初学者の2次対策(18):因果のつながりに意識した解答を。
こんばんは、日曜深夜に臨時投稿のげっち@タキプロです。いつもは水曜朝ですが、2次対策に関する記事ボリュームがやや大きいため、臨時投稿しています。
今回は「初学者の2次対策」第18話。因果関係をまとめた解答の工夫です。
まず解答フレームを準備
例)強みは、①~②~の〇〇〇力である
因果をつなぐ練習
解答要素を列挙する際は、思い浮かんだ順に無意識に並べるよりは、優先順に並べるとか、あるいは何らかの意味を持った順(QCDとか)に並べると効果的です。
さらに、字数が多い場合は、もう一歩上を行く解答として、因果関係をつなぐ解答を心がけます。原因は①~②~であり、××したことによって、この結果〇〇となった。
この時、因果関係の帰結は基本的に、課題クリアもしくは問題解決など、解決すべき最終ゴールになることが多いです。
この結果を導く際には、現状から始まり、頭の中で「それで?」を繰り返していきます。そして最終的に「売上高拡大」に行き着けば、そこで終了。
因果の飛躍に注意
ここまでは試してらっしゃる方も多いと思いますが、注意が必要なのは、途中の根拠が抜けてしまう点。いわうる因果の飛躍です。
原因1→ →結果2(原因2)→結果3(原因3)
原因1→結果1(原因2)→ →結果3(原因3)
字数の制約から、あえて途中の根拠を飛ばしてまとめざるを得ないこともあります。その場合は、前々回にご紹介した解答をコンパクトに圧縮する工夫を使って、1つでも多くの根拠を詰め込むのが前提ですが、それでも字数が足りない場合は、あえてどこかの根拠を落とすことになります。
▼多少の因果の飛びは覚悟する
▼導入と結論がしっかりしていると意外と大目に見てもらえそう
期待効果との組み合わせ
さらに因果+期待効果を組み合わせた解答を工夫してみました。ここで言う期待効果とは、課題を達成したり、問題点を解決したりなど、対策を実行することで何らかの成果、効果が現れるというまとめの結論。
基本的には課題をクリアする文言を入れます。「売上拡大を図る」「収益向上を実現する」「来客数増加を図る」等々。各事例には必ず達成しないといけない課題が幾つかあるので、それを盛り込む努力をしていました。
特にの「因果の飛躍」があると、マイナスイメージが強くなります。解答をまとめた後は、一旦、客観的に第三者の目(採点者の視点)を意識して、読み返すプロセスを入れておくと、安心かもしれません。時間がなくなってくると、気が焦って論理も飛躍しがちですので、気持ちだけは冷静に取り組むよう心がけましょう。
次回はいつもの水曜朝にお会いしましょう。パニックシートの準備についてお話いたします。