合格答案(解答)のレベルとは 【しょぱん】
2次受験生の皆さん、自分にとって書き易くて疲れにくいシャープペンはもう見つけましたか?
こんにちは 火曜日隔週担当のしょぱんです。
早速ですが質問です。
2次の過去問を解いていて、こんな疑問を感じることはありませんか。
「自分の解答が合格レベルかどうか分からない。」
正解が公表されない試験です。多くの人は合格者の再現答案と比較することでご自身の解答が合格レベルかどうかを測っているのではないでしょうか。私も最初はそうでした。しかし合格答案は人により解答内容や文体がマチマチで、比較が難しくありませんか?
※1 合格者の答案は、タキプロweb勉強会やAAS合格体験記などで見ることが出来ます。
※2 合格者の解答は全設問で6割超えではないことにも注意。(設問によって4割だったり8割だったり出来がバラついている)
そこで今回は、自分の解答が合格レベルであるかどうかを判定する方法をご紹介したいと思います。
その方法とは、【解答】を【設問】の中に嵌め込んで読んでみて、すんなり意味が通るかどうか確認すること。ただ、それだけです。(何を言っているか分からないと思うので、後ろに例を挙げています。)
そして、読んでみて意味が通れば合格レベルの解答と判断します。意味が通るということは【設問】と【解答】が繋がっているということを意味し、以下2点が出来ているということです。
①聞かれたことに答えている。
②設問文の内容(制約等)に対応している。
この2点が出来れば十分に合格レベルと言えるのではないでしょうか。(出来ていない解答が多いから)
平成27年度事例Ⅰの第2問を用いて、私が作った解答例をこの方法で確認していただこうと思います。
【設問】
A社は、当初、新しい分野のプラスチック成型事業を社内で行っていたが、その後、関連会社を設立し移管している。その理由は何か?
【解答例】
理由は、高難度技術の確立やOEM供給といった既存事業と異なる対応が必要であり、また利益責任を明確にして早期に収益の柱へと成長させたかったため。
【嵌め込んで読むと】
A社は、当初、新しい分野のプラスチック成型事業を社内で行っていたが、高難度技術の確立やOEM供給といった既存事業と異なる対応が必要であり、また利益責任を明確にして早期に収益の柱へと成長させたかったため、その後、関連会社を設立し移管した。
設問文に書かれた「新しい分野」「事業」「設立して移管」に対応した内容になっているため、自分としては【設問】と【解答】が繋がっていると思うのですが、いかがでしょうか?ご興味が湧いたら、ぜひご自身の解答を使って試してみてください。
ここまでお読みいただいた読者からは、
「繋げて意味が通れば内容は何書いてもいいの?」という疑問の声が聞こえてきそうですが、それに対する答えは、「はい、何書いてもよい」です。嵌め込んで意味が通じる内容を書こうとすると、「自然と内容も正解に近いものになってしまう」と思うからです。
ちょっと言い過ぎだったので、半分くらい撤回して、書く内容については別の機会にお伝えしたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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