【２次向け】マス目を上手に埋めるために その１
こんばんは。“書くことがなければ知財ネタを書けばいいじゃない”のなず＠タキプロです。
さすがに延々と知財ネタばかり書いているわけにもいかないので、今月は２次試験のお話をしてみようと思います。知財ネタは6月頃予定の「試験に出そうな平成23年法改正項目」まで封印します。たぶん…
診断士受験生には社会人の方が多いのでご存じかと思いますが、一文の文字数は40～50字程度と言われています。80字を超えると読みにくいようです。
ところが、診断士試験での解答の標準文字数は100字程度です。この100字になるべく多くを詰め込むために、一文で解答することが多いです。したがって、読みにくい文章にならざるをえません。その中でどれだけ読みやすい文章にまとめるか、は結構重要なスキルですよね。
また、まとめ方を決めておくと、字数の過不足による書き直しを防止することもできます。
今日は平成24年度事例Ⅲの第４問を利用して、私の解答骨子メモをご紹介しつつ、上手なマス目の埋め方について書いてみます。
（といいつつ遅筆の私は80分の時間でメモを作る余裕がないので頭の中にメモるのですが…）
Ｃ社の既存製品の販売数量は減少傾向にあり、さらに既存顧客から製品単価の引き下げ要求がある。それを克服して収益性を高めるためには、あなたは中小企業診断士としてどのような方法を提案するか。Ｙ社との新規取引以外で、Ｃ社にとって実現性の高い提案を140字以内で述べよ。（平成24年度事例Ⅲ第4問より）
まずは、ざっと解答の骨格をメモします。今回の問題であれば次のようなメモをします。
Ｃ社の収益性を高めるため、①～、②～、③～、④～、を提案する。
ちなみに第4問は2番目の文と３番目の文とで問いかけ方が若干異なりますね。上の骨格は２番目の文に対応して書きましたが、３番目の文に対応して次のような骨格でも良いと思います。
Ｃ社の収益性を高める実現性の高い提案は、①～、②～、③～、④～、である。
ここで注意したいのは、「できるだけ主語を書くこと」と「主語と述語を対応させること」です。意識せずに解答を書くとしばしば主語と述語の対応がとれなくなります。このような文章は一読して意味が取りづらくなります。何度も読み返さないと理解できないような解答には点をつけたくないですよね。サッと読める解答を心掛けるのはとても大切です。
そしてもう一つ。問題文中に「目的」や「効果」に類する表現がある場合には、これを解答に盛り込みましょう。今回は、「収益性を高めるため」とあるので、これをそのまま書きます。「目的」や「効果」の言葉が入ると解答に説得力が加わります。
骨格ができたら、次は具体的な内容に入ります。今回は140字で書くことが要求されています。骨格部分で20字ほど使いましたので、残りは120字です。残り文字数から見積って、30字で４提案か40字で３提案が妥当でしょう。
いかがでしょうか。これで140字という比較的長い解答も30字～40字程度のブロックをいくつか作る問題に分解されました。この程度の文字数であれば比較的簡単に作文できると思います。
思ったより長くなってしまったので、今日はここまでにします。
次回は今日の続きとして30字～40字のブロックの作り方について書いてみます。
最後はタキプロセミナー＆勉強会のご案内です。
4/28（日）タキプロ絶対合格セミナー2013春 in 名古屋
今年度の名古屋の合格者が、中小企業診断士試験に役立つノウハウ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
【セミナー概要】 １０月の２次試験（筆記試験）突破を見据え、これからの６ヶ月の
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定（東京）】
・4/7（日） 9時半～12時 京橋プラザ区民館 題材：H23事例1＆1次対策（希望者あれば）
・4/11（木） 19時～22時 京橋区民館 題材：H23事例2＆1次対策（希望者あれば）
・4/21（日） 9時半～12時 京橋区民館 題材：H23事例3＆1次対策（希望者あれば）
・4/25（木） 19時～22時 八丁堀区民館 題材：H23事例4（予定）＆1次対策（希望者あれば）
＊2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
＊1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪
Follow me!
