【多年度受験生向け】 初見の問題でハマりがちな罠①(GW特集)
こんばんは。2次試験を6回受験したすりっぷ@タキプロGWゲストブロガーです。
毎年4月の終わり頃から受験校の模試等、初見の事例に接する機会が増えてくるかと思います。特に多年度生で独学状態になると、この時期の模試は2次試験後初の実戦です。今日は、それゆえに私がハマった罠とその回避法をご紹介します。
毎年恒例の不合格通知が届いた後、各受験校の模範解答を見ながら「自分の解答は根本的にダメだ」と反省していました。そして、なんとか「自己流ではなく予備校の解答に近づこう」と思っていました。
そこで冬の時期には過去問を中心に
①解答の精度を高めるため、模範解答を参考に、1次知識をうまく入れた“綺麗な”解答を書く練習。そのための1次知識の復習。
②全く外した問題は、解説の考え方をなぞって、受験校と同じ考え方を体にしみこませる。
といった対策に明け暮れていました。
そんな事を3か月位続けていると、受験校の解答プロセスはもちろん、模範解答までも覚えてしまうレベルになります。ただでさえ受験生歴は長いので解答プロセスや1次知識の引き出しも多くなります。しかし、というかそれゆえに、この時期の模試の結果は平均点以下ばかり。
その時に出現した主な症状は以下のとおりです。
①与件・問題文を読んだ後、すぐに解答の骨子が浮かぶ。特に1次知識のキーワードがすぐに思い浮かぶ。まゆげさんの「1次知識の使い方①(まゆげがはまったワナ)」に似ていますが、神が降りてきます。
ここで与件文の分析を軽視し、勢いづいて解答を書き始めると
・内容が与件から逸脱 。
・自分では模範解答と同じ内容を書いているつもりが、採点者にそれが伝わらない。
といった事になり、点が入らない。
②解答内容が思い浮かばず、時間もないのでなんとなく解答を書きはじめたら、次々とアイディアが思い浮かび簡単に字数が埋まる。
ところが、これは自分の頭の中で勝手に展開した解答で、模範解答と内容が違う。
そのため、点が入らない。
といったものです。
これらの症状の原因は、
長い受験歴・勉強歴で身につけた知識が“ひらめいた” ものの、 実際の正解とは違う事を書いていたのです。このワナにはまらないためには“ひらめき”の回避が必要です。
その方法は
○精神面
「そもそも簡単に答えは出てこない」事を意識して“ひらめいた”ら必ず“疑う” 。
○作業面
“頭”を使う前に“目”を使い、頭の中で勝手な論理を作らない。
具体的には、
・解答骨子をメモしてから解答を書きはじめる
・該当する与件文を蛍光ペンで塗る、空欄にメモするなど、“見える”ようにする。
・問題解決型の問題では、結論→理由の順番ではなく、理由→結論の順で書く
“ひらめいた”結論が間違っていた場合、それに付随する理由の部分もそこにつられる可能性があります。理由を与件文から探し、そこから解答を展開する事で間違った“ひらめき”の結論に行きつく事を避ける。
多年度受験で勉強量には自信があるのに、結果が悪くなるという方は要注意です。もちろん“ひらめき”で点が入る方は時間の無駄ですのでマネしないでください。
次回は、事例Ⅳでハマる罠を紹介したいと思います。
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5/6(祝)13:30~16:30
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タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
・5/9(木) 19時~22時 京橋区民館 題材:H22事例1&1次対策
・5/19(日) 9時半~12時 京橋プラザ区民館 題材:H22事例2&1次対策
・5/23(木) 19時~22時 八丁堀区民館 題材:H22事例3&1次対策
*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
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