本試験のシミュレーション(by fukatas)
隔週土曜日担当のfukatasです。
2次本試験のシミュレーションとして、自分の解答プロセスを全て書き出すことはとても有効だと思います。前回に引き続き、2次本試験直前に書き出したプロセスをご参考に原文のままご紹介します。
皆さんが自分に合ったプロセスをお持ちだと思いますので、内容は参考に読み流していただければ結構ですが、これを書きだしたことによって、本試験ではとても落ち着いて受験する事ができました。
また、もっと詳しく書いても良かったと思いました。
本試験の会場を想定して何度も何度も頭の中でシミュレーションをして自分の解答プロセスを体に染み込ませてください。
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(ここから)
<解答プロセス> 平成26年10月24日
大事なのは要求や根拠や解答の内容ではなくそれらを特定するプロセス
考えることは比べること、何と何を比べるのかを考慮して比べる。
事例1
-イメトレ~試験開始~問題用紙をゆっくり開く
-本文をちらっとみて事例企業の業種を確認
-要求解釈、具体化、解答設計で本文から何をさがすかをきめる。
※何を問われているのか正確に理解するためのプロセス。
問われている事は、理由か、強みか、強みの形成要因か、、、そこをおさえる
※関連図を書くなどして要求を具体化する。
強みを問われた場合、 比較相手を明確にし、A社の強みの形成要因と、強みを特定する。
※理由や狙いを問われた場合、経営課題を意識する。
※5フォースからA社の経営課題を読み取る
※事例1は組織、人事に関する事例であることを意識する。
※人事管理については、採用、育成、配置、評価 の観点を考える。
※採用や配置に関しては事業計画に沿って計画的に実施する事を考える。
※変化を問われたら、変化前と変化後の状態を解答する。変化前の状態をさがす。
などなど複数解釈でできるだけ多くのことを想起する。
(ここまでのプロセスが重要である。)
-どの問題から解答するか考える。
-大枠把握。本文をざっくり一回読む。線はひかない。解答の根拠がどのあたりにあるか確認しながら、
-解答順序を決定し解答作成する。そのために根拠を特定する、そのプロセス。
※要求具体化~解答設計で想起したことを中心に探しながら読む。
※根拠の候補を見つけたら、他の問いの根拠と重ならないかを考慮し、重ならないように解答を編集していく。
根拠があいまいで難しい場合はあえて複数の問いに同じ根拠を重ねて使用することもあり得る。
(終了後、休憩時間は 特に頭と目を休める)
事例2
-イメトレ後試験開始、問題文をゆっくり開く
-本文をちらっとみて事例企業の業種を確認
-要求解釈、具体化、解答設計で本文から何をさがすかをきめる。
※理由や狙いを問われた場合、経営課題を意識する。
※事例2はマーケティングに関する事例であるためマーケティングに関する知識をもとに具体化、解答設計を行う。
※強みを問われたら、ターゲットセグメントと比較対象を明確にしたうえで強みを特定する。
※マーケティング策を問われたら、 4P 製品、価格、プロモーション・広告宣伝、販売場所・チャネル等を中心に検討する。
などなどできるだけ多くのことを想起し何を探すかを決めてから、大枠把握、解答検討・編集 に進める。
マネジメントメソッドの
得点積み上げメソッド
全事例に共通であるが
得点できそうな問題から解答する。
根拠の特定が難しい場合、複数の根拠を解答に盛り込む。しかし解答をひとつとか二つとか 個数を設定されている場合は、指示に反して複数書くと点をもらえない可能性があるので注意する。
事例3
事例1.2.3は大きなプロセスは同じである。 要求具体化→解答設計→大枠把握→解答検討(根拠の特定)→解答編集 の順に進めていく。
要求具体化に関しては事例3 生産管理・物流管理の知識を使って考える。
C社の生産方式を確認する、 個別生産、見込み生産、生産ライン、生産機械(汎用機、専用機)
CADの状況 2D・3D、情報共有の状況を確認する。
情報の共有については、誰と誰がどのような情報を共有するかを念頭に根拠を探す。
企業間または、産学連携、などの連携に関する問いが出たら、他社や大学等のペースにならないようにC社が主導で進めるようにする。という観点で根拠を探す。
事例4
-本文をざっと読んでから問題文全体を読む。
-解答順序を検討する。 基本は財務分析から処理する予定で、財務分析が時間がかかりそうであれば後に回す。
-財務分析は本文からD社の強み、弱み、課題など要求に応じて把握し解答する指標と方向性を決める。 指標については 例えば収益性と決めたら、必要以上に迷わないで、正確に計算できる指標を選択する。
-計算
問題については
問題要求の理解
計算手順の検討
計算実施
の手順を守る。 手順が固まってないのに計算を始めない。
-計算途中に確認をしながら計算する。 計算結果が出てからはじめて検算するのはダメ。
-計算結果の確認方法は CVPであれば解答を導いた式と別の連立方程式に代入して確認するなどを行う。
<その他>
タイムマネジメントは、時間割りを決めない。時間割を決めると時間通りに進めないと焦ってしまう。 問題の難易度や構成等によって、解答処理の進み具合も違うはずである。
(ここまで)
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急に寒くなってきました。特に寝る時は暖かくして体調管理に気をつけてください。
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