今から始める2次対策②:学習期間が短いことによる難しさを克服する
こんばんは。黒@タキプロです。
先週から木曜の夜は、今から始める2次対策のテーマでお届けしています。
2次試験で不合格と合格を一度ずつ体験している私の経験から、
この時期に知っておいた方がよい、2次試験攻略のポイントをお伝えしていきます。
今年初めて受験をされる方はもちろんのこと、
リベンジを目指している方のおさらいにも役立つ内容になればと考えています。
全4回で、内容は以下のとおりです。
第1回: 2次試験の難しさとは
第2回: 学習期間が短いことによる難しさを克服する ←今回はココ
第3回: 公開されないことによる難しさを克服する
第4回: 文章で解答を書くことによる難しさを克服する
では、第2回です。
学習期間が短いことによる難しさを克服する。
前回、私の受験時代を振り返って、2次試験の難しさを次に3つに分けてみました。
学習期間が短いことによる難しさ
公開されないことによる難しさ
文章で解答を書くことによる難しさ
今回は、1つ目の難しさ「学習期間が短いことによる難しさ」に対する対策です。
■学習期間が短いことによる難しさとは
2次試験の問題、ただでさえ難しいのに、それを更に難しくしているのが学習期間の短さです。
1次試験と2次試験の間、たったの11週間。
この11週間という短い期間にやらなければいけないことは盛り沢山。
盛りだくさん過ぎて挙げ切れませんが、いくつか挙げてみます。
・4つの事例の対策をしなければいけない
事例は全部で4つありますから、それぞれの対策をしなければいけません。
事例Ⅰ~Ⅲは、一見問題が似ているので、同じ対策をしておけばOK、なんて甘いことはありません。
事例にはそれぞれの特徴があって、とるべき対策も当然別々です。
・解答を文章で書くことに慣れなければいけない
2次試験は1次試験と打って変わって、解答を文章で書かなければいけません。
あなたがもし文章を書くのが苦手なのであれば、その辺の苦手意識を取っ払う必要があります。
・文章から根拠を抜き出すことに慣れなければいけない
この試験がなかなか難しいのは、好きなことを書いてはいけないところにあります。
小論文ではないのです。あくまでも問題文の内容から根拠を抜出して、解答を書くことが必要です。
これも分かっているようで、甘く見ていると、なかなか難しいものです。
ここに挙げたのはあくまでも一例で、他にも”やらなければいけないこと”はいくらでもあります。
その”やらなければいけないこと”を洗い出して、すべて対策を打つ。
それで初めて、試験の土俵に上がれます。
そうなんです。これを11週間でこなすのは、厳しいにも程があります
■学習期間が短いことによる難しさを克服する
では、どう対策するか。
もう当たり前すぎ、というか、何のひねりもないんですが、
対策は、1次試験が終わる前から勉強を開始することにあります。
時間がないなら早く始めればよい。
当たり前のことなのになかなかこれが難しいんですよね。
私が1年目に2次試験に不合格になったときも、11週間で対策するのが大変だと分かっていたのに
結局前倒しで対策を始めることができなかったんです。
なぜできなかったか。
勉強を始めようとしたタイミングがよくありませんでした。
1次試験の目途が立ってきた5月頃にようやく勉強を開始したのですが、
既に1次試験まで残り3カ月を切っており、1次試験の勉強を離れることが不安で
結局2次の勉強には身が入らず、中途半端に終わってしまいました。
1次試験が近づいているのに2次試験の勉強を無理矢理続けるのは、
精神的に厳しいですし、1次試験で失敗しては元も子もないので
これはあまりおすすめできません。
では、いつ始めるか・・・。今しかないでしょう。
今であれば、1次試験に全力を傾ける必要もありません。
1次の暗記に疲れたとき、気分転換程度に解いてみるだけでも良いんです。
元々、2次試験は、自分なりの気付きや慣れがきっかけで成長していく試験なので
短期間で得点を伸ばすのは向いていないと考えています。
だからこそ、今から細く長く続けることは、効果的なんです。
■今から対策を開始するメリット
今から対策を開始することには、大きなメリットがもう一つあります。
2次試験の概要を今のうちにつかんでおくことで、
1次の勉強をする際、2次につながる範囲を重点的に対策することができます。
逆に言うと、2次に出題されない範囲は、一時的な暗記と割り切って、流すことも可能です。
ちなみに、1次と2次のつながりをごく簡単にいうと、下記のとおりです。
事例Ⅰ ← 企業経営理論(組織・人事)
事例Ⅱ ← 企業経営理論(マーケティング)
事例Ⅲ ← 運営管理
事例Ⅳ ← 財務・会計
これを基本に、どの辺の知識が2次につながるのかイメージを作ったうえで
1次試験の勉強をすれば、一石二鳥ですよね。
2次試験をいつから始めているか迷っているみなさん。
繰り返します。始めるなら今です。
まずは過去問を息抜きで解いてみましょう。
なんなら読んでみるだけでもOKです。
まずは少しでも触れてみるところからスタートです
では、今回はこのへんで。
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