【2次試験】解答を書くことが苦手な方へ
みなさん、おはようございます。
マーチャオ@タキプロ5期生です。
本試験まで1か月を切りました。
焦る気持ちを抑え、自分の取組むべきことをひとつひとつこなしていきましょう。
今日も私自身の2次試験対策を振り返りお話を進めていきます。
今回は「解答を書く」ことについてです。
「解答を書く」というプロセスで、私自身が「うまくできなかったこと」、それに対して「どのような対策をとったか」についてお伝えしたいと思います。
自分自身で気づいて対策をとったものもあれば、勉強仲間等から指摘されて気づきアドバイスをもらって直したものもあります。
ちょっとしたことから改善に時間のかかったものまで様々なレベル感のものがありますが、ご自身に当てはまるものがあった場合には、ヒントにしていただけたらと思います。
- 書き始めや書き進め方を迷う
1回目の受験時は、どのように書き出して良いか迷い、時間を無駄にしてしまっていました。
→問われていることを文頭に入れる。
例:理由を問われたら、「理由は~」と書き始める。
但し、字数が少ない時には省略。
入れることで不自然な文章となる場合は入れない。
文頭に入れることで、自分は今これを書いているということが認識でき、書いているうちに方向がずれてしまう(問われていることに答えていない)ことを防ぐことができました。特に、2つのこと(例:課題と対応策)を問われた時には、伝わりやすさを意識し入れるようにしていました。
→解答の型or構成要素を準備しておく
上記例の「理由」のように簡潔に書くことが難しいものについては、設問を読んだ時に想定しメモしておいた解答の型or構成要素に基づいて書き進めました。
例:今後の戦略・事業展開を問われた場合
解答の型:~に対し~を生かし~する。結果~。
構成要素:誰に、何を、どのように、効果
- 考えすぎてしまい書けない
私はひとつひとつのことを丁寧にこなそうとしてしまう性格です。
これにより、始めに取組んだ設問に時間をかけすぎてしまい、結果、後半で空欄の答案が多くなるということが起きました。
→時間配分を決めておく
私の場合、「配点÷2」分を目安としていました。
そして、過去問や演習に取組む際には、各設問に何分くらいかけたかが分かるように、設問ごとに書き終わった時刻を書いておくようにしました。
時間を意識することで、ついつい時間をかけすぎてしまう、ということが減りました。
→とりどころをおさえる
全設問を通して見た場合には「点数のとりどころとなる設問を落とさない」、個々の設問で見た場合には「多くの受験生が盛り込むであろう内容は絶対に落とさない」ことが必要だと思います。
例えば、過去のこととして与件本文に解答根拠が直接書かれている場合には、確実に得点しなくてはなりません。
一方で、解答根拠が少ない・見つからないというような場合には、部分点を狙います。
2つのことを問われた時には、そのうちの1つは得点しやすいことが多いと感じていたため、そこで得点するという意識を持つようにしていました。
例:課題と対応策を問われたら、与件本文に問題点が何かしら書かれているはずなので課題は落とさない。
対応策は、複数の内容を列挙し、部分点を狙う。
このようにメリハリをつけることで、全てをきちんと書こうと考えすぎてしまい結局書けない、ということがなくなりました。
- 一文が長く読みにくい
→冗長な表現をなくす
自身の解答を分析すると「ひとつのことをダラダラと書いている」
「与件本文から無駄な修飾語も抜き出して書いている」ことが多いことに気づき、これらを改善しました。
「ひとつのことをダラダラと書いている」
→番号を振り(例:理由は、①~②~③~。)多面的かつ簡潔に書く。
「与件本文から無駄な修飾語も抜き出して書いている」
→無駄な修飾語は削る。
例:プライベートブランドを開発したことで、当時急成長していたスーパーマーケットや競合のディスカウントストアへの対抗手段ができ…
→下線部について、「当時急成長していた」は不要ですし、その後も「スーパーマーケット等の競合」などと短くできそうです。
※下線部の通りでも間違いではないと思いますが、これにより後半に入れるべき要素が入れられなくなってしまいましたので問題です。
- 優先順位を考慮できていない
例えば、ある設問に対して第1段落・第2段落・第3段落に解答根拠が見つかった場合、出てくる順番(段落の順番)に書き始めてしまうことがよくありました。
例:理由は、①第1段落の関連内容、②第2段落の関連内容、③第3段落の関連内容…。
そして、書いているうちに、第3段落が解答の中心になりそうだと気づいても、すでに残っているマス目が少なく、不十分な解答になってしまいました。
→書く前に優先順位付けをしボリュームを考える。
複数のことを取り上げる場合には、メモをするなどして優先順位を考え、優先順位の高いものに字数を割くようにしました。
- 文章を書くのが苦手
最後にそもそも論で恐縮ですが…、私は文章を書くのが苦手です。
そのため、1回目の受験時には、「書く」ことを怠る傾向がありました。問題を解いた後は、模範解答や解説にラインを引いて終了。解答を書き直してみたり、空欄で終わってしまった問題を後から書いてみるということをしませんでした。
→書く練習をする
苦手なので練習するというのは当たり前すぎるかもしれませんが、
私はこの練習により書く力を確実にアップできたと思っています。
練習方法については以前の記事(中段の「昼休み(約30分)解答を書く練習」の部分)をご覧ください。
解答を書き始めるまでのプロセスはある程度安定的に行えるようになったけれども解答がうまく書けない…という方がいらっしゃるかもしれません。(私自身がそうでした…)
少しでも参考になれば嬉しいです。
タキプロ勉強会のお知らせ
【東京勉強会】
◆日時・場所
・10/8(水)19:30~22:00 八丁堀区民館
題材:H24年度事例Ⅲ お申込みはこちらから
◆会費 :500円
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
【名古屋勉強会】
*各回定員5名
*参加費 500円
少数ですが、ぜひ気軽にご参加ください。
・第7回 10/4(土) 9:30~12:20 西生涯学習センター
題材:H24事例Ⅲ テーマ:提案力対策&文章力対策
・第8回 10/11(土) 9:30~12:20 昭和生涯学習センター
題材:H24事例Ⅳ テーマ:提案力対策&文章力対策
・第9回 10/13(月・祝) 9:30~12:20 西生涯学習センター
よろず相談所
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを6部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
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【大阪勉強会】
◆場 所:グランフロント ナレッジキャピタル7階
(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:20名
◆持ち物:筆記用具、問題用紙とご自身の解答(過去問を扱う場合)、電卓(事例Ⅳの場合)
◆開催日時・内容
※内容や扱う事例は変更となる場合があります。
下記が最新の予定となります。
9月30日(火)19:00~21:30 平成23年度試験(事例Ⅰ)実施と添削指導
10月3日(金)19:00~21:30 平成23年度試験(事例Ⅱ)実施と添削指導
10月4日(土)10:00~16:30 特別補講 ※内容は調整中です
10月7日(火)19:00~21:30 平成23年度試験(事例Ⅲ)実施と添削指導
10月10日(金)19:00~21:30 平成23年度試験(事例Ⅳ)実施と添削指導
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