【羊男のブログ】どこに向かって勉強したらいいのかモヤモヤしている方のために、今こそ2次試験の本質に迫る! ~・・・などと大風呂敷を広げて見切り発車した第13回の羊男、着地点が見つからずまたもや大号泣~
こんにちは、羊男です。
夏真っ盛りですね。
0.今日のテーマ
1次試験が終わって2週間。初学の方の多くはまだ「2次試験って一体なんなんだ」とモヤモヤ感に包まれているのではないでしょうか。
当然皆さん過去問に取り組んでいることと思いますが、実際のところ
・どこを目指して勉強すればいいのか
・勉強して「何ができるようにならなければいけないのか」
がはっきりしないまま、とにかく過去の事例に取り組まれているという感じではないでしょうか。ぼくは完全にそんな感じでした。
そんな皆さんに向けて書いてみる今回のテーマは、
「2次試験の本質とは」
です。まぁ既に(というか昔から)色んなところで書かれてますので今更ぼくが書くのもおこがましいのですが。そしてぼくにはかなり荷が重いテーマなんですが(じゃぁなぜコレにしたのか(;´Д`))。
さて、「2次試験の本質」をゴールに話を始めてしまうと焦点がぼやけてしまいそうなので、ひとまず「SWOT分析は必要なのか」という論点に置き換えて考えてみたいと思います。
結論からいうと、注釈付きではありますが「SWOT分析はやるべきだ」というのがぼくの考えです。今回は2本の柱でその理由を書いてみます。
おっとっと!この時点で「もういいや」と思ってしまわれた方!結構沢山いらっしゃるかと思いますので、そんな方のためにまた今回の話を一枚の絵にしました。これだけでもチラ見していっていただけると嬉しいです!まぁ結局散らかっちゃいましたが・・・。
で、さらに言うと、一旦話をシンプルにするために「SWOT分析」に焦点をしぼりましたが(シンプルになってないことは自覚してるから責めないで)、「SWOT分析」を以下の一連の流れにまで広げて考えても全く同じことが言えちゃいます。
そして、これこそが「2次試験の正体」だとぼくは思っているんです。
さて、これでもう言いたいことのあらかたは書いてしまったことになりますが、一応ここからが本文です!
1.そもそも2次試験に「解き方の『型』」のようなものは存在するのか
文科省HPによると、国家資格とは「国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格」と定義されています(ココ)。
まぁでもこれは一旦置いといて(えぇ~・・これが公式な定義なのに?)、要は実態として「この資格をもっている人はある分野について十分な知識があり、だれに相談してもだいたい同じ手順をたどって同じ結果を出せますよ」と国が保証するものだと思うんです。
ということは、どんな国家資格にも、それに係る実務には↑で言う「同じ手順」、言い換えれば『実務の「型」』が存在するはずです。まぁ程度の差こそあれ。
ここでたとえば医師とか会計士、税理士、社労士なんかを思い浮かべてみてください。「型」とか「決まった手順」みたいなものが存在すあるというのはまぁまぁイメージできますよね。
では診断士はいかがでしょうか。上に上げた士業とかと比べると『実務の「型」』って言われてもちょっと具体的なイメージが涌かないなぁ、という方も少なくないかもしれませんね。
が、診断士の実務にも勿論ちゃんと「型」が存在します。それについてはまた後ほど。
一方で、いうまでもなく資格試験は「ある分野における十分な知識、スキルを持っているかどうか」を問うものです。知識のみを問う資格もありますが、診断士2次試験についていえば「実務をこなす能力」の有無を問われているのは明らか。
てことは、こんなことが言えるのではないでしょうか。
…こうして書いてみると改めてロジックが穴だらけなことに気付かされますなprz
でももう後戻りしてる時間はないのでこのまま突き進むぜ!(えぇ~…(羊´Д`))
これが1つ目の柱!はい次ィ!!
2.診断士の実務の「型」があるとするならば、そこに「SWOT分析」は含まれるか
次にちょっと目先を変えて、診断士の実務の「型」について考えてみましょう。
さっきちょっと書いちゃいましたが、診断士の実務には「型」と呼べるのもが存在します。なぜそう言い切れるのかって?理由は簡単。皆さんも来年その「型」を叩き込まれることになるからです。
皆さんは今年2次試験を合格した後に「実務補習」というものを受けることになります(正確には「実務従事」という代替手段もあるのですが、そのあたりについてはまたそのうち)。
実務補習の具体的な内容についても今回は省いちゃいますが、一言で言えば診断士実務のロールプレイングです(ロールプレイングと言っても診断先は実在する中小企業で、診断をするこちら側も時間を割いてくれる社長も真剣そのもの。かなりシビアです)。
メンバーは1チームあたり試験合格者5~6名で、そこに実際に第一線で活躍している診断士が「指導員」として付きます。
で、この指導員先生によって実務補習の進め方はマチマチなのですが、指導員がだれであっても変わらないことが1つあります。
それは診断実務の大枠プロセス。簡単に言うとこんな感じです。
つまりこれが「標準プロセス」、いわば『診断士実務の「型」』というわけです。そしてご覧のとおり、SWOT分析は絶対に避けて通れないポイントなんですね。
3.結論!
ということで、ここまでのお話しをまとめるとこんな感じです。
過去問を解くにしても予備校の演習事例を解くにしても、勉強するうえで「なにが出来るようになることを目指して勉強するか」というのは究極的に重要ですよね。でもそれがはっきりしないのがこの2次試験の苦しいところ。
そこで繰り返しになりますが、まずは2次試験の本質ともいえる(とぼくが勝手に思っている)コレができるようになることを目指して、事例に取り組まれてみてはいかがでしょうか。
ちょっと遠回りに思えるかもしれませんが、これがこの試験のキモなんじゃないかと思います。実際ぼくはこれを意識して勉強していました。
4.とは言え・・・
実際に80分であの大量の与件を読んで整理して、合計400字以上の解答を作成するのは大変ですよね。
そんな中でSWOT分析をすると言っても、例の4象限の図を書きあげるなんてことはちょっと現実的じゃありません。そこまでしなくても、与件文を色分けしたり記号を書き込んだりしながら頭のなかでS/W/O/Tに分類していくだけでも十分だと思います。
それからSWOT分析の弱点に「なにを強みとしてなにを弱みとするかは状況次第」という曖昧さがあります。試験対策上この弱点を克服する方法としてぼくがいま思い当たるのはこの2つかな。
・過去問から傾向、相場観を掴む(これはとても大事!)
・試験委員の著書をよむ(岩崎邦彦さんの本は1冊読んでおいて損はないと僕は思います)
そうして整理したSWOTと社長の想い(≒その企業の「あるべき姿」)からその企業の「経営課題」、あるいはその事例の「テーマ」ともいうべきものを明確にする練習を、是非してみてください。それが全ての問題の解答を考える際の「方向性」を指し示す灯台的なものになるのではないかと思います。
5.次回以降
・・・・さて、そんなこんなで方向性が見えてきたとしても、それだけで解答を書けるかというと「全然書けないじゃねーか羊男よぉ!!」というのが現実。
そこで重要になってくるのが
・あらかじめ考える/書く上での「切り口」を持っておくこと
・設問分析から作問者の意図を見抜くこと
になります。
このあたりについてはほかのタキメンが有益なノウハウを沢山かいてくれていますので、色々読んでみてください!
ぼくもぼくなりに次回以降書いていけたらいいなぁと思います。勿論いまのところ完全にノープランなので、結果書けませんでしたということもあり得ますのでその場合はご容赦orz
さぁさぁ今回はここまでです。なんとも切れ味の悪い代物にいなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!
今日は最後にみなさまに、ちょっといつもとは趣向を変えてこんな言葉をお届けしたいと思います。ぜひ残り9週間全力で事例と向き合い、試験が終わった時にこのセリフをつぶやいてください!
(そして花京院典明ファンの皆さま、お待たせいたしました!!)
バ・・・バカな・・・
か・・・簡単すぎる・・・
あっけなさすぎる・・・・・・・・
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皆さんの合格の可能性はまだまだ上がります。
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