、素手で場当たり的に臨むのは、あまりにもリスクが高すぎる。
それなら、ある程度点数を安定させる術を身に付けて臨もう。
手順を安定させることで、点数を安定させよう。
この辺が目的です。
実際に私は1年目、解答手順をもたず、時間配分を最後まで安定できなかった結果、
本番で問題を解き終えることができず、惨敗に終わりました。
2年目に合格できた理由を一つだけあげるとすれば、
自分なりの手順を確立して、本試験でそれを遂行できたから。
そして、解答手順をつくることにはもう一つメリットがあります。
自分の成長を楽しめることです。
2次試験の勉強は、いくら勉強してもなかなか手応えが得られません。
自分の成長具合もいまいち分かりません。
結果が明快な形で現れないですもんね。ある意味、自己満の世界です。
そんな中で私は「解答手順の改善=自分の成長」と考えて、
手順探し、手順改善を勉強の楽しみとしていました
楽しみながら一歩一歩改善を重ねることで、解答手順は完成します。
■解答手順はどうつくる?
これは人それぞれでよいと思います。
この時期に方向転換するのはむしろ危険ですので、
方法が確立している方は、自分のやり方を貫いてください。
ただ、まだ糸口を見いだせていない方のために、私の手順をご紹介しておきます。
①合格者の手順をベースに手順第1版を作成
②演習を通じて、手順を追加したり、削ったりの試行錯誤
→とにかくいろいろと試してみる
→自分にフィットする手順は採用
→フィットしないものは、次回からは削る
③試行錯誤の幅が徐々に収束
④手順”習得”のウエイトを徐々に大きくする
⑤演習等で、確立・習得した手順を試す
→演習を受けるたびに微調整
⑥本試験に向けて手順に慣れる
→いちいち考えなくとも、勝手に手が動く状態を目指す
残り少ない時間を有効に使いたいところですが、
ある程度実験と失敗を繰り返さないと、自分自身の手順は確立できないと思います。
近道をひとつ挙げるとすれば、自分のタイプに近い、合格者の手順を探し出すことでしょうか。
このタキプロブログや他の書籍等でも、合格者の手順は公開されています。
有効に活用してみてください
■解答手順とはどんなもの?
これは、実際に見てもらった方が早いと思います。
6~7月に黒式の2次試験解答手順ということで、
ご紹介をしていますので、下の目次から確認してみてください。
①与件文を段落ごとに区切る
②与件文を先頭、最終段落のみ読む
③設問を読んで、解答のフレームを考える
④全設問を通し読みして、設問の内容を頭に焼き付ける
⑤与件文を全部読む
⑥解答のフレームを見直す
⑦マーカーで印をつけながら与件を読む
⑧解答のフレームを決定する
⑨解答を記述する
次回は、解答手順の肝ということで、
上の手順の中から、特に重要な論点を抽出して、お話していきます。
そろそろプレッシャーが厳しくなってくる時期ですよね。
でも、そのプレッシャーを感じているのは、あなたに力があるから。
そして、合格したい、その思いが誰よりも強いから。
自分に自信をもって、プレッシャーを乗り越えましょう
では、今回はこのへんで。
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