【2次試験】関連知識の活用
みなさん、おはようございます。
マーチャオ@タキプロ5期生です。
一昨日または昨日、受験校の模試を受けられた方も多いでしょうか。
本日受ける方もいらっしゃると思います。
模試では「自分なりに計画した80分の使い方を実践してみよう」「疲れ具合を把握しておこう」といったように、目的意識をもち、受けた後に出来た点・出来なかった点・気づいた点等をしっかりと振り返っておくようにしましょう。
なお、この目的意識(目標)は、あまり欲張らないほうが良いと思います。特に、1次試験後に2次試験の勉強を開始された方は、自分の解答プロセスもこれから確立するという方が多いかもしれません。
例えば「与件本文を読む際、自分の決めた項目を漏れなくチェックする」というように、まずは一部のプロセスだけでも確実に行うことを意識すると良いかもしれません。
くれぐれも、点数で落胆することがないようにしてくださいね。
私は1回目の2次試験、模試の点数があまりに悪かったため「今年はもうダメそうだ…」とやる気を失ってしまいました。1回目の不合格には他にもいろいろな原因がありましたが、このモチベーションダウンも原因の一つだったと思っています。
他のメンバーも書いていましたが、まだまだこれからです。
みなさんはどうかこれからの大事な期間を無駄にすることがないようにしてくださいね。
さて、前置きが長くなりましたが、今日は「関連知識の活用」というテーマでお話したいと思います。
以下では、関連知識の使い方・効果、関連知識を整理する方法についてお話します。
<関連知識の使い方・効果>
主として次の2つの場面で使用していました。
・設問文を読んだ際に関連知識をメモする
・解答を作成する際に関連知識を再確認する
そして、自身の経験から以下のような効果があったと考えています。
設問文を読んだ際に関連知識を想定しておくと、与件本文を読んだ際に解答根拠を見つけやすい
解答作成に入る(与件本文がどの設問の解答根拠として使えそうか対応づけが終わった)段階で、十分な解答根拠が見つかっていない場合、関連知識を再確認し、その知識に関連しそうな記述を与件本文に探しに行くと解答根拠となりそうな記載が見つかることが多い。
上記を行なっても、十分な解答が書けそうにない(与件本文に解答根拠を見つけられない)場合には、関連知識をそのまま解答に書くことで、何も書かないよりも得点確率を高められる(と思われる)
具体例:平成25年度2次試験 事例Ⅲ 第3問
C社経営者は、これまで蓄積した生産技術のノウハウを活用し、通信用部材市場以外での新規事業開発を模索している。過去に経験したY社との共同開発事業の失敗の要因と、その失敗の要因を踏まえた今後の新規事業開発の留意点を、140字以内で述べよ。
昨年の本試験の際、私がこの設問で想起した関連知識は、製品開発では①ユーザーの声・ニーズを聞く、②開発部門と営業部門のコミュニケーションが重要である、というものでした。
タイミングとしては、設問を読んだ際にはメモできておらず、解答を作成する段階で想起しました。
ユーザーニーズとのギャップについては与件本文内に記載がありましたが、それだけでは、解答が不十分だと思い、上記知識をもとに、営業に関わる内容を探しに行きました。
そうしたところ、「トップセールス」に関わる表現があったため、ユーザーニーズ収集のための営業体制の整備や営業担当と開発部門の情報共有等を解答に盛り込みました。
<関連知識を整理する方法>
1回目の2次試験、私は、関連知識の整理をほとんど行っていませんでしたが、2回目に向けては勉強開始当初から2次試験の直前まで継続的に行い効果が大きかったと感じています。
事例で活用する知識はどれも1次試験で学んだ内容ですので、知っている知識です。ポイントは、それらを80分という時間の中で瞬時に想起できるようにしておくことだと思います。
具体的には以下のようなことを行いました。
受験校の2次対策テキストや「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」をすきま時間に読む。
「設問文を読む」プロセスで関連知識を想起する練習
(1)過去問を使い「設問文を読む」プロセス(※)のみを時間制限なしで行う。
設問文を読んで想起した関連知識をメモし、十分に書きだせない場合は、テキスト等で確認した内容をメモする。
(2)少し期間をあけて同事例の「設問文を読む」プロセス(※)のみを時間制限あり(10分)で行う。
想起できなかった関連知識は何か確認する。その知識をすきま時間や通勤時間に読み、想起できるようにする。
(※)マーチャオの「設問文を読む」プロセス
〔10分程度で行う〕
・設問文を読む
-設問文を文節単位で区切る
-問われていること、制約条件にマーキング
-構成要素(例:誰に、何を、どのように、効果)をメモ
-解答の型(例:~に対し~を生かし~する。結果~。)を想定
-関連する1次知識をメモ
私は事例Ⅲが当初苦手でしたが、本試験では一番不安が少なく臨める事例となりました。知識を強化したことが不安削減に役立ったと思っています。
いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になれば嬉しいです。
タキプロ勉強会のお知らせ
【東京勉強会】
◆日時・場所
・9/10(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H25年度事例Ⅳ
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・9/20(土) 9:30~12:00 久松町区民館 題材:H24年度事例Ⅳ
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・9/24(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H24年度事例Ⅰ
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・9/28(日) 9:30~12:00 京橋区民館 題材:H24年度事例Ⅱ
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・10/8(水)19:30~22:00 八丁堀区民館 題材:H24年度事例Ⅲ
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◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
【名古屋勉強会】
*各回定員5名
*参加費 500円
少数ですが、ぜひ気軽にご参加ください。
・第4回 9/13(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H25事例Ⅳ テーマ:事例Ⅳガイダンス&計算問題対策
・第5回 9/20(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例Ⅰ テーマ:提案力対策
・第6回 9/27(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例Ⅱ テーマ:提案力対策
・第7回 10/4(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例Ⅲ テーマ:提案力対策&文章力対策
・第8回 10/11(土) 9:30~12:20 昭和生涯学習センター
題材:H24事例Ⅳ テーマ:提案力対策&文章力対策
・第9回 10/13(月・祝) 9:30~12:20 西生涯学習センター
よろず相談所
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを6部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
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【大阪勉強会】
◆場 所:グランフロント ナレッジキャピタル7階
(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:20名
◆持ち物:筆記用具、問題用紙とご自身の解答(過去問を扱う場合)、電卓(事例Ⅳの場合)
◆開催日時・内容
※現在第10回(9月19日)までのお申込みを受け付けています。
【対象 初学者・再受験者】
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 解答の書き方①
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 解答の書き方②
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 事例Ⅰ・Ⅱアドバイス
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 事例Ⅲ・Ⅳアドバイス
【対象 初学者】
第7回 9月9日(火)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅲグループ討論
第8回 9月12日(金)19:00~21:30 平成24年度事例Ⅳグループ討論
第9回 9月16日(火)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン①
第10回 9月19日(金)19:00~21:30 苦手事例特訓レッスン②
【対象 再受験者】
第11回~18回 9月23日(火)~10月17日(金)
毎週火曜日と金曜日に実施 19:00~21:30
試験実施(事例Ⅰ~Ⅳ)と添削指導
【対象 初学者・再受験者】
第19回 10月21日(火) 19:00~21:30 質問タイム
第20回 10月24日(金) 19:00~21:30 質問タイム
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