初学者の2次対策(15):考える力を増す工夫。(後編)
こんばんは、木曜深夜に臨時投稿のげっち@タキプロです。いつもは水曜朝ですが、2次対策に関する記事ボリュームがやや大きいため、臨時投稿しています。どこでタイムマネジメントを間違えたのか、書こうと思っているネタがかなり残っているのに、果たして試験までに間に合うでしょうか…。
前回の記事はこちら。接続詞に着目した構成分析のお話でした。
今回は「初学者の2次対策」第15話。考える力を増すための工夫の後編です。さっそく続きです。
行間を読んで書いていないことを分析
与件文の行間を読む。例えば、H21年事例Ⅰで「A社に、卓越した商品開発のノウハウが備わっていたわけではなかった」とあれば、その後に出てくるF社には商品開発ノウハウがあったのかな…と探りを入れてみるとか。
「A社に買収される直前のF社は、資本金1,000万円、従業員数50名…」ということは、買収を決める前はもっと従業員が多かったんだろうなあとか…。
あえて、書いていない要素、触れられていない要素は何かなという視点で与件の行間を読んでいきます。
ただし、考え過ぎは厳禁。あくまでも与件に素直に忠実にというのが基本スタイルです。行間の行間を読めば、結局それは与件本文に戻る訳ですから。
私の場合は、裏を読んで、そのまた裏を読んで元に戻る…、あるいは、あれこれ考えてみては、「んなわきゃないか…」と素直にまた元に戻ってくる…というプロセスを入れてました。このため、勉強会仲間からは「深読みしないで空気読め」と、よく叱られていました。
あくまでも適度な範囲で、裏を読んでみる(書かれていないことに着目する)のが、一つの手段だと思います。特に、スーパー難題で対応しやすくなりますんで…。
そして、やっぱり最後は課題
このほか強調語、頻出語、文章のひずみなどに着目するのもポイントに挙げられますが、やっぱり最後は課題です。
ある程度事例に慣れてくれば、強みを見落とすことは減ってくると思います。一方で課題はどうしても見落としがち。もし課題を1つでも見落としてしまうと、幾ら考えに考えを重ねても結論は出てきません。まさに致命傷。よって、課題はしっかり押さえましょう。
以上のように、接続詞に着目した構成分析、行間を読む、課題に着目。この3つを意識するだけで、与件の分析力がぐんとアップすると思います。
さて、こうした考える力が一番試されるのは、本当に難しいいわゆるスーパー難題が出た時。本試験4事例の中では、必ず見たこともないような目玉が飛び出るようなスーパー難題が出されます。昨年の場合は、事例Ⅲ第2問、第3問がそうでした。しかも、第3問は短い解答なのに、配点が20点。
そこでご紹介したいのが先週のレンナさんの記事「わからない問題で止まってはいけない」これは深かったですあのスーパー難題に直面しながら、それでも淡々と対応しているレンナさんは素敵ですね感動しました。
2次試験において真価が問われるのは、全く対処不能な訳の分からない問題が出た時だと思います。皆さんも必ず直面するであろうスーパー難問に備えて、しっかり対応力を養っておきましょうね。私の場合は、ファイナルシートとは別に、「パニックシート」なるものを作成して備えてました。この話はまた別の機会に。それでは今日はこの辺で…。
次回以降は以下のような内容を考えています。
●編集力の鍛え方
●細切れ時間活用法
●因果関係で得点アップ
●ファイナルペーパー活用策&パニックシート
次回は日曜深夜にお会いしましょう。書く力を増す工夫について、触れてみたいと思います。
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