2次試験 短期合格回顧② ~SWOT分析を瞬時に頭に描く訓練をする~

おはようございます。零細企業内診断士 おぎ です。

さて、先週は、2次試験短期合格の回顧として、割り切って色々捨てるという内容を書きました。

結局 過去問をいかにしゃぶりつくすかが重要だと考えております。

1次試験終了後に2次試験対策を始める場合は、単純明快な勉強方法をお勧めします。

2次(Ⅰ~Ⅲ)の解法はとにかく、とにかく、単純に考えましょう。

①SWOT分析をして、

②事例企業の問題真因を特定し、

与件文にちりばめられているヒントを元に、出題者が求めるその企業の方向性を推定し、

与件文にちりばめられているヒントを元に、②の問題真因と③の方向性のギャップを埋める施策を考える。

⑤その施策を考える際に、与件文のヒントと1次知識をふんだんに盛り込む。その際、自分の業務上の経験などは絶対に踏まえない

⑥設問で聞かれた問いに、素直な気持ちで応える。一般的な誰でも考え付くような回答で良い。尖った回答は、合格後の実務従事で思う存分できる。設問構造とかも別に考えない。その問い、その問いに素直に応える。 ※「答える」ではなく、「応える」という意識です。

これだけです。したがって、勉強方法も単純明快です。

9月中旬まではとにかく、過去問事例の一つ一つを、上記の①~⑤のプロセスにしたがって考えていく訓練をする事に集中しましょう。 他の事は思い切って、捨てます。設問も解かなくていいと思います。⑥は1カ月前からやっても十分間に合います。時間がないので仕方ないですね。

私は、その訓練を受験校が公開しているツールを使って実践したので、よかったら試してみてください。 

参照URL:http://www.lec-jp.com/shindanshi/support/kaito/pdf/NU09673.pdf

(参照元:LEC 解答用紙ダウンロードサービス)

こうしていくことで、1日2事例をこなせば、9月中旬までに、過去5年の過去問しゃぶりつくしを2回転できます。9月中旬になると、おそらく、与件文を読みながら、強み・弱み・機会・脅威が頭の中で瞬時に整理され、事例企業の問題真因が勝手にみえてくるようになると思います。そうなれば、こっちのモノです。

実際の世界では、様々な経営戦略の為のフレームワークがあり、SWOT分析が万能という訳ではありませんが、80分の戦いの中で、たった2000文字程度の与件文から解答を導き出すためには、結局この古典的なSWOT分析フレームワークが一番最適だと思います。

2次試験で何からやったらよいか分からない方は、8月末ないし、9月中旬位までは、上記の訓練に集中する事を強くお勧めいたします。

では、また来週。

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