2次解答プロセス3~解答の編集【いなずまんのブログ】

みなさんこんにちは。火曜隔週【昼】担当のいなずまん@6期生です。

 梅雨本番。うっとうしい季節ですね。保険で1次を受験する方、科目合格で受験科目の少ない方も、1次試験残り1カ月を切ると1次の学習に専念するケースが多くなると思います。その前に、湿気の多いこの時期、スキルの錆つき防止、カビ防止対策として、2次試験の自分のプロセスを棚卸しておきましょう

それでは、事例Ⅰ~Ⅲまでの、いなずまんの解答プロセス・スキルの最終回、ステップ3です 。

1.因果関係をつなぐ

 ステップ2で作成した解答メモを見直し、因果をつなぎます。設問要求(理由など)の要素に対して、外部環境や強みなど書き出した要素を、因果関係に沿って矢印でつないでいきます。一件、因果に関係なく並べればよさそうな、「メリット・デメリット」、「変化」なども、バラバラに並べるのでなく、メリット間の因果、変化間の因果でつなぐようにします。

2.1行に1キーワード。ひらがなや助詞をバランス良く。

2次試験は、キーワードが入っているかが採点基準とされ、その数が得点に影響する可能性が高いと言われています。1行に1キーワードを入れることを意識します。但し、キーワードを詰め込むと意味不明な中国語解答となり、採点者にストレスをかけて失点することが予想されます。文章としての読みやすさ、プレゼンスを高めるため、ひらがなや助詞もあまり省略せず、適度に入れましょう

3.長くても60字程度で文章を区切る。(区点を打つ。)

1設問の解答文字数は80字以上となるものが多いです。1センテンスが長くなるとそれだけで読みにくくなりますので、読み手に対するホスピタリティとして、長文化を避けます。私は、40文字~60文字で一文となるよう心がけました。読点も20字程度で打ちたいところです。

4.想定した方向性とずれていないか?書く前にチェックする。

キーワードを組み合わせて因果関係をつなごうとすると、解答メモを作成した時点と結論の方向性が変わってしまうことがあります。「これを入れたい。」というキーワードを軸にして、意味が通じるように文章を調整すると、このようなことが起こります。これを防ぐために、解答メモを作成する時点で、解答のゴール(結となるワード、フレーズ)を先に決め、丸で囲むなどしておきましょう

 

 解答記述にあたり、①この事例企業に対する助言の方向性は何か?を意識する。②事例企業の社長にわかるような表現(因果関係・言葉の使い方)で書く。この2点をいなずまんは徹底しました。合格する前の年は、キーワード採点にとらわれすぎ、詰め込み過ぎの中国語解答になり、全くわけのわからない文章になっていました。「診断士の勉強をしているうちに、日頃の仕事で使う文章がおかしくなってきた。」という声を聞く事がありますが、勿体ないと思います。せっかく勉強しているのですから、普段の仕事にも生かしたいですね。

 ちなみに、個人的に使用した参考書籍を紹介します。

  『文章力の基本』 阿部紘久(著)、日本実業出版社

 「文章は短く言い切る」「読み手に頭を使わせない」ということが紹介されています。簡単に読めるので、勉強時間を圧迫することはないと思います。

 

 それでは、再来週お会いしましょう。 

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