【毎週日曜日は名古屋の日!】おはようございます。日曜日を担当するレオです。
先週1次試験の合格者が発表されました。近年難化している経営情報システムは加点が入り、経営法務の合格率が6%台と低い結果でした。合格された方、おめでとうございます。次の2次試験はすぐです。ここからさらにギアを上げて行きましょう。残念ながら不合格となってしまった方、悔しい思いと、「来年こそは…」とリベンジに向けた思いがあると思います。来年も同じ結果にならないよう、早めに次に向けた行動を起こしていきましょう!
また、今回の加点により、不合格から合格に変わった方、急いで2次試験の勉強を始めましょう!タキプロ名古屋で毎週日曜日には勉強会を行っています。途中からでもOKですのでぜひご検討ください。勉強会で取り扱う事例については、解答を持参していただければ、解答チェックも行いますよ!勉強会の詳細は、このブログの最後に記載しています。
さて、今回は2次試験のスキルの1つ「考える」について書きたいと思います。
「考える」スキルは、「読む」と「書く」を結びつけることで、与件の整理と1次知識を使って設問要求と対応付けを行います。要素は「与件整理」、「因果関係の結び付け」、「解答骨子作成」があります。
「与件の整理」は、「読む」スキルの影響が強く、与件をしっかり読めていないと整理はできません。整理の方法は、個人ごと、事例ごとに異なりさまざまです。しかし、事例企業の状況を押さえるべき点は一緒です。時系列、組織構成、生産工程、外部環境など与件の読み取れる内容をイメージでき、情報をまとめられるようにしましょう。
「因果関係の結び付け」は、整理した与件情報から設問に繋がる要素を抽出していきます。特に弱みや問題に繋がる原因を挙げ、社長の望む形やあるべき姿に結びつけます。結びつける理由(根拠)が対応策、助言につながります。
「解答骨子の作成」は、設問に対し、どの与件と知識を使って解答の構成を考えていきます。このときに解答の一貫性も考慮します。
じゃあ「考える」スキルをどのように高めたか?私の場合は、下記のようなことを行いました。
①ロジカルシンキングを学ぶ。
ロジカルシンキングは、皆さんもご承知と思いますが、物事を理論的に考えることです。参考にした本は次の写真の3冊です。ロジカルシンキングを意識することで因果関係の対応付けの精度が上がると思います。ロジカルシンキングに関する本は多数ありますが、内容は大差はないと思います。全部読むとボリュームが多いので、最初のほうだけでも十分です。
②与件内容を図式化する。
与件には組織体制や競合環境、事業変遷、コアコンピタンス、課題や問題などの内容が出てきます。「考える」作業を行う上でこれらの情報を整理するためには、図式化するのが分かりやすいです。そのため、80分で解くことは意識せず、図式化する作業を行いました。図式化といっても複雑なものではなく、自分が分かりやすい形の簡単なものです。これを行う目的は、与件からどこで、誰が(何が)、どうなっているのかをイメージできること、現在の事例企業の状況を把握です。試験では、時間が足りないのでこのようなことは行いません。全て頭の中でやります。繰り返していけば、本試験でイメージが掴めると思います。
③フレームワークを意識する。
解答を考える上で答えはひとつではないですし、数個の要因を挙げる必要があります。そのため、SWOTや4Pなどのフレームワークは常に意識しておく必要があります。例えば、「施策は?」や「戦略は?」と聞かれたとき、まずドメイン(誰に・何を・どのように)を考えます。「誰に」は既存顧客なのか新規顧客なのか、「何を」はモノやサービスを、「どのように」はある資源(強みや機会、人材など)を生かしていく方向といった感じです。まぁ簡単に言えば5W1Hですね。これに効果や具体的な内容を付け加えていく感じです。このような方があると、解答がわかりやすくなります。
「書く」、「読む」と同様、基本的、当たり前のことばかりです。でも試験での求められることは、難しい理論やテクニック、斬新な提案ができることではなく、1次試験で学んだ基本的な考え方や理論を使って中小企業(事例企業または出題者の意図する)の問題や課題を解決できること、提案できることと思っています。そのため、試験で如何に基本的なことが当たり前にできるか?当たり前にやるには基本的なことを繰り返すしかありませんよね。
これまで、「書く」、「読む」、「考える」と書いてきましたが、これらを自分やりやすい型に落とし込んで、自分なりの解答方法を見つけていきましょう!試験まであと42日です。次回は時間管理について書きたいと思います。
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【タキプロ名古屋勉強会 2016秋】
9月半ば以降、それまでに勉強してきた2次試験突破するための基本スキルを、いよいよ実践的に使えるようにする段階へと移行する必要があります。
タキプロ名古屋の勉強会(後半)では、まず事例Ⅳのよろず相談室を行います。 過去問題や予備校の模擬試験問題でわからないことについて、皆さんのご質問にお答えします。
また、第6~8回事例Ⅰ~Ⅲの勉強会は、皆さんが実際に作成していただいた再現答案をもとに、受験生の皆さんとタキプロメンバーでディスカッションをしていただきます。自分一人では気づかない切り口や、より伝わりやすい書き方を習得していただき、合格レベルの答案を目指します。
大きな山場を乗り越えるための
ラストスパートです。ぜひご参加ください。
【開催概要・スケジュール】
場所 : 瑞穂生涯学習センター(名鉄堀田駅、地下鉄妙音通駅下車)
時間 : 9:15受付開始/9:30~11:40(途中10分休憩)
参加費: 1,000円
定員 : 10名
内容 : 第5回 事例Ⅳなんでも相談会
第6~8回グループワークによる再現答案のブラッシュアップ
持参物: 筆記用具、電卓、
第5回は、聞きたい事例問題(過去問や予備校の模試問題)と模範解答を必ずご持参ください。
第6~8回はご自身の再現答案のコピーを6部ご持参ください。
第5回 9月18日(日) 事例Ⅳ なんでも相談会
第6回 9月25日(日) 事例Ⅲ 平成24年 グループワーク
第7回 10月2日(日) 事例Ⅰ 平成26年 グループワーク
第8回 10月9日(日) 事例Ⅱ 平成23年 グループワーク
お申込み https://goo.gl/forms/jIvh0qv3Q7GEX2ej1
【お問い合わせ】
タキプロ名古屋 takipronagoya@gmail.com
【その他勉強会のお申込みはこちらのページから】
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