ポエムとロジック12
こんばんは。つっちー@タキプロ6期です。
二次試験対策も終盤なって、勉強を始めた当初は気づかなかった、こういうふうには感じていなかった、と思ったことをご紹介します。
理屈はどうとでも付けられる
このブログを書いていてもよく感じることですが、理屈というのはどういう方向にでも付けられます。きっと今書こうとしていることと正反対の結論だって、論理的に導くことができるでしょう。そしてその両方の結論とも間違いじゃない、ということが十分にあり得ます。試験も同じです。思いつくことはだいたい正しいのです。一つの正解にたどり着いたからといって安心していては、より重要な正解を見落としてしまう可能性があります。理屈は一筋ではないということは常に意識しておかなければなりません。
解答は一つの切り口でしかない
試験ですから基本的には正解が用意されており、その正解が導けるように設問が設定されているわけです。しかしそれでも解答は、上にも書いたように複数の切り口が考えられます。答案に書くのは、いろいろある切り口の中の一つです。勉強を始めた当初は、本文から論理的に考えを進めていくと自ずと唯一の正解にたどり着けるはずだ、という漠然としたイメージを持っていました。けれど特に本試験は、模試などと比べても奥行きがあり、読み込むほどに新しい観点が見出せます。どういう組み立てで書いても因果関係のすべてを書き切ることは難しく、どこかで切り取ってロジックを組み立てなくてはなりません。一つの切り口を選ぶことで他の切り口を捨てなければならないこともあります。一つしかない正解を探すのではなく、考えうる組み立ての中でどれがベストかを見極めるという意識が大事だと思います。
的確で簡潔な文章を目指す
上記のように、解釈や切り口はいくつも成立します。根拠はできるだけ多く解答に盛り込んで1点でも2点でも多く獲得したい、という気持ちになります。市販の参考書で、それら解答の可能性をすべて洗い出して細かく配点されているものもありますが、それはあくまでも参考書であって、目指すべき解答ではないということは認識しておく必要があるかと思います。本番は、根拠の数によって1点、2点と加点されるわけではないと思いますし、本試験はむしろ小手先のテクニックを嫌って作られているように感じられます。複雑に絡み合った問題をいかにシンプルに切り出し、簡潔に伝えられるかが大事で、検討してカットしたのであれば、そこで失点することはない、と自信をもって整理された解答を心がけたいところです。
続く
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