これをやったら二次試験は不合格!(3):切り口の悪夢
こんにちは、ブルペンエース@タキプロです。
本シリーズでは、二次試験でやってはならないことをテーマに、本試験の際、ブルペンエースが実際にやらかしてしまった事故(失敗)をご紹介していきます。
受験生の皆様は、同じような失敗を犯さないように、ぜひ、本ブログを反面教師として頂きたいと思います。
さて、第3回は、「切り口の悪夢」についてお話します。
平成21年事例Ⅱは商店街のスポーツ用品店(小売業)が取り上げられました。後で聞いた話では埼玉県川越市のスポーツ用品店が事例企業だったそうですね。
少子化による生徒数や、高齢化による草野球人口の減少、といった外部環境の変化に直面しているB社の現況を聞き、「スポーツを楽しむ環境を整備(場の提供)」することで、「顧客ロイヤルティ」を高め、「競合店舗と差別化」しつつ、「新たなスポーツ需要を取り込みましょー 」と提案していく事例でしたね。
設問を読み進めていくと、第 問では、
B社は顧客の拡大と自社へのロイヤルティ(愛顧)高めるために、新しい事業を考えている。どのような事業が考えられるか。
とありました。
また、設問1で、B社は自社だけで行えるサービス事業を考えている。それはどのようなものか答えよ。
続いて設問2で、
B社は商店街の裏通りにある銭湯との共同事業を考えている。どのようなサービス事業が考えられるか答えよ。
と二つの設問で第 問が区分けされています。
事例Ⅱではお馴染みの「切り分け」問題です。
私は設問をパッと読んだ刹那、「この問題はもらった 」と確信しました。
平成20年二次試験での惨敗を機に、私は神田にある受験校の二次マスターコースに通い始めました。受験校の指導方針も気に入った私は、二次試験を受ける上での「嗜み」や「お作法」をどんどん習得していきました
平成20年事例Ⅱの過去問解説講義では、こんな話を聞きました。
「事例Ⅱは切り口こそ命」
「切り口を間違えただけで、落とされると言って過言はない!」
私は、平成20年事例Ⅱを眺めながら、こんなことを思いました。
事例Ⅱで良く使う切り口を用意しよう!
「新規客とリピート客」
「ハード(設備)とソフト(接客)」
「B社と街全体」
「客数と客単価」
等々、事例Ⅱで解答をまとめる際の、切り口をノートに書きこんでいったのでした
「第3問は絶対的に切り口重視だな」
「こりゃ、貰ったも同然だぜ」
「まずは、与件にヒント探しに行こう」
「B社は、お客さんとの関係づくりに強みがあるっぽいな」
「B社は、本店裏に倉庫と駐車場を持ってるのか」
「よし、ハード活用とソフト活用でまとめっぺ」
「H20年もハードとソフトだったし、こりゃ鉄板だな 」
ドッカーン(大事故)
という経過を辿り、この年度、圧倒的大多数の人が間違えなかったと言われている「フットサル」と「ランニング」というターゲット別の書き分けができなかったのです。
それでは、試験当日の再現答案を見ていきましょう。
【平成21年事例Ⅱ第3問】
(設問1)
X市の