【2次試験】問われたことに素直に答える。
こんにちは。
隔週水曜日夕方担当、ヒナ@タキプロ5期生です。
お盆期間中は、受験勉強を少しお休みして、家族や友人と過ごされたり趣味に没頭されたり、1次試験まで我慢してできなかったことを楽しまれた方も多いかと思います。
さあ、これからは本腰を入れて、2次試験の準備に取り組んでいきましょう!
2次試験で最も重要なポイントとしては、
「問われたことに素直に答える」
ということが挙げられるのではないかと思います。
(1)なぜ「問われたことに素直に答える」のが重要なのか?
診断士の実務としては、経営者の質問にただ答えるだけではダメで、さらにそれを上回るプラスアルファの提案を行うことで、他と差別化を図るのが目指すべき姿ではないか、とも考えられます。
しかし、診断士試験は、あくまでも診断士の基本となる能力を判断するための試験です。
まずは、基本となる「問われたことに素直に答えられる力」がなければ、それを飛び越えてプラスアルファの答えを出そうとしても、診断士としても独りよがりな診断や支援になってしまいかねません。
また、試験という特性上、与件文と設問という枠がある以上、与件文と設問から離れた内容では、試験委員はその当否を判断しようもありません。
そこで、診断士としての基本能力を測るための試験としては、与件文を基礎として、設問要求を的確に把握し、それにわかりやすく答える能力が求められているのです。
プラスアルファの答案を目指して他の受験生と差別化を図ろうとしたり、与件文の深読みや裏読みのしすぎは、設問の題意から外れた解答になるリスクが高いため、避けるべきです。
自分では問われていることに答えているつもりでも、解答を考えているうちに想像が膨らんでしまい、「問われたこと」よりも「言いたいこと」を答えてしまっていた、という失敗はよくあります。
2次試験の合格率が約20%ということで、上位2割に入る答案を書くためには他の受験生より一歩抜きんでた内容の答案を書かなくては、と思ってしまいがちですが、他の受験生の答案に埋もれてしまうような当たり前の内容でも、きちんと問いに答えて分かりやすく解答をまとめられれば、十分合格圏内に入ることができます。
解答内容で差別化を図るのではなく、問われていることを的確に把握し、素直にわかりやすく答えるということを一番に心がけてください。
(2)「問われたことに素直に答える」ためには?
「問われたことに素直に答える」を実践することは、簡単なようでとても難しいことです。
この点は、2次試験の本質と言っても過言ではないので、自分自身で過去問を解き、他の多くの解答例を参考にしたり、勉強会や受験指導校で他人からの意見を聞いたりしながら、自分自身で会得していく必要があるところではないかと思いますが、まずは、最もわかりやすく、形式から入るのも一つの方法です。
例えば、設問で「理由」を問われた場合、解答では「~だったため。」「~だから(である)。」等の言葉を文末に付けることにより、一見して「理由」への答えであることが分かります。
また、設問で問われていることが複数ある場合、例えば、「過去の失敗の要因」と「今後の留意点」が聞かれていれば、「過去の失敗の要因は~だったこと(である)。今後の留意点は~すること(である)。」と設問で使われた言葉をそのまま使ってオウム返しで答えることで、それぞれの問いへの答えが分かりやすくなります。
そのほか、結論から先に答える、という方法も有効な場合があります。
例えば、「具体的施策」を問われた場合、「~すべきである。なぜなら~」のような形で結論を前に出すことで、問いに答える姿勢がより明確に印象づけられることがあります。
このような、ある種の「型」を自分の中で蓄積しておくのは、非常に有用です。
ただし、このような「型」も、押さえておくと便利ではありますが、杓子定規に何でもかんでも「型」に当てはめるのではなく、あくまでも、設問毎の個別事情に応じ、問われていることへの答えをストレートに分かりやすく伝えることを念頭において、臨機応変に対応する必要があります。
「型」を押さえつつも、「型」にとらわれないこと。
「問われたことに素直に答える」を実践するための、一つのヒントとして頂ければ幸いです。
タキプロ勉強会のお知らせ
【東京勉強会】
◆日時・場所
・9/6(土) 9:30~12:00 八丁堀区民館 題材:H25年度事例Ⅲ
お申込みはこちらから
・9/10(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H25年度事例Ⅳ
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・9/20(土) 9:30~12:00 久松町区民館 題材:H24年度事例Ⅳ
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・9/24(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H24年度事例Ⅰ
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・9/28(日) 9:30~12:00 京橋区民館 題材:H24年度事例Ⅱ
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・10/8(水)19:30~22:00(場所未定) 題材:H24年度事例Ⅲ
準備中(9月上旬に申込開始します)
◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
【名古屋勉強会】
*各回定員5名
*参加費 500円
少数ですが、ぜひ気軽にご参加ください。
・第2回 8/30(土) 9:30~12:20 昭和生涯学習センター
題材:H25事例Ⅱ テーマ:事例Ⅱガイダンス&読解力対策
・第3回 9/6(土) 9:30~12:20 中生涯学習センター
題材:H25事例Ⅲ テーマ:事例Ⅲガイダンス&読解力対策
・第4回 9/13(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H25事例Ⅳ テーマ:事例Ⅳガイダンス&計算問題対策
・第5回 9/20(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例Ⅰ テーマ:提案力対策
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを6部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
お申込みはこちらから
【大阪勉強会】
◆場 所:グランフロント ナレッジキャピタル7階
(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:20名
◆持ち物:筆記用具、問題用紙とご自身の解答(過去問を扱う場合)、電卓(事例Ⅳの場合)
◆開催日時・内容
※現在第10回(9月19日)までのお申込みを受け付けています。
【対象 初学者・再受験者】
第4回 8月29日(金)19:00~21:30 事例の読み方②
第5回 9月2日(火)19:00~21:30 論理的思考と解答の考え方①
第6回 9月5日(金)19:00~21:30 論理的思考と解答の考え方②
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 解答の書き方①
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 解答の書き方②
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 事例Ⅰ・Ⅱアドバイス
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 事例Ⅲ・Ⅳアドバイス
【対象 初学者】
第5回 9月2日(火)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅰグループ討論
第6回 9月5日(金)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅱグループ討論
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅲグループ討論
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅳグループ討論
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン①
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン②
【対象 再受験者】
第11回~18回 9月23日(火)~10月17日(金)
毎週火曜日と金曜日に実施 19:00~21:30
試験実施(事例Ⅰ~Ⅳ)と添削指導
【対象 初学者・再受験者】
第19回 10月21日(火) 19:00~21:30 質問タイム
第20回 10月24日(金) 19:00~21:30 質問タイム
お申込みはこちらから(現在第10回までのお申込み受付中)