二次試験前の確認事項

こんばんは。ごとりん@たきぷろ6期です。もうすぐ2次試験が間近ということもあり、仕事や学業のかたわら、最後の追い込みに入ってらっしゃると思います。1次試験の場合には、7科目それぞれの過去問題や予想問題などを復習して、覚えるべき事柄については再確認し、計算問題はその解き方を確認するわけですが、論述試験の場合の追い込みについては具体的には何をすれば一番効果的でしょうか。私個人は、やはり過去の本試験の少なくとも5年分について、模範解答の検討や自分が書いた論述の再確認が追い込みに相当すると思います。その上で、「ここは危ない」という予想論点をいくつか用意しておけば万全の体制といえるのではないでしょうか。

 

その上でいくつかの注意事項をここで書かせていただければと思います。

  • 試験会場と試験時間や受験会場などを再確認する。

 受験票や持込可能な筆記用具などについては、あらためて再確認しておきましょう。私は昨年、東京外国語大学で受験したのですが、京王線飛田給駅から東京外国語大学府中キャンパスに向かったため、かなり駅から時間がかかり、ダッシュに次ぐダッシュで1時間目に1分遅れて着席しました。汗で試験問題が濡れていたのを思い出しますが、たとえ受験票に「最寄りの駅」と記載されていても、あらためて一番近くて確実な駅や経路を再確認しておくべきです(東京外国語大学府中キャンパスには多摩駅から向かうべきです。飛田給駅からは30分以上かかります)。

 また、電卓は2台以上用意しておきましょう。事例Ⅳだけではなく、事例Ⅰ~Ⅲでも計算が必要な問題が想定されます。万が一、1台しかない電卓が壊れてしまったら、そこで実質的に試験が終了してしまいます。

  • 休み時間に答え合わせをしない。

 すでに終わってしまった試験は「埋没原価」(サンクコスト)となります。つまり事例Ⅰの答え合わせを知人としても、事例Ⅱや事例Ⅲの解答に際しては、まったく得点につながりません。むしろ二次試験の休み時間は次の事例の過去問題や模範解答などを復習したり、予想問題を再確認することに費やしましょう。意思決定問題においては、差額収益と差額原価に目を向けるべきです。答え合わせは帰りの電車の中でまとめて4つの事例についてしたほうが、効果的ではないかと思います。

  • 誤字・脱字に注意する。

 綺麗な字である必要はありませんが、見やすい字で正しく論述するようにしましょう。特に自分ではわかりきっていると思っている漢字であっても再確認しておいたほうがいいです。たとえば「末」(まつ)と「未」(み)や、「貨幣」の「へい」を「弊」としていないかなどこれまで自分の書いた論述問題を「誤字・脱字」の観点から再チェックしておきましょう。せっかく論旨が正しくても、とんでもない誤字や当て字を使った場合、部分的な減点か、あるいは「一般知的水準に問題がある」とみなされた場合、トータルな評価で減点されても文句がいえないところがあります。せっかく論理構成はAなのにつまらない誤字で判定がBやCになる可能性を残すのはもったいないです。

  • 出題条件をあらためて確認する。

 解答用紙に名前や受験番号を最初に書くのは基本ですが、問題文を慎重に読み込まないと形式的な出題条件を見落とすことになります。たとえば「目的と効果について100字以内で説明せよ」という出題であれば、「目的」と「効果」に切り分けてきっちり100字以内で説明しないと得点がそもそももらえません。内容以前に国家試験ですので、採点基準は厳格に設定されているはずですから、形式的な出題条件を最初に再確認しておきましょう。

 

 基本といえば基本なのですが、実は私、本試験途中で「業績」の「せき」が「積」か「績」かで一瞬悩んだり、試験が終わってから、「受験番号を書いただろうか」と不安になったりと色々と昨年、失敗しています。気持ちよく試験を終了するためにも、基本はやはり再確認しておきましょう。あともう少し、頑張ってくださいね。

 

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