初学者の2次対策(14):考える力を増す工夫。(前編)
おはうございます。水曜朝のげっち@タキプロです。
2次受験される皆さん、地道に頑張ってますか試験までは、まだまだ半月以上もありますこの時期はとにかく本数をこなして過去問に慣れることが重要。特に、設問分析から詳細分析(各設問の解答を書く直前まで)の工程が非常に大切です。私も昨年のこの時期は毎日1本以上、過去問事例を解くようにしていました。
過去問は何度読んでも新しい発見があると思います。愚直に真面目に取り組んでいる人だけが実力を伸ばせる時期です。がんばりましょうね
アイスクリームがある
さて本題ですが、前回の記事はこちら。2次模試結果を振り返る際の注意点でした。
今回は「初学者の2次対策」第14話。分析力、つまり考える力を増すための方法についてです。
以前、読む力を増す工夫でもお伝えしましたが、私の解答プロセスの例を基に、3つの力のバランスをイメージでまとめてみたのが下記の図です。
事例を解いている最中は読む力→考える力→書く力に次々にシフトしていきます。中でも、考える力は設問分析に着手してから最後にペンを置くまで、80分間のほとんどを占めるように思います。では、考える力を増すためには、どんな工夫をすればよいでしょうか。1つ1つ見てみましょう。
接続詞に着目して構成分析
与件文を読む際は、書かれている主題に沿って、文章もしくは段落の構成を分析します。この際に、着目すると便利なのが接続詞。例えば、以下に4つの言葉があったとします。
アイスクリームがある
おいしそう
たくさんある
うれしい
そのまま素直に取れば、
アイスクリームがある
→「しかも」おいしそう
→「さらに」たくさんある
→「よって」うれしい
というように、うれしい理由が並列で述べられているように読めます。この人はきっとアイスクリームが大好物なんだという想像ができます。次の場合はどうでしょうか。
アイスクリームがある
→「しかし」おいしそう
→「しかも」たくさんある
→「よって」うれしい
1個だけ逆接の「しかし」が入っただけで、実はこの人はアイスクリームはそれほど好物ではないが、おいしそうでたくさんあるから、まあまあうれしいのかなという意味に変わります。さらに…。
アイスクリームがある