ワッキーの2次試験対策~2次試験の効果的な事例学習の方法~
皆様、初めまして、タキプロ10期のワッキーです。
今回、初めて投稿させていただきます。
よろしくお願いいたします。
まずは自己紹介をさせていただきます。
年代/性別:50代/男性
職種:営業
受験歴:1次3回、2次3回
勉強時間:最終年のみですが、1次約300時間、2次約400時間
勉強方法:独学→MMC→独学
得意科目:1次 企業経営理論 2次 事例Ⅱ
さて、これをご覧になっている皆様は、初学者の方から2次試験をご経験され、今年は1次試験を受けない、という方まで様々な方がいらっしゃると思います。
今日は、どちらかというと主として独学で2次試験に臨む方の学習方法についてお話いたします。
2次試験の勉強で、先ず思いつくのが、「事例問題を解く」ということです。
様々な本や記事には、「最低100事例は解きましょう。」とか、「合格した人は平均〇〇事例解いています。」などと書かれています。
だから「より多くの事例数を解けばよい。」という間違った認識が生まれてしまいます。もちろん限度や程度はあります。「2次試験本番までに4事例しか解いていません。」という人が合格することはまずないでしょう。ある程度の閾値はあります。ある程度の数を解いている場合は、数よりも質が重要になってきます。
質の指標は下記の2つです。
1. 解いた後の解説等による自主添削をどれだけ濃く行ったか。
2.過去問の事例を解いた数または率
この1.が重要です。80分で試験を解いたら、少なくとも150分は自主添削に割きましょう。
設問のヒントがどこにどのように散りばめられており、それをどのように活用して回答を作成していくか、単に「できた」「できなかった」を見るのではなく、事例を研究するように、じっくりと与件分を分解して、「第1問のヒントはここにこのように書かれていた。」「第2問のヒントはこのキーワードを用いた。」等、じっくりと見直していけば150分でも足りないぐらいです。しかし、そうすることで、与件文と設問をどのように結び付けたら良いか、理解できるようになります。
事例を研究するつもりで、じっくり腰を据えて事例に取り組みましょう。
また、自主添削には少なくとも3つ以上の模範解答を参考にしましょう。
私の場合、MMC、TAC、ふぞろい、全ノウの解答を参考にしました。2次試験に絶対的な正解は出回っていません。予備校や出版社によっても模範解答は異なります。それらを見比べながら、自分なりの「秀逸回答」を答案として作ってください。そうすることで、自分の中の試験対応力が向上していきます。
ここで参考ですが、よく世間では「試験は60点で合格なので、下手に秀逸回答を目指して外すよりも無難に書いた方がよい。」と言われます。これは「トリッキーな回答を書かない。」という意味で、「高得点を目指さない。」という意味ではありません。私は、無難に60点を目指していると60点は取れないと思っています。
自分が「秀逸回答」と思っていても、それでやっと60点程度であると思っています。
ということで正攻法の「秀逸回答」を目指しましょう。
次に、「過去問事例の率」についてご説明します。これは事例ⅠからⅢに限った話です。
「事例を沢山解けばいい。」と言う人の中には、「初見問題を解いた方がいいから、いろいろな所から問題を集めましょう。」言う人もいます。
しかし、経験者の方はお分かりになると思いますが、予備校が作った問題と本試験の問題は全く違います。先日ある中小企業診断士の大先輩に聞いたのですが、診断士協会の中に、事例問題を作成するグループが有って、あちこちに販売しているそうです。
診断士になれば、そういう収入の道もありますね。
一部の診断士や予備校講師が個別に作成した問題は、やはり与件文や設問を詰め切れておらず、本試験問題には及びません。私見ですが、予備校などの独自の問題は、春頃に初学者がこういったタイプの問題に慣れることに使うのはいいですが、1次試験以降はあまりお勧めしません。
それよりも過去問をしっかり繰り返し解く方が合格への早道だと思います。
私の場合、8月以降は平成27年から29年までの3か年の問題(計9事例)を繰り返し解きました。
事例Ⅳについては、計算の問題集等があるので、それをひたすら繰り返し解くことをお勧めします。私は平成28年の受験期にとある予備校に通っていたので、平成30年においても、そこの計算問題集をひたすら解いていました。
ちなみに昨年の私の成績は、事例Ⅰ:58点、事例Ⅱ:77点、事例Ⅲ:58点、事例Ⅳ:72点でした。
これを見て、「偉そうに言って事例ⅠとⅢは60点を切っているじゃないか。」という人もいらっしゃるかもしれません。しかし、苦手科目で58点を取れれば、得意科目で62点取れれば十分にカバーできます。苦手科目でも着実に60点近くをキープすることで、確実に合格に近づけると考えております。
(ちなみに初めて受験した時の事例Ⅰは38点のDでした。)
そのためにも上記の1.2.を徹底することが効果的であるの考えるのです。
このブログを読んでくれた皆様が難関を突破されることを祈念いたします。
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