【さむのブログの本当の最終回】求められる中小企業診断士の姿から2次試験対策を考えてみよう
おはようございます。
さむ@タキプロ6期です。
先日最後のブログをアップし、もう出番はないと思っていたのですが、どうやら本日はうるう年でまだ2月なんです。
というわけで、今日がほんとのほんとの最後の僕のブログです。
思えば今日で47回目。今まで本当にありがとうございました。6期生を代表して御礼申し上げます。
さて突然ですが質問です。世の中に求められている中小企業診断士の姿ってどのようなものでしょうか?
すごく抽象的な質問なのですが、奥が深い。
ご存知のように中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。逆に言うと国は、中小企業診断士が経営コンサルタントとして活躍してほしいはず。
でも、経営コンサルタントは別に中小企業診断士じゃなくても出来るんです。MBAという最大のライバルだってある。
こうした経営コンサルタントの多くは、クライアントよりも豊富な経験や深い知識を武器に、上から目線でコンサルを提供することが多いんじゃないでしょうか?多少の偏見はあるかもしれませんが、払うべき報酬も高そうです。
そんな中、国はなぜ中小企業診断士という国家資格を作ったのでしょうか?わざわざそんな資格作らなくても、経営コンサルタントという市場は、一部いかがわしい人たちも存在しながらも、市場として立派に成立しているはず。
僕はその理由は、中小企業憲章の中にあると思ってます。中小企業憲章覚えてますか?中小企業憲章の中で、中小企業とは以下のようなものであると言ってます。
- 社会の主役として地域社会と住民生活に貢献し、伝統技能や文化の継承に重要な機能を果たす。
- 疲弊する地方経済を活気づけ、同時にアジアなどの新興国の成長をも取り込み日本の新しい未来を切り拓く上で不可欠である。
- 国家の財産ともいうべき存在である。
- 国際的な市場経済の混乱は、却って大企業の弱さを露わにし、世界的にもこれまで以上に中小企業への期待が高まっている。
- 難局の克服への展開が求められるこのような時代にこそ、これまで以上に意欲を持って努力と創意工夫を重ねることに高い価値を置かなければならない。中小企業は、その大いなる担い手である。
企業の99.7%を占めるこうした中小企業を正しい方向に導くのは、上から目線で費用も高い経営コンサルタントだけでは数も足りないし、中小企業からの様々な要求も満たせないはず。
たとえ、その中小企業が属する業種や業務に精通していなくても、正しい方向性を導きだす中小企業診断士は、確実に必要とされていると僕は考えています。
そしてそのために必要となる中小企業の能力は、特に2次試験で問われているんじゃないかと。
つまり、
- 業界の知識や経験に捉われずに、SWOTを使って企業の課題を洗い出し、今後の進むべき方向を導き出す。
- 謙虚に社長に寄り添いながら、上から目線でも下から目線でもなく並走してその企業に向き合う。
2次試験の対策に悩んでいる方は、こんな見方でどのような対策をするべきか考えてみるのもよいかもしれません。
得体のしれない2次試験だって、国家試験である以上、国が中小企業診断士をどう位置づけているか?どうしたいか?などの意向がはたらいているはずです。
こんな側面から考えてみると、煮詰まっていた2次試験対策に対し、新たな気づきがあるかもしれませんよ。
というわけで、さむのブログはこれで本当におしまい。
明日からは、7期生のフレッシュなブログが始まります。
これからもタキプロブログを活用頂き、一刻も早く合格の2文字を掴んで下さい。陰ながら応援しています。
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