2次試験合格の鍵を握る「模試の復習」のすすめ
こんばんは メイ@タキプロ6期です。
そろそろ2次試験の模試の結果が返却されている時期かと思います。今回は、直前期の模試の復習についてです。
まず最初にお伝えしたいのは模試の得点や順位、合格可能性などの結果の数字に一喜一憂するのは止めましょう。合格可能性がAランクでも今こそ気を引き締めるべき時期ですし、Cランク・Dランクであっても合格可能性は十分あります。私も昨年の試験前最後の模試の結果は後者でした。
この時期の2次試験の模試は、直前期に限りなく本番を意識して全力で取組んだ成果ですので、最高の学習材料になりえます。そのため、この模試の解答をどのように試験直前期に活かすかが合格の鍵を握ります。
重要なのは、総得点ではなく、個別の事例、個別の設問について、「なぜ良い点数をとれたか?」「なぜ悪い点数になったしまったか?」ということです。
さらにこれが、「偶然の結果だったのか?」「必然の結果であったのか?」ということが大事だと思います。
「偶然の結果」というのは、事例の与件文との相性がよく高得点がとれた(通学している同じ専門学校の模試の場合に多いのですが、以前解いた事例と構成が似ていた結果、高得点を取れることなどがあります)、個別の設問でも、根拠が薄い中でなんとなく書いた答案が解答と近かったなどです。
「必然の結果」というのは、根拠や考え方のプロセスも正しく正解までたどり着いたもの、ということです。
「偶然の結果」で高得点となったものは、点数が低いものと同様に復習する必要があります。
点数が低い個別の設問については、次の視点から原因を細分化して確認します。
1 時間がなくてそもそも解答を書けなかった。
2 単純なケアレスミスだった。
3 そもそも、必要知識を知らなかった。
4 必要な知識は習得できていたが、その知識を想起できなかった。
5 根拠となる知識を想起できたがその使い方を間違えていた、若しくは解答に至る思考プロセスが異なっていた。
などです。
また、与件読解、設問読解、解答骨子構成、解答作成などのどの段階の作業に原因があったのかについても見直しましょう。
間違いの原因等がわかったら、それぞれについて対応策を検討します。
1 そもそも回答時間がなかったのであれば、時間配分の見直しなど
2 知識不足については、必要知識を追加でインプット
3 知識の想起や思考プロセスの相違については、与件読み、設問読み、解答骨子構成、解答作成のどの段階で何をすれば間違いをなくせたのか等について検証して、解答手順や思考プロセスに取り込む
などです。
模試は、解答の細部の表現の表面的な内容や得点等の結果に一喜一憂するのではなく、自分の作業工程や解答プロセス、時間配分等の確認や反省の場として活用していただければと思います。
模試で学んだことについては、前回(投稿はこちら)、前々回(投稿はこちら)にお伝えした「気づきノート」に追加し、試験直前まで見直していただきたいと思います。
最初にお伝えしたとおり、「直前期に模試をどう活用するか」は、合否を分ける重要なポイントになります。せっかく直前期の貴重な時間を使って受験したのですからフル活用しましょう。
そして、この時期は色々焦りも生じるかもしれませんが、周りの受験生も同じです。決して自分を見失うことなく、残りわずかの期間ラストスパートがんばってください
以上、メイでした。
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