2次試験 「合格する答案」の3つの共通点 /あっきー

こんにちは、あっきーです。

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1次が終わり、2次試験本番まで残り10週間。
なんとなくふんわりした状態で「雲をつかむような」試験勉強をしている方も多いと思いますが、合格する答案にはいくつかの共通点があります。
今回は、合格に少しでも近づける答案を作成するためのポイントをお伝えします。

ズバリ、この試験はわかりやすい解答を書ける人が勝ちます。

中小企業診断士の試験で試されるのは、「知識・思考能力」と「プレゼンテーション能力」です。
別の言い方をすると、「内容」と「伝え方(方法)」や、「What」と「how」などと言われたりもします。

勉強をするときは、ついつい「知識・思考能力を高める学習」ばかりに目が行きがちで、「伝え方」を磨くことに力を入れていない方が多いように思います。知識面はできないことを痛感し、学力の向上が比較的わかりやすいですが、伝え方(書き方)は出来ないことを自分自身が認識しにくく、学習の方法もわからないからかもしれません。

確かに、試験では「内容」が合っていなければ点数にならないので、その力を高めるのは必要です。ただ、多くの受験生が一定以上の知識水準があり、いくつかのトラップが仕掛けられている設問に対しては、一部の実力者を除いて、それほど知識面での実力は差がでないように思います。
私自身は2次試験合格まで3回の受験をすることになりましたが、1回目と3回目で知識面での学力に差があったかと言えばさほど違いは無いように思います。
そんな中で、他のライバル達からほんの少し良い点数を稼ぎ、上位20%に入り合格するためには「伝え方」の実力を磨くことが重要です。

2次の試験勉強をすると、模範解答と照らし合わせて、自分では模範解答と同じ内容を書いているつもりであるにも関わらず、点数を獲得できないケースは多くあり、「答案に同じ内容を書いているのに点数をつけてくれない」という不満になりがちです。
ただ、自分の解答を正当化している段階では、残念ながら何度受けても合格のきっぷはあなたのところに届きません。なぜなら、この試験が求めている「伝え方」の能力が低く「残念な答案」になってしまっている可能性が高いからです。つまり、自分では、正解に近い内容を書いているつもりでも、「伝え方」の能力が低いため、出題者の意図する内容に足りていない、もしくは採点者が求めている解答になっていない、と判断されてしまうことがほとんどです。

 

<「合格する答案」の3つの共通点>

採点者へ「この受験生は理解している」と思わせ、点数をあげたくなるポイントは究極に言えば一つです。

それは、わかりやすい解答を書くこと。

わかりやすい解答を書くための、代表的な要素は以下の3つです。

①因果関係がはっきりしている
「〇〇だから、××を行う」
「××を行い、△△を目指す」

②具体的な内容を複数書く
「〇〇の向上を図る為の、具体的施策は①××、②××、③××です。」
「△△の原因は、①××、②××、③××だからです。」

③与件文で使用されている重要なキーワードは変換せずにそのまま引用する
「合格する答案」は、必要とされる重要なキーワードをそのまま引用し、簡潔な文章解答です。
一方で、「残念な答案」で多いのは、与件文に出てくる重要なキーワードを自分なりに解釈し、別の表現に変換して、自分の考え方として述べてしまうものです。

中小企業診断士の2次試験には、模範となる解答があるはずです。
その解答のパターンに自分の答案をいかに近づけるか、が重要です。あなたの意見を解答するのは重要でないばかりか、その傾向が強いと「残念な答案」になってしまいます。採点者はあなたの意見を聞いているわけではなく、模範解答にいかに近い解答を書けるかの能力を試されていると考えると良いと思います。

中小企業診断士の試験は、車の仮免許みたいなもので、華麗なドライビングテクニックは求められておらず、基本的な交通ルールを理解しているか、路上に出て事故を起こさないか、を点数化して採点されます。
必要なのは、
①最低限のコンサルタントとしての基礎知識の有無
②この試験が求めている思考方法
③採点者が読みやすい答案
華麗なるドライビングテクニックを披露しようものなら、危険運転とみなされて、大きな減点をうけてしまうリスクは大きいです。

 

<当日は、「実力が無い人」の群れに加わりたい>

上記の話とは全く別の話ですが、私が合格した年の受験の際に注意を払ったのは、願書提出の時期です。正直なところ、実力で受かる自信がなかったので、実力が無い人たちに紛れ込み、少しでも有利な採点を受けられるようにしたいと思い、なるべく遅く願書提出を行いました。
気合が入っている多年度受験の猛者たちは、自分の実力で合格する自信があるためか早めに願書を提出する方が多いです。一方で、後半になると1次通過者が多くなり、2次の経験や学習時間の少ない受験生が多いです。周りの受験生の解答が、あまりレベルが高くない場合は自分の解答が「イケている」ように見えるかもしれないと、わずかなのぞみを託していました。

これから、忙しい時期になるので、時間の捻出や学習の継続は難しいと思いますが、
合格まではあとわずか、合格点付近に集まる受験生は多く、合否は紙一重です。
伝え方」のスキルを上げて、「合格する答案」が書けるように頑張ってください。

 

次の投稿は、きらさんです。お楽しみに!

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