マンネリに飽きたら、やりかたちょっと変えてみる
こんにちは! タム兄@タキプロ5期生です。
今年は東京でも雪が降ったりと、まだ寒い日が続くこともあるかと思いますので、風邪をひかないように予防対策をとって十分注意をして下さいね。
私は5年の勉強期間を経てH25年の診断士2次試験に合格することが出来ましたが、そのうち4年目までは大手受験指導校へ通っていました。当時の今頃は2次演習を受講していましたが、自分の解答プロセスの定着を図るべく取り組んでいたもののなかなか答案作成では手ごたえが得られずにいたことを覚えています。
今回ご紹介しますのは、複数年にわたり2次試験をチャレンジしてきたけどなかなか結果に結びつかないという受験生の方を対象にした答案作成法のお話しです。すでに大手受験指導校などで指導されている事例演習プロセスがある程度固まってはいるというような方で、やり方を変えてみようか!と感じた時に取り入れてみてはいかがかと思っています。
この答案作成法のポイントは以下の2点についてこだわることです。。
1. 与件文の中から出題者が解答に使うだろうと思われる箇所を漏らさず拾うこと。
私は以下のような色マーカーの使い分けをしました。
事例ⅠからⅢまで共通
①事例企業の持つ強みの記述
⇒ブルー
②外部環境変化の記述
⇒グリーン
③事例企業の弱み、課題、社長の想い、の記述
⇒ピンク
事例Ⅱだけ以下を追加
④競合他社の記述
⇒オレンジ
⑤コラボ出来そうな相手(協力者)
⇒ムラサキ
解答の要素となりうる箇所は、これで大体網羅されていると思いませんか?
ただ、すぐに定着しないと思いますので数をこなしてみることで、短時間に精度高い作業が出来てくるのではないかと思います。
出来れば、同じ作業を受験仲間数人でやってみて、他人との違いについてディスカッションするのが良いと思います。
私は5年目の8月下旬から仲間3人で毎週末演習解き→ディスカッションを繰り返していました。人とマークが違うところはなぜ自分がそう思ったかを追求し続けていくうちにだいたい3人ともマークの箇所が揃ってきました。
マークした箇所は、必ずどこかの設問で使うと思っていることが大事です。普通は設問からの対応付け作業として与件文のどこを見に行くかという作業を行うことが多いと思いますが、自分がマークした与件文がどこかで使われるはずだけれどどこで使えるか、という逆の見方もありかと思います。その中でもとりわけピンクは事例企業の問題解決につながる箇所なので、特に使い漏れがないように注意します。
2. 採点者が分かりやすく読みやすい文章で書く。
これを実行するには、
①解答のフレーム化(型を持つ)を行い、時間の短縮化を図る。
問われていることにきちんと答えていることをアピールできる解答を心がける必要があります。
例えば、以下のような設問
問題点と改善の施策は?
A社は、①~~による……、②~~による……、に問題がある。
このため①~~による……、②~~による……、で改善を図る。
因果関係を持つ短文で書くことと、複数の視点(切り口)で書くことでゼロ点のリスクを下げることが望ましいと思います。
②解答の編集を丁寧に行う。時間配分で多めに時間を取る。
私も要素詰め込み解答をずっと書いてきましたが、勇気を奮って変更しました。題意を外さない程度であれば、多少解答となりうる要素を削ったとしても、読みやすい表現の方が良いかなと感じました。なので体言止めは出来るだけ避けたいところです。私も字が下手な方ですが、丁寧に書いている感じが見えれば十分だと思います。
以上、今までの答案作成にマンネリ化してきたなと感じたら、今回紹介しました要素を試しに取り込んでみるのも可能ではないかと思います。まだ2月ですので2次本試験まで十分時間があります。試すのにはまだ良い時期かも知れません。
先にも書きましたが、試すならば出来れば受験仲間がいた方がモチベーション維持の面でも更に効果的だと思います。独学で勉強をされている方はこれから始まる予定のタキプロ勉強会へ参加して受験仲間をつくるのもありかと思います。
最後に
あなたが今年合格されることを祈っています。そして私たちタキプロメンバーに加わって、来年一緒に診断士活動を始められる日を心待ちにしています。色々な形で応援していきますので絶対合格を勝ち取ってください。
頑張れ!
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